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オシャンなホテルの話

また、国頭に来ている。
また、と言うのは、2週間ほど前に仕事出来たから。
今回は家族とプライベート旅行である。
僕はあと少しで41になる。
振り返れば、意図せず仕事に多くの時間を割いてきた。
仕事とプラベートの境は無いので、気が付かなかったが、どう線引きしても多くが仕事に属する。
僕が仕事で手に入れたものは多いが、最たるものは、今の家族との生活だと思う。
そこで仕事と切り離し、仕事臭のする都会から2週間30分離れた国頭に、プライベートをしに来たと言うわけだ。
はたからみると、仕事人生に全てを捧げたつまらない男の慰み行為に見えるのだろうか。
実際、そう言われても惨めでは無い。
41とはいえ、働き始めて、たったの約20年でここまでのモノを手に入れたのなら、20年は人生を仕事に捧げたと言っても価値があるし、遊びのような仕事だったから酒の美味い物語ばかりだ。
正直、仕事は普通の人より上手いと思う。
でもプライベートは下手だと思う。
人生=プライベートという考え方はしてないが、そう考える人の方が多いから、きっとプライベートはもっと楽しいはずだ。
国頭旅行はそのための最初のステップで、印象を決める重要な一歩である。
泊まったのは、YANBARU HOSTEL。
むちゃくちゃオシャレだ。

こーゆーエントランスなのだ。
大事な一歩とはいったが、オシャン!!
そしてロビーはこうなのだ!

スタッフはイケメンとイケジョで、見た事ないけど、これがテラスハウスか…
なんでも廃業したホテルをリノベーションしたとか。
むむむ。これはちょっとハードル高すぎたか…

こーゆーの普通でしょ、とか決め込んでる奴とは出来るだけ距離を取って生きてきたが、まさかウッカリ住人になるとは。1泊2日だけど。
何もかもオシャンだけど、高校時代にハマったビリヤードだけはなんとか出来るので、子供達と遊んで、団欒。
テレビが無いというのは、いい。YouTubeやNetflixの事を考えなくて済む。
とはいえ、せっかく国頭まできてビリヤードというのもオシャレなので、海まで歩く事にした。
徒歩10分だった。
海は少し荒れていたがとても美しく、そこにいた中学生までもが美しかった。
旅モノのエッセイでは、美しいものに触れて、センチないい感じ言葉を並べたりするが、幸い僕には語彙が思い付かないので、感傷に浸る事もない。
子供達と一緒に、石を拾って投げて遊んだ。
おっと、小雨。
戻りながら、国頭の商店で夜のお酒を仕入れる。
ついでにこーゆーのが売っていて、なんか嬉しい。

近くの居酒屋で飯を食って、お酒を少し飲んで、ホテルに戻ってまたビリヤード。
子供達がハマってしまったのだ。僕がやろうと言ったのでは無い。
でも一緒に遊べるのは嬉しいし、圧倒的チカラでねじ伏せるのも楽しい。笑。
奈良から来たという、オシャンな女性スタッフが、映画のように話しかけてきて、少し談笑したのも楽しい。子供達も仲良くなった。
でも、少しハードルが高すぎたようで、すぐに疲れてしまった。居心地は悪く無いんだけどね。
リフレッシュ出来たかといえば、僕の20年はそう簡単では無いんだろう。でも一歩目としてはまずまずではないか。
名前も知らないオシャンなおねーさんは、偶然国頭のこのホテルで住み込む事になったそうだ。
何かに流されるのも良いのかもなぁ。
ちなみに1ヶ月住んでも3万円との事。

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