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いい加減でもいいじゃないかという話

人はいい加減だ。
生き物はいい加減だ。
いい加減なのに、それを否定してちゃんとしようとする。

ここでいういい加減とは、「良い湯加減」「ちょうどいい塩梅」「いい感じ」などということではない。

テキトーで、気分やで、忘れっぽく、約束を守らない様のことである。

生き物はだらしないのだ。

だらしないことを認めずに、しっかりしようとする。
気分を落ち着かせて安定させ、忘れないようにあらゆる手段を使い、約束を守ろうとする。

それはとても疲れる。
とても疲れるので、しっかりしようとしない人が憎く見える。
そして攻撃する。

だらしないということを認めてもいいんじゃないだろうか。
全部が全部ということもないけど、必要以上に迷惑をかけないなら、寛容になってみてもいいんじゃないか。

人間以外の動物にそれを習ってもいいんじゃないだろうか。

ウチの猫は、寝たい時に寝て食べたい時に食べているようだ。
実にだらしがない。

もしヒトがそのようにしたらいかがなものだろうか。
でも、やるべきことをちゃんとやっていて、そのようにしているのなら、誰にも迷惑をかけていないなら、別にいいんじゃないか。

取り締まるよりも、寛容な人をたたえてはどうだろうか。
ほんのちょっとだけ。

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