【妊娠後期備忘録】32週:切迫早産&胎児発育不全のダブルパンチで再入院
前回の退院からわずか1週間の自宅安静。
1週間後の妊婦健診で、今度は赤ちゃんの推定体重が増えていないとの診断で即入院となりました。
赤ちゃんはいまだに逆子で、逆子は推定体重も測りづらい傾向にはあるようですが、それでも週数にしては小さいので管理入院に。
私も赤ちゃんの発育はとても心配なので、入院することに抵抗はありませんでした。(もう慣れた笑)
31週5日の妊婦健診で胎児発育不全の疑い⁉︎→再入院
退院後の健診。お腹の張りと頸管長はOK…と思いきや今度は赤ちゃんの発育に心配が。
前回2週間前の健診から推定体重が変わらず、発育曲線からズレてしまっていました。
28週:1150g(平均ど真ん中)
30週:1300g(ちょっと成長のペースが落ちる)
32週:1300g(発育不全疑い)
28週までは本当にずーっと平均値で順調だったのに、なんで突然成長が止まっちゃったんだろう?
頸管長よりも赤ちゃんの不調の方が不安で不安で仕方なくて、頭が真っ白になって怖くて入院してお部屋に入ってからずっと泣いてました。
子宮内胎児発育不全とは
何らかの原因で胎児の発育が遅れたり止まってしまう状態のことで、原因が母体側なのか胎児側なのかなどを調べながら、診療が行われます。
胎児発育不全には、均衡型・不均衡型・混合型があるそうです。
【1】均衡型:頭・体・脚の全体が小さく先天的なもの。胎児自身の障害や染色体異常によるもの。
【2】不均衡型:頭は週数通りに近く大きくなっているが体が小さい栄養失調型。発育遅延児の7割を占めるのがこの不均衡型。
【3】混合型:母体側の妊娠高血圧症や、喫煙・アルコールなどの影響。
私の場合は【2】の不均衡型で頭や脚はほぼ週数に近く、体だけが小さい状態なので、栄養不足を解消して循環を良くする方向で様子見となりました。
私の場合:発育不全の原因の可能性
妊娠高血圧症などの症状はないのでとりあえず一安心しました。胎盤やへその緒などの異常も今のところはありません。
不均衡型の発育不全は、これといった原因が見つからないこともあるようです。
私の場合は、ご飯は普通に食べていたし、睡眠も問題なくとれていたと思います。パソコンでの仕事だったので重労働もしていません。
考えられることとしては、逆子なのでそもそもサイズが測りづらいということと、子宮筋腫の影響があるかもしれないということ。
あと、これは結構忘れがちですが、パソコンでの仕事中、呼吸が浅くなりがちだったり、水分補給が足りなかったなど、振り返ってみれば反省点もありました。
発育不全の治療(?)と入院中の過ごし方
不均衡型の発育不全で原因が明らかではない場合、これをすれば解決するという治療法はありません。
私の場合は以下の対策をしながら、週1回のエコーで赤ちゃんが成長しているかを確認していきました。
・栄養バランスの整った食事を3食しっかり食べる
・ビタミンの点滴と酸素吸入
・お腹の張りが原因の可能性も考えて張り止めの点滴
・NSTモニターで胎児の心拍状態や胎動を毎日確認
あとは自分なりに横になる時間を増やしたり、呼吸を意識したり、水分をたくさんとったりなど、できることは全部やりました。
ちなみに:早産児と低出生体重児の違い
一時的に発育不全が見られたとしても少しずつでも成長していれば、お腹の中でできる限り大きくさせて臓器などを成熟させる方向性になるようです。
逆に、お腹での成長が見られず赤ちゃんにとって胎内の環境が悪ければ、外に出して育てていくみたい。
ただ、多くの病院・お医者さんは、体重が大きい小さいよりも、お腹の中で育てる在胎週数の方が大事だと言っています。
・早産児:在胎週数が37週未満で生まれた
・低出生体重児:出生児の体重が2500g未満
(極低出生体重児:1500g未満
超低出生体重児:1000g未満)
早産児と低出生体重児は別物として考えるんですね。知らなかった!
出生体重はお母さんの体型やその子の個性によっても変わったり、エコーでの測り方でも誤差が出てくるので、胎内での成長が見られるのであれば、37週までお腹で成熟させることを目標に経過を観察していくとのことでした。
本当の赤ちゃんファースト:初めて躊躇なく仕事を手放せた
自営業・個人経営をしている私にとって、仕事は生活の一部。オンラインでも仕事ができるので、前回の入院中は、個室で普通にオンラインコンサルやパソコン作業をしていました。
でも、今回はそれどころじゃない。前までは仕事が精神安定剤になっていたし、本心からそう思っていたけど、今回の入院では仕事に没頭して赤ちゃんのことを忘れてしまう自分がすごく怖くて、初めて心から仕事から離れたいと思いました。
今までずっと口では赤ちゃんファーストって言いつつ、結局自分のこと・仕事のことばっかりのママだったから、今回赤ちゃんが私に身をもって叱ってくれたのかな。
いきなり仕事から離れるなんてお客様に迷惑なんじゃ…と思っていたけど、事情を話して産休というかたちをとることにお客様みんな快く受け入れてくれました。本当に感謝しかありません。
赤ちゃんと向き合った1週間
妊娠9ヶ月目。32週の1週間は、赤ちゃんの発育不全と向き合って、仕事を初めて本当の意味で手放して、赤ちゃんのことをたくさん考えました。
1週間後のエコーの結果
32週:1300g
33週:1500g
増えている!まだ週数としては小さめだけど、成長が止まってなければ大丈夫ということなので、本当に安心しました。
この調子でしっかり37週まではお腹で育ててあげたい!
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