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【妊娠後期備忘録】33週:入院中に初めてのお腹の痛み▶︎突然の集中管理下へ

再入院2週間目に入った32週6日から33週に切り替わった深夜。

今までお腹の張りは感じていたものの、わかりやすい「痛み」を感じたことはなくて、生理痛のような、でも少し違和感があるような、初めての感覚がありました。

トイレで一度起きたあと、寝ようとした時に、どの姿勢になっても痛みがあって眠れず、思い切ってナースコールをしました。

NSTモニターで3〜4分間隔の張りを確認▶︎マグセント点滴追加

3〜4分間隔の張りと痛みがなかなかおさまらなかったため、リトドリンに加えてマグセントという点滴を追加。

切迫早産経験者の妊婦さんはわかる方が多いかもしれませんが、妊婦殺しと言われるほど副作用が強いマグセント。

リトドリン(ウテメリン)の副作用
・動悸
・手の震え
・吐き気など
マグセントの副作用
・喉の渇き(水を常備)
・ほてり (アイスノン必須)
・血管痛 (位置によっては激痛)
・倦怠感 (まぶたが本当に開かない)

リトドリンの副作用はそこまで気にならなかったのですが、マグセントの副作用はやっぱりレベルが違いました。

しかも点滴刺す血管が見つからなくて、よりによって痛い手の甲に入れられました。泣

でも、その時は点滴の副作用よりも、お腹の痛みの方がつらかったので、マグセントを入れてお腹の痛みが治まったことですごく安心したのを覚えています。

尿道カテーテルを入れられてベッド上徹底安静▶︎張りの原因を確認

ベッド上で徹底安静させるために、おしっこの管を入れられるという人生初めての体験をしました。

妊娠後期にお腹が張るのはよくあることと言われているけど、張りや痛みの原因が細菌などの炎症の可能性もあります。特に入院中はどうしてもシャワーの頻度が少なかったり、膣まわりが蒸れたり清潔に保てないことによる菌の繁殖や膀胱炎などのトラブルがありがちなのです。

私の場合は、赤ちゃんが逆子だったので膀胱を蹴られることが多く、膀胱炎の可能性があるかも、とのこと。カテーテル内のおしっこが濁っていたのも一つの手がかりになったみたいです。

痛みのあった次の日の朝に急いで先生に診てもらったところ、子宮口はあいてないけど、少しの出血があるとのことですぐに処置して、消毒・洗浄。

膀胱炎の抗生剤を点滴で打ちながら、膣内と膣まわりを清潔に保つように、徹底的な洗浄をしてもらってました。(まさかこの歳で内診台の上で看護師さんに、毎日お股を洗ってもらうことになるとは…)

最低でも35週までの2週間は絶対に悪化させないように徹底管理

個室から大部屋に移動させられ、まさかの徹底管理患者になってしまいました。

おしっこも自分で行けない、点滴の副作用が強すぎて歩くこともままならない、いったい自分のレベルがどれだけヤバいのかもわからず、この状況になってから1〜2日間は絶望でした。

落ち着いてから看護師さんが状況を話してくれました。

・張りと痛みの原因は膀胱炎の可能性が高い
・今の段階での細菌による炎症や感染を防ぐためにできることを全て行う(抗生剤・消毒・洗浄など)
・頸管長や子宮口を内診で確認する
・最低でも35週までの2週間は赤ちゃんを安全な状態でお腹の中にいさせる
・35週をクリアしたら37週の正期産を目標に!

とにかく食事以外は横になっていること、便秘にならないように気をつける、血栓ができないように寝返りは意識するなど、私ができることはそれくらい。

個室と違って、大部屋でテレビもない、電話もできない、常に人が出入りする場所で、不安な1週間を過ごしました。

涙が出そうになることはあったけど、思い切り泣き出してしまうことはありませんでした。

とにかく今は赤ちゃんのために、まずは34週まで、最低でも35週まで、次は36週まで、そしてなるべ正期産の37週まで、気を確かに持って頑張ろうという一心だったと思います。

この1週間は、私と同じような状況でがんばってる妊婦さんたちをSNS、ブログ、YouTubeで見ることで、なんとか精神を保てていました。

1週間の徹底管理下での処置で経過は良好!

既に入院中だったということもあり、早めの申告と早めの処置で1週間で経過は良好。

状況が悪ければ最低でも2週間は徹底管理を覚悟していましたが、1週間でおしっこの管(尿道カテーテル)も取れて、元の個室に戻ることができました。

・頸管長がしっかりと閉じている
・発熱がなく食事もしっかり食べられている
・マグセントを使ってからお腹の痛みが治まった
・お腹の張りが落ち着いていて出血などもない

先生も看護師さんも「おかしいなと思ったその日に我慢せずに言ってくれて良かった」と何度も言ってくれました。

まだ33週で成熟度的にも産ませたくない、しかも赤ちゃんも小さめという不安要素も重なって入院しているので、病院側も本当にとにかくできることをやってくれてすごく心強かったです。

陣痛・破水・早産の危機からはなんとか脱出!37週までは油断禁物

生きた心地がしなかった33週を越え、無事に34週を迎えましたが、目標はもちろん37週以降の正期産。

また突然何があるかわかりませんが、少なくとも今回のことがあったので、いつもと違う変化があったらすぐに報告できると思うし、36週までは炎症などがないか細かく見てくれるので、気を抜かずにがんばります。

もう点滴も慣れたから、ずっと入院していたい。笑
本当に病院の皆さん良い人たちで、めっちゃ精神的に救われてます!

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