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沖縄出身の夫との結婚|ナイチャー嫁としてやっておいて良かった10のこと

沖縄出身の夫と付き合ったのが大学時代。
別れたり遠距離を経験しつつ付き合い5年。
沖縄に引っ越してきて1年で結婚。
結婚して5年。沖縄に来て計6年が経ちました。

最初は、彼から来てほしいと言われて来たので、沖縄大好き!楽しい!移住したい!という気持ちもなく、修学旅行以来、約10年ぶりの沖縄だったので、これからここに住むんだという気持ちにはなかなかなれませんでした。

そんな私が今やもう島ないちゃー歴6年。ないちゃー嫁歴5年。すっかり沖縄に馴染んだ私が、結婚前後にしておいて良かったと思う10のことをご紹介します。

あくまでも個人的な意見ですが、参考になれば嬉しいです(^^

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1. 彼と両親の関係性・親戚との距離感を見ておく《結婚前》

結婚する前に絶対に見ておいてください。沖縄はそれぞれ家族によって距離感や関係性、慣習・ルールなどが異なります。

有名なチェックポイントとしては長男問題ですね。特に先祖の仏壇を守る長男の長男という立場の場合、長男嫁になることで嫁としての仕事の大きさや責任の重さが格段にアップするのであらかじめ覚悟が必要です。(沖縄出身の女性でも長男嫁は嫌がる人が多いみたい…)

あとは、彼と両親との関係性も大事。例えば、両親と妻の意見が異なったときや対立が起こったときに、やたら両親や兄弟を擁護されて、それが毎回続くような相手だったら、わたしは結婚を躊躇してたかもしれません。

県外から自分の家族や友達が近くにいない環境に飛び込んできた妻の一番の味方でいようという意識が相手にあるのか、これがないと結婚しても家族問題でどんどん孤立していってしまう可能性があります。

2. うちなんちゅ旦那 × ないちゃー嫁の夫婦友達を作る《結婚前》

夫や彼氏が沖縄出身で、県外から沖縄に移住・引っ越してくる女性はたくさんいます。結婚する前に、同じ状況のカップルや夫婦の友達を作っておいて、悩みを共有したり、相談ができる環境を作っておくと安心です。

最近では、SNSやブログなどで「ナイチャー嫁」や「沖縄移住」といったキーワードで検索すると多くの方々が出てくるので、思い切ってメッセージを送ってみるといいでしょう。たいていは優しく対応してくれます。

ちなみに私もナイチャー嫁繋がりの友達を定期的にメッセージいただいた方に紹介したりしているので、お気軽にインスタなどでDMくださいね^^ @miolalaclip

3. 夫婦共通で会える友達を作る《結婚前》

結婚前の相談事は、夫婦・カップルの両方の共通の友達にするのが効果的。例えば夫・彼氏のことを全く知らない友達に相談するのと、共通の友達に相談するのとでは相手の立ち位置も変わってきますよね。

共通の友達を通すことで、直接相手に言いづらいことや、話し合いたいことがスムーズに進むことも多々あります。

4. 夫繋がり以外の友達を作る《結婚前》

これ、すごく大事です。沖縄に来てすぐは夫(彼)から紹介してもらった人しか繋がりがない状態かもしれませんが、自分自身で1から人脈を作ることで、沖縄生活が一気に主体的に変わります。

私が結婚してしばらく沖縄に住もうと決意した瞬間は、夫がいなくても沖縄にいたいと思える友達ができたから。実際に結婚や出産をする前に、自分の精神的に安定できる環境を整えておくことが大切です。

5. 沖縄の異文化を受け入れる気持ちを持つ《結婚前》

沖縄は日本だけど、文化の違いについては外国と思っていた方がいいかもしれません。

行事ごとや慣習など、沖縄県内の地域によっても大きく異なるし、それが当たり前で育ってきた人たちの中に入っていくわけですから、文化の違いを受け入れて、それをおもしろがれるようなメンタルが必要かもしれません。

「ウケる、外国か!」で終わらせましょう。「なんで?」「こんなのおかしい!」と思ったら負けです。沖縄の大家族に嫁に入った時点で、圧倒的少数派で負けます。

6. 郷に入れば郷に従え→沖縄の人たちのペースに合わせてみる《結婚前》

わたしの場合、元々海外を旅するのが好きで、その国の文化や人柄に触れることに魅力を感じていました。旅中にわたしがモットーにしていたのが「郷に入れば郷に従え」精神。

現地の人たちを観察して徹底的にマネすることで、言語(英語とスペイン語)や生活様式を学んできました。

沖縄に来たときも、この精神が大いに役に立ちました。沖縄の人がどんな空気感が心地良くて、どんな性格で、どんな話題で盛り上がるのか、など徹底的に観察して、うちなーんちゅのペースをとことんマネしてみました。

その中でも、自分がナイチャーだということを後ろめたく感じたり、沖縄出身の人と仲良くなりたいのに、県外出身と言うと自然と距離を置かれてしまっているようで凹んだ時期もありました。でも、6年経った今では、家族のようによくしてくれて、心配してくれて、支えてくれる人に囲まれて、逆に県外に出るのが怖くなってしまいました。笑

7. 親戚の行事にもがんばって参加してみる《結婚後スグ》

わたしの夫の両親はほぼ最北部の出身で、親戚一同、おじさんおばさんは方言で何言っているのか一言もわからないし、最初の頃は外国人を見るかのような目で見られたり、悪い意味で注目されることがすごく嫌でした。

最初の方はどうしても珍しがられたり、方言がわからず話題も見つからずひたすら居心地が悪いですが、ここで親戚行事に参加しなくなってしまうと、その先もずっと行事の度に苦しい気持ちになって逃げ続けることになってしまいます。

わたしは「バイトだ」と自分に言い聞かせて最初の数回は無心で参加していました。(何か嫌なことを言われてもネタにしてブログに書けばいい、という精神でした。)そのおかげで、うちの親戚は若い嫁たちが全然行事ごとに来ない中、ナイチャー嫁のわたしが毎回参加して皿洗いやら料理の手伝いをしにくるもんだから、おばさんたちから可愛がられ、いつの間にかちゃんとキッチンに居場所ができていました。

8. 経済的に不安にならないような収入源の確保《結婚前後》

正直、沖縄の賃金の安さはかなり深刻なものです。移住してきた時、仕事量の割に合わない給料の低さに愕然としました。
私がフリーランスとして独立して、割に合う働き方を目指そうと本気で決意したのは沖縄に来てからです。

賃金の安さに愚痴を言うのではなく、学んで知識をつけ、働き方の選択肢を知って賢くなりましょう!

経済的な不安は精神的な不安に直結しますよね。お金がなくてやりたいことができないという悪循環にならないように結婚前、最低でも出産前にはしっかりとした収入源を確保しておくといいと思います。

9. 妊娠・出産前に沖縄生活に十分慣れておく

沖縄に来て、頼れる知り合いも仲の良い友達もいない中、すぐに妊娠していたら…と考えるとゾッとします。

妊娠してからのホルモンバランスの変化や、つわり時期は、本当に精神が崩壊しそうになりましたが、すでに慣れた環境、家族以外の助けてくれる友達や知り合い、仕事仲間がいたことが大きな救いになりました。

これがきっかけで私は里帰り出産をやめ、沖縄で産む決意ができました。

移住後の妊娠・出産はとにかく計画的にすることをおすすめします!個人的に少なくとも2〜3年は沖縄での生活に慣れて、夫や夫の家族以外で頼れる友達・知り合い・環境をつくっておいてください!

10. 一生沖縄に住まなきゃいけないという価値観を捨てる

最後に、このまま一生沖縄に住むのかという凝り固まった考え・価値観を捨てましょう。

一つの場所にとどまるのが好きな人はいいですが、私の場合は一つの場所にこだわらず、合わなかったら移動するという選択肢を常に持っていたいので、この気持ちは結婚前から夫に伝えていました。

私が今場所にとらわれない仕事のスタイルを身につけているのは、まさにこのため。夫がフリーランスになったのもこのため。沖縄が嫌になったらいつでも移動できるような、収入源の確保や柔軟な生活の基盤をつくることを目標にがんばっています。

一生ここにいなくてもいいんだって思うと少し楽になりますよ。
沖縄特有の家族の事情に縛られている方もいるかもしれませんが、その前に自分の人生の幸せをしっかり優先させましょう!!

この記事が、沖縄に移住してがんばっている方、沖縄出身のパートナーをお持ちの方の参考になったら嬉しいです(^^)

友達ができなくて不安な方、ナイチャー嫁繋がりの友達が欲しい方は、お気軽にインスタなどでDMくださいね^^ @miolalaclip

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