見出し画像

手も心も整えてくれるネイルケア

ネイルサロンでネイルケアをするようになってもう10年以上。今では指先がこの状態になっていることが当たり前になってしまった。

その昔、私の爪はつめ切りでぎりぎりまで切って深爪気味だった。何のケアもしていなかったが、結婚式を挙げる前に指先をきれいにしてみたいと思ってデパートの中のネイルバーのようなところでお手入れしてもらったのが初体験。整えてベージュの色を塗るだけでこんなに手がきれいになるのか、と驚いた。

その後ちゃんとネイルサロンに行ってみようかどうしようかと逡巡していた時、たまたま手にした「クロワッサン」に、ネイルサロンのチーフネイリストと社長が出ていた。どんなに深爪でも、半年お手入れし続ければきれいな爪になります、と断言されていて、試しにここに行ってみようかな、と予約。そしてそのまま通い続けて今に至っている。たしかに、半年くらいたった時には、明らかに爪が変わっていた。深爪ではなくなり、爪の裏に皮が張って丈夫になった。何よりいつもすっきりときれいな指先でいるのは気持ちがとてもよかった。指先というのは意外と本人の目に入りやすく、そこがきれいだと嬉しくなる。誰かに見せるためというよりも、結果的に自分の精神衛生のためにネイルケアは効果があったのだ。

所要時間はケアに1時間。その他に乾かす時間が約1時間程度。

ケアはおおむねこのような手順。

1) 指輪、腕時計などをはずして手を消毒
2) ネイルが塗られている時は、ネイルオフ。
3) やすり(ファイル)を使って爪先を整える。ここのサロンは形はラウンドスクエアという形に決まっている。折れにくく健康な爪を守ってくれる形なのだという。
4) 甘皮(キューティクル)のケア。必要なキューティクルは残し、爪に沿って伸びてくるルーススキン、指の小爪やささくれなどをを専用ニッパーを使って丁寧に除去。
5) 爪に保湿オイルを塗り、表面を軽く磨く。
6) 私はオプションの保湿パックをこのあと入れている
7) 指輪などを戻して先にお会計。ここまでだいたい40~45分。
8) ここからカラーリング。まずベースコートを塗り、もう一回ベースコート。その後ネイルカラーを二度塗りして、トップコートを一回。これで完成。ここが15~20分。
9) 終わった後は店内ロビーの椅子で乾燥待ち。だいたいこの時に雑誌を読んでます。「Precious」「和楽」「家庭画報」あたりが定番。15分程度で表面は乾くが、私はそこつ者なので指先をどこかにぶつけてせっかくきれいに塗った色が台無しになってしまいかねず、1時間じっくり乾かしてから帰宅。※ちなみに直後にぶつけたりしてカラーが縒れたりはがれたりした場合は直しをお願いできます

出来上がりはこんな感じ。

この色は、記事の表紙にも使っているシャネルの73番「VIOLETTE」。やさしく可愛らしいパールピンクで、指先がきれいに見えるのでとても気に入っていて、主に秋冬に使っている。暖かくなると、エッシーという専業メーカーの「BUY ME A CAMEO」というベージュ系の色に切り換え。

大体2週間に一度通っているが、その間どんどん指先はいたんでくるので、トップコートでカバーしたり、ちょろっと剥がれたところを補充して塗ったりして次回に向けてしのいでいる。だから手元に塗った色を持ち、その色をサロンに持参している。

ネイリストさんと雑談しながら丁寧にでも素早くお手入れしていただける時間は貴重なリラックスタイム。どんなに忙しくなっても2週間に一度のこの時間は欠かせない。暖かくなると爪の伸びも早くなり、また体調を崩すと爪の調子も悪くなるので、自分の今がとても素直に現れるものだなあと思う。

ささやかな贅沢、自分を整える時間。よろしかったら皆様もお試しを。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?