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セントジェームスのボーダーシャツ

洋服は基本的にオーソドックスなものが好みで、ベーシックなものを何年も着続けている。春と秋の休日カジュアルに活躍するのは、セントジェームスのボーダーシャツ、ウェッソンという名の一番トラディショナルなタイプ。

公式サイトのブランドストーリーによると、

セントジェームス市があるパス・ノルマンディー県は、古くは18世紀からイギリスとの交易が盛んでした。荒海を航海する船乗り達にとって、雨風から身を守ってくれる、あたたかく丈夫な仕事着のセーターは大切な必需品でした。
そのなかで、視界の悪い海上でも見分けがつきやすい赤・青・白のトリコロールやボーダー模様は、いつしかマリンセーターの原型になっていきました。無地は船長、ボーダーは船員用と区別され、後にフランス海軍の若い水兵達がコットンボーダーTシャツを制服として着用するようになり、現在のセントジェームスの「ナヴァルNAVAL」にその名を残しています。また定番シャツの「ウエッソンOUESSANT」や「ピリアックPIRIAC」はノルマンディー沖の特に波の荒い海域にある島々の名前に由来しています。

とのこと。

雑誌でよく見かけて素敵だな、と憧れていたセントジェームスのボーダーシャツをある日地元のセレクトショップで見つけたときは小躍りした。厚地でデザインがすっきりしていて着心地もいいボーダーはそれから私の休日定番品になった。当時は大きめのサイズのものをゆったりと着るのが流行りだったような記憶があり、そういう着方をしていたが、ジャストサイズが主流の最近ではさすがにそれは古くさすぎて、当時買ったボーダーは今は部屋着になっている。

最初の頃はネイビーと白の超定番組み合わせだけを買っていたが、だんだんと枚数が増えるにつれいろんな色の組み合わせも試してみるようになった。色味も落ち着いていてどぎつくないのがセントジェームスのいいところ。今年はこんな2枚を買ってみた。

水色と生成り、生成りと深緑の組み合わせは春の陽射しの中で着るのにぴったりで、どちらも大活躍している。汗をかいたりしても、洗濯機でわしわし洗えるので安心(手洗いだと色落ちするので洗濯機必須らしい)。洗うとまた風合いが出てきてさらに肌になじんでくるところもいい。

ボトムスはジーンズやチノパンがこれまた定番。梅雨を過ぎて麻のシャツの出番が来るまで、セントジェームスのボーダーは今年もヘビーローテーションになりそうだ。

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