NHK「SONGSプレミアム 薬師丸ひろ子」にそっと泣いた夜
昨夜は録画した「SONGSプレミアム 薬師丸ひろ子」を見た。
“昨年放送した「薬師丸ひろ子35周年記念コンサート」や「SONGS 薬師丸ひろ子」、そして「第64回NHK紅白歌合戦」などの貴重な映像に未公開インタビューを合わせた完全版!”(番組公式サイトより)というもの。
紅白で「鈴鹿ひろ美」が奈落から上がってきた瞬間の客席のどよめき、あんなにすごかったんだ。リアルタイムではこちらも一緒にどよめいていたから全然気がつかなかった。あの出だしの「アイ ミス ユー」は何度聞いても鳥肌が立つ。
バックに流れる「あまちゃん」のいろんなシーン、見るだけでセリフが浮かんできて、「鈴鹿さん」の歌声とあいまって涙が止まらない。
「三代前からマーメイド」のところでは、審査員席の「夏ばっぱ」を映したり。もちろんリアルタイムでもわかっていたけど、宮本信子さんがまたしみじみと幸せそうないい表情をしてる。
あと、「探偵物語」と「夢で逢えたら」。どちらも大瀧詠一さんの作品。
以前どこかで読んだブログ記事(その後なぜか削除されてしまったのでテキストは残っていないけど)で、この特集番組で紹介されてるオーチャードホールのコンサートに大瀧さんも行かれたこと、岩手出身の大瀧さんは「あまちゃん」が大好きだったこと、コンサートを楽しまれていたことなどが書かれていた。
「探偵物語」のレコーディングで音楽をつくることの面白さを知った、と薬師丸ひろ子は番組中で話していた。その言葉は大瀧さんに伝わっていただろうか。聞いたらきっとはにかみながら「まあ、そんな、傍から見るほどいいもんでもないんだよ」なんて嬉しそうにぶつぶつ言いそうな気がする。
薬師丸ひろ子の「表現者」としての個性、素晴らしさを堪能した時間だった。
いい女優さんになったなあ。
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