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「わたしのマーガレット展 ~マーガレット・別冊マーガレット 少女まんがの半世紀~」@六本木ヒルズに行きました

六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催中の「わたしのマーガレット展」、19日が最終日と知り、あわてて行ってまいりました。

公式サイトにある展覧会概要は下記の通り。

1963年に創刊されて以来、すべての時代の少女たちに愛されてきた少女まんが誌『マーガレット』『別冊マーガレット』の半世紀にわたる足跡を辿る展覧会、「わたしのマーガレット展 ~マーガレット・別冊マーガレット 少女まんがの半世紀~」を開催。50年の歴史を代表する作品たちの貴重な原画を一挙公開するほか、名場面の数々を万華鏡に見立て、映像で表現する「カレイドスコープシアター」も登場。さらに、伝説的名作「ベルサイユのばら」(池田理代子)の史上初となる主人公・オスカルとアンドレの等身大立像や、「ホットロード」(紡木たく)の空間展示も予定。展覧会オリジナルグッズも販売します。
誰しも人生の中で経験する「恋愛」というテーマを、半世紀にわたりさまざまな題材で追い求め、美しいストーリーとして織り上げてきた『マーガレット』『別冊マーガレット』。その光輝く世界をお楽しみください。

入り口を入ると、「カレイドスコープシアター」とのことで、5分程度のオリジナル映像を見てから展示見学となります。恋愛マンガの名シーン、名セリフの連続で構成され、ここで少女マンガ脳にしっかり切り替えてからいざ原画へ。

マーガレットの歴史と歴史をつくってきた名作を、ジャンル別にピックアップしての展示。もちろん撮影は指定スポット以外は厳禁ですので、目と心に刻みつけながら拝見します。

意外だったのは、時事問題や芸能記事も記事として掲載されていたこと。現日本駐在大使のキャロライン・ケネディさんが故ケネディ大統領のお嬢さん「キャロラインちゃん」として特集記事で登場していました。

印象的だった展示を順不同で箇条書きに。

・和田慎二さん「銀色の髪の亜里沙」「超少女明日香」 (懐かしさがつのり、また読みたくなりました)
・槇村さとるさん「愛のアランフェス」「白のファルーカ」「N.Y.バード」 (壁際ではなく展示スペース中央にコーナーがありました。さすが人気作)
・山本鈴美香さん「エースをねらえ!」 (看板作品ですので、原画も多めに。TVアニメも一部再生されていました)
・くらもちふさこさん「おしゃべり階段」「いつもポケットにショパン」「東京のカサノバ」 (「おしゃべり階段」は「先生、その子天然パー子」「みんな あの人が私の好きな人よ」のシーンと、線に真柴くんのことを話すシーン。「いつもポケットにショパン」は「お母さんはこれならこたえてくれるかもしれない」のシーンと「きしんちゃんはピアノに愛されてるの」「勝負なんかとっくについてたよ」のシーン。どれもすごく好きなシーンでじーっと眺め入ってしまいました)
・沖倉利律子さん「日曜日はげんき!」 (いやまさかセッチシリーズを展示してくれるとは!しかも、おにーちゃんの前でセッチが「泣くのきらい。頭痛くなるから」のシーンをもってきてくれて、ファン的には感無量。そのあとの「自分にアカンベ」も展示されていてさらに喜)

生原稿を中心に、作品と作者の解説パネルを添えていて、あくまで原稿中心というのがすっきり潔い感じでよかったです。見ている側が、それぞれの作品に思い出はたくさん持っていますので。

「孤高の表現者・紡木たくの世界」で映画「ホットロード」で実際使ったバイクや衣装などが展示されていて、こちらは撮影可能でした。

あと、目玉(だったと思われる)展示「史上初、『オスカルとアンドレの等身大立像』」ももちろん撮影可能。こんな感じでした。

展示会場を出ると、グッズ販売会場。いろいろありましたが、私は一種類だけ購入。
「いつもポケットにショパン」のクリアファイルです。

裏面。

割合としては、近年の作品も三分の一くらい展示されていて、いろんな年代の方がそれぞれ楽しめる内容になっていたのではと思います。(「アオハライド」の映画ポスターもありました)

何せ知ってる作品は繰り返し繰り返しコミックスを読み返して、セリフも絵もすっかり覚えているものばかり。自分の精神形成に激しく影響を与えてくれた少女マンガの世界に久し振りにどっぷり浸って過ごせて、しみじみ楽しかったです。

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