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~発達障害児のご両親にお伝えしたいこと~  “怒ったっていいんです”

自己紹介から日が経ってしまいましたが、一回目の本格投稿です。
今では夫婦二人で比較的のんびり生活しておりますが(目指すスローライフにはまだまだですが)、10年、15年前は毎日がとっても大変でした。ただでさえそれぞれ手のかかる子供達。二人そろうと1足す1が4にも5にもなる大変さで、当時は今のこの状況(のんびり生活)がとても想像できなかったと思います。
 
毎日がイライラの連続でした。
朝、子供を車で小学校に送るとき登校したくないというのを怒鳴りながら無理やり車に乗せようとしたり。(私も出勤しないといけないので心に余裕がなかった)
つい感情的にきつく叱ったり、こちらがイライラしているために理不尽な怒り方(いわゆる逆ギレ、八つ当たり)をしてしまうことってありませんか?その後反省と後悔、自己嫌悪で自分がいやになる。。。 発達障害に関する本をいろいろ読んだり、講演会を聴講しましたが、“叱る”に関しては感情的になってはいけない。叱るときは“具体的に” “分かりやすく” “声を荒げず”などとなっています。確かにその通りであると思いますし、そうすべきであると考えます(当時もそう思っていました)が、振り返って思い起こしてみるとそうやって対応できたことはほとんどなかったように思います。
ある講演会で発達障害の高校生(くらいだったと思います)を育てられているお母さんのお話を聴講する機会がありました。そのお母さんはお子さんが小さいときはついきつく叱ってしまうことがあり失敗だったと言ってました。質疑応答の場で私が「今の自分がその時の自分に助言するとしたらどのような助言をしますか?」と質問したところ、「感情的に怒らずに優しくするように助言します」と回答してくださいました。
「ああ、やっぱりそうなのね。。。自分はダメなのかな。。。。」と落ち込みました。
しかしいつも冷静になって叱るというのは私にとっては聖人君子のごとき行いです。私には無理です(無理でした)。そんなことを考えていると自分がどんどんイヤになりました。
 
今になって思います。感情的になってしまうのは1年365日、毎日子供と真剣に向き合っているからこそであると思います。感情的に叱ることは決して良いことではありません。そうならないに越したことはありません。でも感情的になってしまったとしてもそのことを必要以上に思い悩む必要はないということです。多少反省する程度で「やってしまった😔次は冷静になろう」程度で良いのではないでしょうか。そして褒めたりするときは“やってしまった”分、めいっぱい愛情をそそいであげる。もちろん叱るばかりではだめです。
どこを見ても“感情的に叱る”のは“絶対やってはいけないこと”のように受け取れます。ある程度は許容してもよいのではないでしょうか?(必要悪?)
 
もし私が当時の自分に助言するとしたらこう助言します
「感情的に怒ってしまうのも仕方がないよ、それは子供達に真剣に向き合っているからだよ。その分褒めてあげるときはめいっぱい褒めてあげてね」と
 
最後まで読んでいただきありがとうございました。
※本内容は私の経験に基づく私見ですので、必ず正しいとは思っておりません。
 
次回の~発達障害児のご両親にお伝えしたいこと~は“結局何が功を奏するかわかりません”です。
 

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