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「人の可能性を引き出すこと」に根本的な興味がある

とつぶやいたことがあるけど、実はこの構図のもっと先に、「個々の人間とか生命の可能性を引き出す」という根本的な興味と目的がある。「コミュニティ開発」はその為に最も効果的で、「地球の持続可能性」や「人権」の課題の解消のためには必須となるもの。そのために必要になるテクノロジーは沢山あるという構図。

そんな根本の部分の「人の可能性」についてポートランド滞在期間の2011年〜2012年頃に書いた記事を転載してみる。

人の可能性を信じ行動することは自分のため

公開日:2011年10月4日
ソース:https://bokudeki.me/the-possibility-of-people-to-act-for-ourselves-and-believe/

「人を見る目がある」というのは、その人の過去を把握している人でもなく、その人が今現在どれだけすごいかを知っている人でもなく、その人の「成長の加速度」を捉えている人。どんなに小さなことでもその人の成長や達成したことを見逃さず、その成長の加速度を元に未来の姿を正確に描ける人。

友の成長と活躍を素直に喜びそれ自体が日々の喜びになったら素晴らしいだろうな。嫉妬とねたみでむしろ自分以下のレベルへ、無理矢理、蹴落とそうとするような人には決して味わえない喜びだ。

どんなに小さなことでも、友の成長や達成したことを見逃さずに讃えてあげること。友の更なる飛躍と社会への貢献だけでなく、自分の心の財を築ける。関心を持つことから出発し、根底には、友への限りない可能性を信じる心がなければならないと思う。

相手に関心を持ち、相手の心の動きや行動に敏感になること。他の人と比べるのではなくて、あくまでその人自身の過去のある時点と比べて、成長した点は惜しみなく讃えてあげて、更なる成長の為に激励してあげる。それは、自分自身の心をさらに豊かにするための実践でもある。

他人が力を発揮するための助けになること

公開日:2012年1月11日
ソース:https://bokudeki.me/to-exercise-the-power-to-help-others/

昨晩のうちのアパートで行われたビデオゲームナイトの写真(ゲームだけでなく、タレントショウやチェスなども行われた)

タレント•ショウは最高だった。意外とみんなそれぞれ何かしらタレントを持ってるもんなんだよね。そういうのを知らずに人の可能性を過小評価しがちだけど、人のタレントを引き出さずに眠らせておいては損だ!

積極的な人はどんどん自分のタレントを示していける。場合によっては、あまりにも図太く、機会を独占してしまうかもしれない。そんな中で、どうやって消極的な人からタレントを引き出すかなんだ。政治の分野でも同じで、声がやたらでかい人が政治を牛耳っている中で、消極的な人の声をどう引き出すか。

日本人だからってのもあるけど、僕はタレントはあるけど積極的には示さない。大抵のアメリカ人は主張が強く一方的に言いたいことを言うので、これまで僕のタレントを引き出せた人は少ない。そんな中で、僕は、自分の主張は押さえて、消極的なアメリカ人のタレントを引き出すことに挑戦している。

「アメリカでは主張がなきゃ生き残れない」ってよく聞くけど、現時点では確かに事実だと思う。だけど、これからの時代、消極的な人に主張の機会を作り激励していかなければ、アメリカ自体が生き残っていけないと思う。

自分が力を発揮するより、他人に力を発揮させる助けになる方がずっと難しい。それが出来る人が、これから最も求められるのではないだろうか。

悩む対象を広げると発揮される可能性

公開日:2012年1月11日
ソース:https://bokudeki.me/possibility-to-be-demonstrated-when-spreading-subjects-to-worry-about/

僕はそんなに悩みがなさそうにみえるんだろうか?人並みに苦悩していると思うんだけど、外からはそうは見えないのかな。33になって彼女さえいなくて、留学生活で貯金は底をつき、社会的責任という面では、むしろ振り出し以前に戻ってからの再出発で、実は不安や心配は尽きないのに。

今日は、先月若くして母親を亡くし、彼氏との関係に深く悩んでいるSGIのメンバーとお昼を食べてきた。僕だけに向けたものじゃなかったけど、とても放っておけないような助けを求めるメッセージを受け取った。大して言葉では励ませなかったけど、苦悩を共有し、同苦しようとする意思は伝わったと思う。

自分のことでそれどころじゃないのに、他人のことまで気にかけ励ますのを損としかとらない人がいる。うちの親がそう。常に言うのは、「他人のことより自分のことを心配しろ」と。確かに、ただの現実逃避になる場合もあるけど、そればかりではないと思う。

自分が苦しい時こそ、同じように苦しんでいる人たちを励ます。それは自分を励ますことでもあり、気にかける対象を自分を超えて大きく持つことにより、自分の問題ごときではへこたれない生命状態に行き着くことができる。結果的に、気にかける対象を広げれば広げるほど、自分の力を引き出せる。

自分の問題だけで悩んでしまうと、その限られた範囲内でしか力が引き出せない。例えば、自分の問題の範囲で70%など。だけど、悩む対象をさらに広げると、その範囲で70%の力を発揮出来る可能性がある。それを自分の問題の方の基準に合わせると、実は150%の力が引き出せたことになってたり。

これは、5年以上前の、「知り合いに対する激励が及ぼした自分への精神的な作用」に関する体験談です。

「激励」が及ぼす精神的な作用
https://bokudeki.me/encouragement-spiritual-effects-on/




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