世の中のペインはどう探し出すか?

こんにちは、クリフォードです。
Twitterもやっています。フォローマストです。笑

今回は「世の中のペインをどう探し出すか?」について真面目に考えてみたいと思います。
思考の整理として書き連ねるものとなりますので、取り留めはそんなにありません。
こいつグダグダ書いてるな、と思われるかもしれませんが、悪しからず。

どうしてこんなことを書こうと思ったのか?

端的に、起業だろうが副業だろうが「世の中のペインを見つけ出し、解決すること」でビジネスになるな、とふと感じたからです。

何か起業する、副業する、ということを考える際に、言語化さえされていない部分で、「世の中の誰かの役に立つことは何か」を考えた上で何をするのか、を決めているはずですが、ここの部分の解像度が高くなく、結果として言語化も出来ていないことにより、途中で挫折したり、全く結果が出ないことが多いのではないかな、と思います。


ただ、逆に言えばこの部分の言語化がしっかりと出来れば、成功確率は上がるのではないか、とも思うわけでして、どうやったら「世の中のペイン」を見つけることが出来るのか、しっかりと立ち止まって考えることは、今後の自分の人生にも必要なことではないか、と感じました。

自分も何か世の中のペインを解決するようなことを自分の事業としてやりたいな、と思いましたので、ちょっと考えてみたいと思います。

※私は戦略コンサルタントではなく、或る投資銀行に勤めるただの社畜ですので、あくまで私見としてご笑覧ください。

どのように世の中のペインのありかを考えるか


まず、どのように世の中のペインのありかを考えるか、という点について。
これはなかなか網羅的に考えることが難しいですが、考え方としては下記が挙げられるのではないか、と思います。

【世の中のペインはどうやって考えるのか】
①自分の仕事から考えてみる(日々仕事をする中で何か不条理なこと、不合理なことはないか、など)
②自分の趣味から考えてみる(もっとこうした商品・サービスがあればいいのにな、など)
③自分のこれまでの人生で感じたことから考えてみる

要は、自分が多くの時間を使っていることから見つけるのが良いのではないか、ということです。

ゼロベースから何かを考えることももちろん出来ると思います。
特に論理的に何か物事を考えることが出来る人は、ある程度、どのような領域においても考えることは出来ると思います。

もちろんこれを批判することはないです。
そして、実際にそのように考えて起業して成功した人もそれなりにいると思います。

ただ、この場合、自分の「経験」を活かしているわけではないので、「本当にその仮説が合っているのか」の検証はより緻密にしなくてはならないのではないか、と思います。

例えば今まで電機メーカーで働いていた人が「介護業界のDXが進んでいないだろうから、この領域で起業しよう!」と思うとします。
この人には特に介護の経験も無ければ、家族で介護に困った人がいるわけでもありません。

こうした場合に、この人が介護領域で成功する可能性はやや少ないはずです。
確かにこの仮説自体は間違っていない気もします(自分も介護業界のことはよく分かりませんが、、、)
ただ、仮説が合っていたとしても、実際に抱えているペインにダイレクトに訴求できる製品・サービスを作れるか、というと、それは別問題だと思います。
やはり経験がない分、介護業界にいる方はDXが進んでいないことにより、どういった点に不条理を感じていて、だから、何があれば不条理を解決しうるのか、はたぶん分からないと思います。
もちろん、「たぶんこうではないか」という仮説を考えることは出来ると思いますが、その仮説が合っているかどうかの精度はそこまで高くなく、その分、緻密な調査が求められます。

上記の例は極端ですが、自分のこれまでの人生において何か強く感じたことで無ければ仮説の設定の精度も実際の中身の精度も粗いものになってしまうはずですので、何らか自分の経験に基づいたものであるのがいいでしょう。

①自分の仕事から考えてみる

まずは社会人にとって一番使う時間が長い、「今の仕事」から考えるのがいい気がします。
普段やっている仕事の中で何らか不合理を感じることがあるかと思いますので、そこを出発点として考えるのが一番良いのではないか、と感じます。

②自分の趣味から考えてみる

自分の趣味から考えるのも一つです。
例えば私であればスポーツが好きで、大学時代も体育会でスポーツをやっていたくらいなのですが、特に日本の場合は体育会において資金面で苦慮した覚えがあります。
今もよく大学スポーツに接する機会も多いですが、やはり資金面で苦慮していることが多いのだろうな、と思っております。
ですから、大学スポーツにおいても資金を集めるためのアドバイザーのようなことが出来れば、それなりのニーズはあるのではないか、と思います。

このように、自分の趣味から世の中のペインを見つけていくのも一つでしょう。

③自分のこれまでの人生から感じたことを考えてみる

自分のこれまでの人生から何か不条理に感じたことを起点として世の中のペインを考えることも一案かと思います。


【ポイント】
・世の中のペインのありかは、自分のこれまでの経験から考えてみるのが一番よいのではないか。

世の中のペインは何が原因なのか?

上記で世の中のペインとして考えられそうなことを考えたと思います。

ここまでで、(若干粗いですが)世の中のペインの現状を把握できたと思います。

そうしたら、次は「なぜペインが生まれているのか」について、要は「何が課題なのか」を考えることが必要です。

この課題は「自分の理想」と「現状(=ペイン)」との差から考えていくのが一番良いでしょう。

それは、理想と現実との差を埋めることが世の中のペインを解決することになるからです。

先ほど例として挙げた大学スポーツについてちょっと考えてみましょう。
ペインとして、「大学スポーツに資金が集まらない」というのを挙げました。
この場合、理想と現状はそれぞれ下記の通り考えられるでしょう。

【大学スポーツにおける理想と現状(ペイン)】
・理想:大学スポーツに資金が集まり、スポーツのレベルを上げ、関わる人すべてにとって魅力的な団体となる
・現状:大学スポーツに資金が集まらず、選手がスポーツに集中できない
⇒理想と現状の差は、「大学スポーツに資金が集まらない」こと(=課題)であり、資金が集まればスポーツのレベルを上げ、団体としても魅力が上がるのではないか

このように理想と現状の差が課題であり、その課題を解決すること=ペインを解決すること、になるのではないでしょうか。

【ポイント】
理想像との乖離を特定することがクリティカルな解決策を考える一番の方法ではないか。

まとめ

ここまで、世の中のペインはどこにあるのか、どの原因はどうやって考えるのか、について私見を述べてみました。

ペインが分かったところで、どう解決するの?というのが難しいところではありますが、少なくともフォーカスすべき課題であるペインを特定できれば、その解決にある程度のニーズが眠っているはずです。

また、こういったことを考えるのは起業や副業をせずとも、普段の仕事でも十分に活かすことの出来る考え方だと思います。

私もまだまだ出来るわけではないですが、よく分からん、という人はぜひ下記のような本を読んでみるのも良いでしょう(名著です)。



ぜひこの考えを活用して、自分のビジネスの幅を拡げてほしいところです。

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