見出し画像

継続は力なり

自分の考えを発信しないと、支持を得ることはできない。当然である。この当然の摂理を理解していながらも、ついつい発信をすることが億劫になり発信をサボる。
マーケティング理論では、消費者行動がAIDMA(Attention, Interest, Desire, Memory, Action)からAISAS(Attention, Interest, Search, Action, Share)への変化を指摘している。WEBを活用した探索(Search)そして、SNSを活用した共有(Share)が非常に特徴的だ。この探索、共有という行動に大きな力、エネルギーがあるからこそビジネスチャンスもこの部分に多く生まれている。特に共有に着目すると、共有したもの、されたものに共感し、注意を惹く(Attention)。そこからまた新しいループが創出される。共有のパワーは共感を生み続ける限り絶大だ。
共有のための発信を億劫だと言ってサボるようでは、共感を得て生み出されるパワーを放棄していることであり、ビジネスの可能性を探る機会を失っている。では、なぜそこまでわかっていて発信をサボるのか。
最大の要因は、発信するネタが無いのだ。正確に言えば、日々の出来事をネタにできるかできないか、の違いであって、ネタにできない人間がほとんどであり、ネタにできる=考察し、言語化する、ができる人間はごく限られていると考えている。同じ事象を目にしたときにどのように表現するのか、は千差万別。AとBのPCを比較する。携帯電話でも車でも良い。まずスペックを比較する。そして大きさ、色、GPU、そして価格などさまざまな要素を比較して自分に一番あっているものを選ぶ。このPCで何をしたいのか、この携帯電話がなぜ高スペックである必要があるのか、そしてなぜこの車が良いのか、自分のライフスタイルを実現するという自分しか作ることのできない壮大なストーリーの手段として選んでいる人は考察というプロセスが明確に存在する。従って、選択するプロセスをさまざまな形で言語化できる。このゴールを実現するためにAとBのPCを比較した。AとBではAの方が好きな色があったが、全体のスペックはBの方が良かった。自分のゴールに辿り着くにはこの一定部分のスペックを満足していれば良いということがわかっていたので、それはAでも満足できた。だから全体のスペックは多少落ちるが、好きな色があるAのPCを選んだ。
同じように、今日の昼ごはんはなぜタイカレーにしたのか、なぜコーヒーはアイスではなくホットを選んだのか。なぜエレベーターを一つ見送ったのか。人それぞれ、言語化できる考察点が異なるが、必ずどこかで明文化できる考察をしている。
共有、を進められるように自分の気になる点では十分に考察し、言語化に努めていこう。そしてそれを続けていくことで共感が生まれ、ビジネスが生まれる、かもしれない。だから、継続は力なり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?