【日本1細かい?】箱根駅伝まとめと来シーズンに向けて【東海大学】

今回の記事では大学の箱根駅伝の結果まとめと雑感。そして101回箱根シーズンへ向けた展望を話していきたいと思います。


箱根駅伝雑感と総括

往路雑感

往路16位 5時間31分33秒
1区 兵藤ジュダ 5位 1:01:33
2区 花岡寿哉  13位 1:07:37
3区 鈴木天智  15位 1:03:59
4区 野島健太  16位 1:03:04
5区 喜早駿介  22位 1:15:20
1区でエースの期待をされた兵藤ジュダは期待通りトラックの力そのままの活躍を果たし区間5位の好発進。2区の花岡寿哉も区間13位ながら総合10位、鈴木天智も15位ながら順位をキープ。4区野島健太は区間16位ながら日大を抜き9位で山に入ります。5区を任された喜早駿介は区間22位と苦しみ順位を下げる結果に。鳴り物入りから大学駅伝では非常に苦しい結果になりました。ただ10位との差は1分16秒差で耐えた形でのフィニッシュとなった。

復路雑感

復路9位 5時間30分19秒
6区 梶谷優斗    9位 0:59:06
7区 石原翔太郎   15位 1:04:36
8区 南坂柚汰    7位 1:05:01
9区 竹割真     11位 1:10:22
10区 R・シュモン  20位 1:11:14
さてシードから1分16秒差で始まった復路、東海大の6区を任されたのは事前の大方の予想を覆してトラックでは主力級の梶谷優斗でした。梶谷は序盤から安定してレースを進めると、59分に迫るタイムで11位まで浮上します。
あとを受けた本来はエースの石原は明らかに絞り切れておらず苦しい走りに。区間15位と本領発揮とはいきませんでしたが、ファンに勇姿を見せました。8区を担当したスーパールーキーの南坂は序盤からハイペースで進み最後まで耐えきり強さをみせました。流れを受け継いだ竹割真も最後は集団から零れるも10位で耐えきり期待の10区に渡します。ただロホマンは気負いが大きかったのでしょうね。8~9㎞で並走した選手から遅れると少しづつペースが落ちていき区間20位となってしまいました。

今回の箱根総括

監督自身もおっしゃる通り2年生世代の活躍がめざましかったですね。1区~3区と9区、10区を務めました。また6区に光明が出てきてくれたのもよかったですね。東海大は6区が得意な印象がありますがやはり作るの巧いですね。

来季に向けての目標

来季の目標はやはり全日本、箱根のシード権というところになると思います。3年生の層が厚いこともありそろそろ結果が欲しい頃かと思います。

戦力分析(新入生を含めない)と目標に向けた課題

新4年

この世代は殆どの選手が戦力になっています。1年生から活躍している越陽汰、梶谷優斗、水野龍志に、今年箱根を経験し野島健太、インカレ5千入賞者の五十嵐喬信。全員1万m28分台を持っています。

新3年

この世代も主力が多いのですよね。まず1年生のころから主力の花岡寿哉、今年箱根1区で好成績の兵藤ジュダ、2年連続で予選会チーム上位、100回予選会はチームトップの鈴木天智、1年生の頃から箱根を経験し単独走が得意の竹割真、ロードでチームが苦しい時にチームのためになる走りをしてくれる湯野川創、62分台のハーフの記録を持つロホマン・シュモン、ロードには自信を持つ中井陸人など多士済済です。

新2年

この世代で箱根16人エントリー入りしたのは南坂柚汰と永本脩。両者とも予選会で通過に貢献、南坂柚汰はもうすでに主力選手の一角を担います。永本もロード適性はありそうですし、来年からの戦力です。
上尾64分台を記録した服部哩旺も来季もう1皮むけてくれれば戦力入りもあるか。ただ今1つ戦力は薄いのでここには書いてないですが学生ハーフで65分台の可児悠貴、下條拓馬らも戦力入りしたいですね。

戦略

全日本予選に向けた戦略

といっても全日本予選に関しては苦しかったここ2年に関しても余裕をもって通過できていますから割と安心してみてられると思います。というのも大会の構造上28分台レベルを多数そろえているチームが多めにそろえているチームや5~8人目の選手のトラックの実力があるが強いのでスピードにより強みを持つ東海には有利に働きやすいです。
ただその分序盤から上位につけないと後半組には留学生がいる大学が有利になるので早々に1~3位につけたいところのはずです。

箱根予選に向けた課題

箱根予選ですが過去2年は薄氷を踏むような通過になっているのですよね。過去2年は前で走る選手を1人だけにし、かつ後半の集団走を慎重にしすぎたせいでそうなっています。ただ鈴木、花岡、南坂、兵藤はおそらく前の方でレースを進められると思いますし、しっかり通過する力は十二分にあるかと思います

全日本大学駅伝に向けた戦略

全日本でシードをとるための場合には2区までで上位に立ち6区までに遅れず7区にも主力選手を置ける必要があると思います。2区、3区に兵藤、鈴木を、7区、8区に花岡、南坂を配置し脇を4年生や新戦力で固めればある程度何とかなると思います。ただ竹割、野島健、ロホマンとわきを固める選手はいますができれば下級生から2人ほど出走メンバーに入ってきてほしいですね。

箱根駅伝に向けた戦略と課題

箱根に向けてですが往路の平地メンバーは全員来年もいますし、選手層が売りのチームですから課題は山登りの5区一つに限られてきます。
山登り5区は今年も誰が第一候補だったのかはわかりませんが、控えだった喜早が使われたと聞いています。1時、越陽汰キャプテンの山登りが噂されてましたし可能性はある程度あるのかもしれません。

キーマンとなる選手

キーマンとなるのはまず主将の越陽汰の復活でしょうかね。1年生のころから主力として活躍しましたがここ1年怪我に苦しみました。1年生のころに同じ区間を走って1番最初に抜いてた東洋の梅崎が素晴らしい活躍を見せているだけにたぎる気持ちがあるのではないでしょうか。
あとは4年生になる五十嵐喬信、野島健太、水野龍志。東海の中では中堅にあたる選手で彼らがチームの浮き沈みを決める選手たちです。
あとは東海の次の世代を担う2年生たちの台頭もキーになりそうです。永本脩、服部哩旺らはその軸になるのではないでしょうか。

あとがき

今回は来季の東海大学の来シーズンの展望と課題について語らせていただきました。
次回は国士館大学の来シーズンの展望と課題について語らせていただきます。次回の記事もよろしくお願いします。

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