【日本1細かい?】箱根駅伝まとめと来シーズンに向けて【國學院大学】


今回の記事では國學院大学の箱根駅伝の結果まとめと雑感、そして101回箱根シーズンへ向けた展望を話していきたいと思います

箱根駅伝雑感と総括

往路雑感

往路6位 5時間27分07秒
1区 伊地知賢造 17位 1:02:35
2区 平林清澄  3位 1:06:26
3区 青木瑠郁  4位 1:01:56
4区 辻原輝   4位 1:01:59
5区 上原琉翔  17位 1:14:11
往路予定の山本歩夢が使えなかった段階でかなり苦しい往路のオーダーになったわけですが、1区の伊地知賢造は優勝を狙うために主将としてギャンブルにでて最後は失速しましたが、後続の選手に夢を見せる走りでした。
続く2区の平林が8人抜きでエースの面目躍如を果たすと、3区の青木も前半から突っ込み、4区のルーキー辻原も前にいた格上の松山についていき5位で山に入ります。ただ5区は苦しむことに。上原は最終的に74分かかってしまい往路を6位で終えることになります。

復路雑感

復路5位 5時間28分20秒
6区 後村光星  10位 0:59:37
7区 田中愛睦  7位 1:03:29
8区 鎌田匠馬  6位 1:04:58
9区 吉田蔵之介 7位 1:10:01
10区 高山豪起  10位 1:10:15
スタートはまず1分48秒差の東洋を追いかける復路になるのだろうと思われていましたが山下りの6区では前評判の高かった6区ですが後村は59分30秒を切れず見た目は繰り上げの集団の中へ、ただある程度走りやすいところでスタートした7区ルーキー田中は終始人と走ることができ63分半を切ることができました。8区の鎌田も65分を切る素晴らしい走りで、9区に置かれたルーキー吉田も殊勝の走りで70分ちょうどで走破、10区恐らく万全ではなかった高山が区間10位と苦しむもしっかりと5位を守り切りました。

今回の箱根総括

優勝候補かと目された中での大会となりましたがアクシデントでそこまで行けなかったという悔しさがあったと思います。ですがその中で3区以降は全員下級生という思い切ったオーダーで勝ち取った結果ともいえます。また4区、7区、8区で区間上位のタイムで走っており選手層の厚さは見せつけた形になりました。ですが國學院が例年苦しんでいる山問題は解決せず。期待された上原も74分オーバーで監督も「寒さでブレーキ」とおっしゃってましたね。
ただ6区山下りに関しては経験がものをいう区間ではありますし、現に東洋で58分台を出した西村も前回大会では60分をオーバーしてましたから来年に期待したいですね。

来季に向けての戦力分析と目標。

来季の目標

國學院の来季の目標は3大駅伝で1冠だと思います。戦力的にも平林、山本歩夢世代最後の年でありこの世代は96回の箱根で3位をとって以降のスカウトで箱根を優勝することを目標に國學院に入学した世代です。
やはりここは箱根とは言わずとも駅伝を1つ勝ちとりたいところじゃないかなとおもいます。

戦力分析(新入生を含めない)と目標に向けた課題

新4年

この世代の中心はやはり平林と山本になりますか。2人とも1年生のころからレギュラーとして起用され主力として活躍を続けています。平林は今年の2区で8人抜きを果たすなど本来のエースとしての風格を感じますが、山本は少し今一つ結果が欲しくチームとしてもあと1皮むけてほしい選手ですね。
あとは99回の10区で驚異的な走りを見せた佐藤快成も有力選手ですよね、5区候補とも目されていますが中々怪我に苦しんでいますね。あとは最終学年に向けて楽しみな選手が何人かいますね。1万mとハーフで28分台と63分台をだした板垣俊佑、甲佐10マイルで48分台を出した三潟憲人、中川雄太。あとは1年生のころから駅伝メンバーに絡んでいた鶴元太も最終学年に向けて期待がかかります。

新3年

この世代は本当に質も高いし層が厚いですね。レギュラークラスの選手が6人います。まずはこの世代のエース格である1年生から箱根を経験してきた青木瑠郁と上原琉翔。箱根も主力区間を出走しました。あとは2人とともに1年生のころから学年4本柱といわれた高山豪起、嘉数純平。今回の箱根を経験した鎌田匠馬、甲佐10マイルで47分台を出した田中登馬らがいます。
あとは上尾ハーフ63分台を出した渡辺峻平にも期待が持てますね。

新2年生

この世代もかなり1年生で強い世代になりましたかね。まずは4人が箱根を走りました後村光星、田中愛睦、辻原輝、吉田蔵之介は全員区間10番以内で入りました。あとは駅伝以外の実績なら1番の野中は箱根で見たかった選手の一人ですね。この世代の成長が本当に楽しみです。

課題

出雲に向けた課題

出雲に向けて本気で優勝を狙いに行くなら前半区間は課題になるのかなと思います。まず出雲は前半区間で先頭から20秒遅れたら優勝は絶望的になりますから、前半3区間に良い選手を入れることが優勝への絶対条件になります。例えば3区に平林に置いたとして前半2区間の選手はカギとなってきます。候補になるのは箱根1区予定だった山本、今年出雲1区を走った上原、全日本で1区を走った後村も候補になってきそうでしょうか。

全日本に向けた課題

全日本に向けてですがこの駅伝で國學院が優勝するためには8区に平林を置いたうえで7区終了時点で先頭から30秒以内に立っているか7区に平林を使って7区終わった時点である程度リードをもってTOPに立っている必要があります。そのためには8区に平林を置いた場合7区は青木以外、現状のところ力不足といえると思います。ただその代わり前半区間には山本、上原、辻原、高山、後村などがいますから4区までを先頭から1分差程度で耐え新2年生や嘉数、田中登馬などで5区、6区を詰めることができれば優勝が見えてくると思います。

箱根に向けての課題

箱根に向けてはまず5区が課題になってきます。期待された上原も74分で前田監督は71分ちょうどが想定タイムだったそうです。ただ箱根を優勝するには69分台でようやく稼げる程度になる中で71分だと少し物足りないと思います。そのため別の選手を作るのが適切でしょう。
あとはできれば3区ももう少しレベルアップさせたいですね。61分ちょうどを計算できる選手を作りたいところだと思います。
國學院の1番の強みは選手層であり以上の課題をクリアすれば1番優勝できる確率が3大駅伝の中では高いと思います

キーマンとなる選手

キーマンとなる選手1人目は4年生の山本歩夢だと思います。彼が殻を破って前半区間で区間賞を狙える選手になれれば3大駅伝制覇に向けても大きな武器になると思います。前半区間を担う選手としてキーマンとなりそうなのは上原琉翔もそうだと思います。出雲、全日本では力を見せましたしこれから上級生の走りが求められます。
あとは箱根の5区を個人的に担えそうだと思っているの鎌田匠馬だと思います。箱根8区の遊行寺以降は全体2番と非常によく登りに強いのではないかと持っています。あとはやはり候補に挙がる佐藤快成もキーマンになると思います。

あとがき

今回は来季の國學院大学の来シーズンの展望と課題について語らせていただきました。伊地知選手の思いを継ぎ来季こそは学生駅伝を一つでも制してほしいチームです。
次回は法政大学の来シーズンの展望と課題について語らせていただきます。次回の記事もよろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?