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【日本1細かい?】箱根駅伝まとめと来シーズンに向けて【順天堂大学】

今回の記事では順天堂大学の箱根駅伝の結果まとめと雑感。そして101回箱根シーズンへ向けた展望を話していきたいと思います


箱根駅伝雑感と総括

往路雑感

往路位 5時間30分17秒
1区 三浦龍司  10位 1:01:38
2区 浅井皓貴  19位 1:09:03
3区 海老澤憲伸 12位 1:03:57
4区 吉岡大翔  8位 1:02:33
5区 石井一希  13位 1:13:06
選手層的に絶対に往路でシード権内に入らなければいけないという覚悟で臨んだ往路1区は主将の1人でありオリンピアンの三浦龍司が3年ぶりに臨みました。本調子ではなさそうでしたが4位集団で最後までレースを進め4位と10秒差の10位で仕事を果たします。2区は今季エースに成長した浅井皓貴。甲佐10マイルでの活躍でかなり期待されてましたがピークアウトでしたかね。かなり苦しい走りで、本来から2分遅れの走りになったと思います。
3区の海老澤憲伸は区間12位に留まるも粘りの走りで前を追いかけ順位を2つ上げる走りをしルーキーにつなぎます。4区はスーパールーキーともいわれていた吉岡大翔。前哨戦では苦しんでいましたが箱根では1分以上離れていた大東大や3分半以上離れていた日大をかわし区間8位で11いまっで上がりました。5区も今年苦しんだ石井一希でしたが後ろから来た集団を利用し往路10位でゴール区間こそ13位でしたが競り勝ちました。

復路雑感

復路22位 5時間36分25秒
6区 氷見哲太 17位 1:00:46
7区 内田征冶 22位 1:05:56
8区 森本喜道 18位 1:07:07
9区 藤原優希 17位 1:11:20
10区 斎藤舜太 21位 1:11:16
往路でシード権内とはいえ圏外とはまさかの3秒差。この緊迫したこの場面を長門監督は3人の4年生に託しました。6区は3年の氷見哲太。序盤に集団から遅れ中盤にビルドアップ中島怜利式のペース配分をするもたり切りませんでした。ただ6区の適正は間違いないと思うので走力が伸びれば十分59分30秒を切れると思います。7区は1年生のころから期待されていた内田征冶が最初で最後の出走。ただ非常に苦しみ区間22位ここでシードはかなり絶望的になってしまいましたが。続いて8区を走った森本ですが7km辺りからかなり苦しみ、ラスト1kmかなり粘るものの区間18位。9区は2年連続出走となったもう1人主将藤原優希。突っ込んで入るも権太坂で苦しみ最後ペースがあがり切らず。繰り上げになってしまいます。10区の斎藤舜太も来年のために突っ込んで入るも15㎞以降苦しみ失速。なんと復路順位は22位でかなり苦しいレースになりました。

今回の箱根総括

さて戦力的にかなり厳しかった今年の順大でシードを目指し総力戦となったわけですが、復路の主力メンバーになるであろうと思われていた村尾雄己などを欠き、エースである浅井皓貴のピークアウトもありかなり厳しい結果となりました。ただ収穫がなかったわけではないですね。まず大学駅伝で苦しんでいた吉岡大翔がチーム1の好成績をマークしましたし、かなり苦しい状況でのスタートであったであろう3区の海老澤憲伸も初の主要区間で実力を発揮しました。有力なエースが多く入る今季の順天堂に向けてこの2つは特に明るい兆しになったのではないかなと思います。

来季の目標

来季の目標ですが三浦龍司や石井一希の卒業で一つのサイクルが完全に終焉を迎え、新たな次の黄金時代の布石を打つための構築の年になります。
ただ箱根で結果を狙えない戦力ではないので箱根ではシードは狙いながらの戦いになると思います。

戦力分析(新入生を含めない)と戦略・課題

新4年

この世代ではエースを保有しています。浅井皓貴は出雲・全日本で説得力のある成績を残し、甲佐10マイルでは実業団の選手を押しのけ日本人TOP、ポテンシャルの高さを見せています。3区を走った海老澤憲伸も往路で通用する力を見せました。あとはこの世代NO.1入学は服部壮馬でしたし、全日本6区を経験した油谷航亮、鬼沢大樹、5区の控えとして2年間16人入りした神谷靑輝などが底上げを担います。鬼澤大樹、堀越翔人、岩島共汰はワイドー・ズミ駅伝や学生ハーフで成果を出しました。ここら辺が夏合宿を越えて結果を残してほしいですね。

新3年

駅伝を経験した世代の主力は村尾雄己と森本喜道です。村尾は28分台を昨季だし、直近の関東インカレの3000mSCで優勝。1年1年しっかり実績を積み上げています。森本喜道は出雲5区と箱根8区を経験。13分台も出しておりどちらかといえばスピードタイプでしょうか。あとは特殊区間要員としては氷見哲太も6区の適正は見せました。あとは29分台を出した中津瑛斗、13分台を昨季出した堀口颯亮、上尾ハーフで64分台ちょうどの児玉空琉らが戦力として稼働してほしいところですね

新2年

この世代はかなり楽しみな世代ですね。代表はスーパールーキーといわれていた吉岡大翔も箱根で成績を残し、63分台を持つ小林侑世、荒牧琢登、古川達也、29;17を持つ児島雄一郎、13分台の大野聖登、中距離中心の後田築などがいますね。これでもう6人がいますから将来に向けて順調です。特に小林侑世は今年に入って大きく成長を見せており主力の1人に食い込んでいってほしいところだと思います。

全日本予選に向けた戦略

まず最後に全日本予選に全日本予選に出場したのはなんと第50回大会までさかのぼります。それ以降シード落ちしても箱根駅伝成績枠だったりそもそも予選会が開かれなかったりしたことも有りますが3大会連続でシードを獲得しています。また浅井皓貴が関東インカレに出ず本調子ではないでしょうし、関東インカレで吉岡大翔も明らかに調子が悪かったですからから、4組で頼ることは厳しいですからそれ以外で4組を作る必要があります。
関東インカレ1万mでルーキーながら入賞する快挙を成し遂げた玉目陸と海老澤を4組で任せ、その前までに村尾雄己、小林侑世、吉岡大翔、あとは永原颯磨、川原琉人らも出るでしょうからそこから1年生ですが稼いでほしい存在になります。

箱根予選に向けた戦略

中心となるのは浅井皓貴・海老澤憲伸・吉岡大翔の3人は62分半以内のタイムを持っており日本人TOP集団で稼いでもらって後ろの集団を村尾雄己・鬼澤大樹を筆頭に小林侑世・荒牧琢登・古川達也・玉目陸・永原颯磨・川原琉人でフルメンバーで組めれば確実に上位通過できる力はあります。あとは上級生の森本喜道、藤島幹大、岩島共汰、児玉空琉、服部壮馬など通過できるだけの選手層は確実にありますよね。

箱根に向けた展望・課題

箱根に向けた課題ですがやはり山は一番課題になってきますよね。5区は2年連続で4年生が担当し、控えとして下級生の時16人エントリーした神谷靑輝、今年最有力候補と言われており63分台のハーフタイムを持つ古川達也などにも期待が高まります。
下りもやはり物足りないと思うところですよね。経験者の氷見哲太は少し走力に不安があります。候補として挙がるのは服部壮馬などでしょうが59分ちょうどを狙える選手を作りたいところですよね。

キーマンとなる選手

下級生が主力や中間層を担いますから彼らはキーマンですよね。調子が安定しない吉岡大翔や、ブレイク必至の小林侑世、スーパールーキーの1人の玉目陸や高校3年生の時に大きな成績を残した永原颯磨、川原琉人らの活躍は順大の今年の成否を握ります。
あとは主将の服部壮馬も奮起が期待されます。過去2回の駅伝出場のキャプテンは今年は得意の3000mSCを封印し駅伝一本に絞っています。

あとがき


今回は来季の順天堂大学の今シーズンの展望と課題について語らせていただきました。
次回は駿河台大学の今シーズンの展望と課題について語らせていただきます。次回の記事もよろしくお願いします。


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