小林正人|Masahito Kobayashi

明治大学建築学科教授|数百年・数千年に一度という大地震に対して,被災後の即時復旧・事業…

小林正人|Masahito Kobayashi

明治大学建築学科教授|数百年・数千年に一度という大地震に対して,被災後の即時復旧・事業継続可能なレジリエントな建築の実現を目指しています。建築は美しく,快適でなければならないが,まずは安全・安心であることが求められるというスタンスで活動しています。

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地震動と免震構造:防災数学への期待

数学セミナー2024年3月号(通巻 749号) [特集1]防災数学—防災を広く捉え,災いから未来を紡ぐ 小林正人(明治大学理工学部建築学科) 1.免震構造とは  数百年・数千年に一度という大地震に対して,被害を最小限に留め,被災後の即時復旧・事業継続を可能とするレジリエントな建築の実現は,建築学の研究者・技術者に課せられた最も重要なテーマであり,社会からの期待も大変大きいです。  地震に対する抵抗機構を分類した耐震・制振(制震)・免震という用語は一般化しています。特に免

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