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能郷白山と岐阜根尾へ通じる  温見峠 (大野市) vol.72

こんにちはKUROchanです!

大野市街地から国道157号を南へ進むと
田園風景から山の深い谷間の風景が広がります。

以前紹介した
麻那姫湖と青少年旅行村に辿り着きます。

さらに国道を奥に進むと
国道157号は冬季閉鎖の区間に入ります。

川の流れる谷に沿って走ると
やがて車1台分しか通れない
幅の狭い林道になって行きます。

今は人が住んでいない
温見集落を過ぎて山を登った先に
温見峠(ぬくみとうげ)はあります!

 大野方面を望む
岐阜県との境を示す看板

能郷白山(のうごうはくさん)という
標高1617mの山への登山口となっており、
岐阜県境にあり、峠を越えると
岐阜県本巣市根尾地区(もとすしねお)です!

能郷白山への登山口

温見峠は古くから
勝山の平泉寺から美濃方面に向かう
最短ルートとして
白山信仰の修験僧にとって重要な交通路でした。
琵琶法師もこの峠を越えたとか。

さらに戦国朝倉氏の戦いや一向一揆の軍勢も
この峠を往来したという。

歴史を遡ると
土砂崩れや洪水、豪雪、大地震があり、
厳しい自然環境の地域だったようです。


[参考文献]
上杉喜寿著 越前若狭山々のルーツ 1980


●温見峠

※国道157号線 
大野市中島〜大野市温見(温見峠)までは
積雪のため5月頃まで冬季閉鎖となっています。

本日も読んで頂きありがとうございます✨

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