深い山々が美しい麻那姫湖 (大野市) vol.62
こんにちは Kurochanです!
大野市を南北に流れる真名川の上流は、
昭和54年(1979)に
真名川(まながわ)ダムが建設され、
あたりは麻那姫湖(まなひめこ)という
ダム湖となっています。
かつて、湖の下には所々に集落がありました。
付近には
下若生子(しもわかご)、上若生子(かみわかご)、
中島(なかじま)の3つの集落がありましたが、
昭和40年奥越豪雨の大規模な土石流により
住宅全壊など甚大な被害が発生しました。
これをきっかけにダム建設が決定され、
旧大野郡西谷村にあたる現在の地域は
大野市街などに離村となりました。
深い緑の山々に囲まれたこの地域は
自然が豊かで川が清らかです。
現在は国道157号線で
大野市街地から20〜30分ほどで行くことができ、
険しい山に沿って道が作られているため、
カーブが多く、橋、トンネルが多くあります。
この場所にかつて集落があったことに
驚きを感じました!
この地区の長者に麻那姫(まなひめ)という
美しい人思いの娘がいました。
ある年、この地域に大干ばつが襲った時に
雨乞いをしても、何をしても収まらず、
麻那姫は神のお告げを受けて
真名川の淵に身を捧げて万物を救ったそうです。
これが地域の伝説となり湖の名前になりました。
麻那姫の金色の像が湖の辺りに建てられています。
麻那姫湖の南端は地形が開けており、
ここに旧大野郡西谷村の中心部、
中島集落がありました。
今は麻那姫湖青少年旅行村という
キャンプ場として整地され利用されています。
今は人々が住んでいない地域ですが、
かつての住民の土地を愛した想いが
滲み出ているような気がしました。
[出典]真名川ダム
https://www.kkr.mlit.go.jp/river/dam/managawa.html
本日も読んで頂きありがとうございます!