チョコ犬のスィーツデパートを乙ゲーだと思い込んでるオタクの記録

それは唐突に頭をよぎった。 

「チョコ犬やりたいな……」

何故か分からないが、幼少期に妹が買ってもらってた可愛いキャラデザのゲームが無性にやりたくなったのだ。なお当時の私はチョコ犬を一切プレイしていない。

なんとなくの設定は知っているが(今考えると漠然とした世界観やらの割に瞬時に理解できる作品なの凄くないか？)遊んだ事は無かった。

そんなこんな勢いで購入した【スィーツデパート】を遊んでみての感想、子供向けで片付けてはいけないと思う罪深いゲームでした。

私はそこで新たな推しに出会ってしまった

一定の好感度に達すると起こるスィデパの会話例

彼はスィーツデパートで初登場したオペラ、チョコレート専門の店を構えるチョコ猫。(スィーツデパートからはチョコ猫も含め数匹が新規追加されている)
説明書のキャラ紹介曰く論理的で慎重なインテリ男(中略)クールだがよく喋る、との事で 台詞から分かる通り口調は日本人だとしてもまあ堅苦しいながら恐らく内なる彼はかなり情熱的なのだろうと受け取れる台詞回しに注目してほしい。
人によってはロボットみたいと思われてもおかしくない堅い文章ではある。だがそこが彼の良さを引き出しているような要素でもある。

好物以外を渡した場合の台詞(重複して渡すとどのキャラも最低限の返事しかしなくなるパターン)

渡したスイーツのランクが高くなるにつれリアクションが変わる(一日につき各キャラ1度のみ見れるので重複すると同日に再度見ることはできない)

てな感じでこのゲームには好感度とやらが存在する。
恋愛ゲームと違い子供向けだからか好感度を確認する術はないのだが、

その証拠に好感度会話スクショを4枚つづけてご覧いただこう。

作中のコンテストで司会を務めてて特別枠に思えるがコイツにも好感度は存在する。
パッと見ネズミか熊？に見えるが犬らしい。

ブルーベリーと同じく初期からいる子。クール枠

オペラと同じくスィデパで初登場したチョコ犬。
口調が男の子寄りの文学少女だからか通常会話でも粋な返しをしてくれる。

ミルクはストロベリーと幼馴染ポジなので初期からいるが、弟のキャラメはスィデパからの登場。
※ちなみに下キャラメの好感度も個別で上げられる

………とこのように個性様々なキャラクターがいて全員を探るのに時間を食いそうだが、それを遂行しようにも邪魔をするのがこのゲームのシステムなのだ。

1作目とスィデパに共通する【１日の流れ】という基本システム、2回分行動し終えると強制的にその日を終了せざるを得なくなるというもの。
強制イベント以外で何か特別イベントを起こしたくても何も知らず行動すると行動消費して実質何もできずに終わるか、閉店ボタンで本当に何もしないまま終わることもできる。

チョコ犬のお店 Wiki*

基本事項その他

上記2つは有志による非公式wikiなのだが、公式の説明書より詳しい事が分かる(というか見ずに特定イベント起こすのがほぼ困難)のでプレイする機会があれば覗いてほしい。

攻略wikiを見る前にサーッとプレイした際コンテストに出る他キャラのイベントを案の定見逃してしまい作中のカレンダーを見たとしても分かる訳なくない？？と頓挫しかけたものだ。

季節によって挨拶台詞が変わる

表現がかっけぇ

オペラも好きなのだがレーズンも個人的に好きな部類に入る。
物静か？クール？と片付けていいのか難しいがこっちがたじろいでしまうくらい抽象的なようで直球にぶつかってくるので接していくと普通に好きになってしまう。
漠然とだが各キャラが魅力的に感じる上に深読みできてレシピやミニゲーム収集のほかキャラとのやり取り等、飽きさせない工夫がなされている凄いゲームなのだ。

2周目にまた一定の好感度に上がると初期より熱意ある台詞になっていたりするので目が離せない

このゲームにおいてオペラは特にオタク釘付けになる要素の塊だと思うので何かの奇跡でバズってファンディスクを出してほしいものだ。(日本コロムビア様、続報お待ちしてます…)

さて、このゲームには各キャラの誕生日の他にもバレンタインやクリスマスのイベントもあるのだが強制で起こる訳ではなく自ら動いてイベントを発生させなければならないものがほとんど。

誕生日プレゼントを贈った際の台詞でなお好きになったキルシュのスクショをご覧いただこう。

下1枚は秋頃の通常台詞

彼女以外にもストロベリーが来ると甘い匂いがすると溢すキャラ達がいるのだが、それだけプレイヤーがパティシエになるためにキッチンでスイーツ達を生み出しては向き合っているのだという情景を深掘りできる場面が見れる。

そしてお菓子の日というバレンタインに似てる上にその翌日に設置された祭日があるのだが、全員の会話イベントの共通部分が「いい感じの菓子が無かった所にストロベリー(プレイヤー)が菓子を持ってきてくれて助かった」という始まりなのだが、冷静に考えるとこの世界というかデパート内で無い事があるんか？？と疑問だが細かい事を気にしては楽しめない。

ケーキの日と似た祭日で【スィーテストデー】というお世話になった人に菓子を贈る日もある。
どんだけ菓子を配り歩くんだという感じだが好感度上げもといキャラ達の普段見れない反応を拝めるので一石二鳥である。

ストロベリーと幼馴染で彼女を溺愛しているホワイト。
ストロベリーから何か施されるとだいたい感極まる勢いで喜ぶのだが、スィーテストデーは特に何か勘違いしてるのか勢いでお礼を言われる。

オペラも似た事を言うのに何故かブルーベリーにはドン引きするストロベリー。お前の基準の方がわからん

ここまで祭日に沿ったスクショを上げたがこのゲーム当然これだけではなかった。
私もwiki(というか有識者コメ)を見るまで知らなかったが4か5月下旬に何のヒントも無しでオペラとのデパート見回りイベントも起こせたりするのだ。

このイベント、1周目でも起こせるが何のフラグで起こるものなのか未だに解明されていない

wiki上でもカレンダーで見える祭日以外で起こるイベントが多々存在していて油断ならないのがこのゲームの恐ろしい所である。

本当はもっといっぱい紹介したいがそれは各自の目で確認いただいて楽しんでくれたらと思います。

あえて載せなかったがクリスマスにプレゼントを配り回る際(唯一 行動制限されないイベント)にオペラのウインクやレーズンの照れ顔といったキャラクターの貴重な表情が見れるので興味持たれた方はぜひチョコ犬のお店orスィーツデパートを遊んでみてください。

そして、日本コロムビア様！
何卒…チョコ犬のファンディスクもしくはSwitch移行など続編新作を出していただけると、一ファンとして命が助かるのでご検討よろしくお願いします………どこかで見ててくれぇ…