何がどうヤバいかを述べよ〜リスクベースドテスト
良い子のみんなー!
愛と平和を歌って笑顔を届ける愉快なピエロ、MR.SMILEだよー🤡
近所の川沿いを歩いていると
「んぶぉーんぬぉー」
ってウシガエルの鳴き声を聞くことが増えたよ。
僕はウシガエルの鳴き声を聞くと、子どもの頃、おじいちゃんとウシガエルを取りに行ったことを思い出したりするよ。
童心に戻ってウシガエル取りでもしたいけど体も鈍ってるし川に落ちる「リスク」もあるからね。
今日は前回、少し触れたリスクを軽減する為のリスクベースのテストについて紹介するよ。
リスクベースドテストとは
日本語でリスクに基づくテストだね?
前回の話で言えばプロダクトリスクとプロジェクトリスクがあったけど、リスクベースドテストでは製品、システムの品質に影響を持つ、プロダクトリスクの方に着目してテストの進め方を考えるんだ。
「ヤバい」のはどこにある?
リスクベースのアプローチとして、プロダクトリスクの中にどんなリスクの種類があるかを認識し、各リスクの発生する可能性と発生した場合の影響度を調査するよ。
この分析結果をテスト計画やテスト設計、テストケースの準備、実行、テストモニタリングとコントロールに取り入れていくんだ。
例えば次の内容を決めていく時にプロダクトリスクの分析結果を考慮して検討していくんだ。
• 適用するテスト技法を決める。
→ 限られた工数の中でリスクの高い機能や要素を的確にテストできる技法を検討
• 実施するテストレベルおよびテストタイプを決める
→ 開発のライフサイクル(プロセスの段階)のどの期間にどんなテストをするかを検討
• テストを実行する範囲を決める。
• 重大な欠陥をなるべく早い時期に検出するため、テストの優先順位を決める。
→ 発生した場合に影響が大きいリスクがどこにあるかを絞り込んで優先度を決めることで開発終盤に重大な欠陥が残らないようにする
• テスト以外の活動でリスクを減らす方法があるか検討する
→ 設計や開発側に経験が少ない人へのトレーニングや仕様検討に不備がないかレビューの強化を含め対策案の確認することでテストプロセス以外での対策ができるかを打診する
早い段階でプロダクトリスクの分析、対策検討ができればプロジェクトの成功に貢献することになるよ。
リスクの分析結果にもリスクがある
テストプロセスでの検討に必要な分析結果が間違っているとリスクの軽減にならないどころかリスクが増えてしまうよね?
そのため、リスクベースドテストでは、プロダクトリスクの分析を行うために、プロジェクトのステークホルダーの総合的な知識や洞察力が必要になるし、リスクの管理方法も決められたポイントを押さえておく必要があるんだ。
• どこが上手くいかないか(リスク)を分析する(定期的に再評価する)。
→ リスクが残りそうか?リスクは軽減したか?を定期的に確認しておく
• リスクの重要度を決める。
• 重大なリスクを処理する方法を実装する。
→ 発生した時のヤバさを決めて、ヤバいことが起きた時に直す方法(機能や処理)を実装しておく(実装されているかをテストで確認する)
• リスクが実際に事象として発生した場合に備えてコンティンジェンシープランを作る。
→ ヤバいことが起きてしまった後に早めに対策ができるよう緊急時の方針や対策方法の計画を作っておく
近づいて初めて気づくリスクもある
開発のライフサイクルやテストプロセスが進む内に計画の段階で気づいてなかった新しいリスクが分かったり、リスクが明確になってくることもあるよ。
遠くから見て登るのが楽な山だと思ったけど登山口に行ってみたら険しい道だったり、草が生い茂っていて、そのままでは進みにくいことに気づいたりするのに近い感じかな?
だから、まずは下調べしたり、可能であれば現地に下見に行ったりすることも大事だし、リスクがデカいと判断したら一度、引き返してリトライと言う判断も大事だよ。
良い子のみんなも旅行とか普段と違うことをする時はリスクを分析して準備を整えて出かけようね。
突発的に「滝が見たい」と言う思いつきで登山靴や登山用リュックの重装備の人だらけの険しい山道をTシャツ、ジーンズで進むみたいなことをすると後悔しちゃうからね。(冒険気分で楽しかったけど)
では、今回はこの辺で!
最後まで読んでくれた良い子のみんなー!
さんきゅーすまいる🤡
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