見出し画像

含み損に慣れるたった一つの冴えたやり方

 いつまでこの調子で上がるか分かりませんが、ここ最近投資を始めた人がいずれ直面するであろう下落局面とそこで迎えるであろう含み損をどうやって乗り切るかを紹介します。

結論から言うと「(含み損は)慣れますよ」 です。

 元本を少し割った程度でこの世の終わりのような精神状態になる人もいますが、長期チャートを見れば分かるように上がりっぱなしの相場なんてありませんし、だからと言って利確や損切りして安くなった時点で買い直すなんてことを素人がやると大抵失敗します。よくある「高く買う安く売る」をやりかねません。それはそれで、痛くなければ覚えませぬ、を地で行く良い勉強になりますが……。

 「慣れるなんて無理!」というなら、どうするか? こまめな株価チェックなんて止めて普通に働けです。

 もちろん仕手株やレバレッジが効いている商品は損切りラインを決めて早めに対処しないとえらい目に会いますが、NISA積立枠で選ばれているような銘柄やそれに準ずるETFであれば上がったり下がったりしつつも最終的には上がる可能性が高いです。少なくともそのような銘柄を積み立てているのにインフルエンサーなるものに煽られて不本意な売買をすることは避けた方が良いです。

慣れ方

 それでもなお下落局面の前に、含み損に慣れたいならインバース型ETFという選択肢があります。

 これは簡単に言うと「対象となる指数が上がると株価が下がる」という特性を持っおり、例えば日経インバースでは「日経平均株価が上がると株価が下がる」という値動きになります。さらに信託報酬分も下がるため日経平均株価が上がると株価が下がり、日経平均株価が下がって株価が上がっても信託報酬分は下がるというかなりデバフの掛かった値動きになります。

 有名どころのインバース型ETFは以下の商品です(他にもTOPIXインバースやS&P500インバースなどもありますがここでは割愛)。

  • 1357:日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信

  • 1571:日経平均インバース・インデックス連動型上場投信

 2024年3月中旬の時点で前者は1株約140円、後者は約630円であり、これらは1単元1株なので前者であればジュース1本程度で購入できます。長期チャートはこんな感じです。直近では新型コロナショック時(2020/3月ごろ)で上がっていますがそれ以降は……。

 購入した場合、高確率で損を抱えることになりますが下手な投資本やセミナーを受けるよりも勉強になります。また、損切りの難しさも実感できると思います。

 ……ちなみに筆者は1357(日経ダブル・インバース)を4桁円時にそこそこ購入した挙句、損切りして戒めとして1株だけいまだに握ってます。現在の損益率はなんと驚きの-90%越え! ぎゃふん!

以上。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?