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〔108〕華頂家伝と國體史観の照合(6)の8/21改訂版 必再読

 〔108〕華頂家伝と國體史観の照合(6)
 ここで〔107〕の有料領域の最後の部分を再掲するのは、落合がこのことを、もっもっと多くの方々にお伝えしたいからであります。(以下、前項有料両域の末尾部分を修正して再掲します)
 ここで諸子の歴史理解の根本にあるべき「根本的知見」を明示しますと、ワンワールドの東極からワンワールド西極にかけ、二度に渉って入った日本皇統がフランク王国とハプスブルク大公を創ったことです。
 之を云うと、眉を顰めたり憫笑したりするのが識字人で、これは日本劣等史観に汚染され尽くした戦後文化人も。皇国史観を立てながら西欧コンプレックスをされない保守系文化人も選ぶところはありません。
 落合史観の普及を妨げるものは、これら「エセ歴史」に固執する「半端インテリ」です。ここで「半端インテリ」とは、大東亜戦争の前半戦で敗れた皇国日本が、戦勝者の米国に二度と歯向かわないこと、及びソ連と結託しないことを企図した国際共産主義(トロツキスト)勢力が施したWGIP(日本罪悪感擦り込み計画)に乗っ取り、日本社会全般に当たる歴史教育によってきれいに汚染された社会階層のことです。
 つまり戦後日本社会を主導してきた官僚、教育者、報道陣、会社経営者、中堅管理者、労組指導者、社会活動家などあらゆる分野における実質的指導層です。

 わが国の政治家について謂えば、与野党の差異を超えてほとんどが米国依存主義者です。
 戦後から今日に続く在日米軍による間接占領のもとに行政運営してきたわが政治体制は、多くは日米合同会議にしたがって官僚の作成した法案を与党が提出し、それに野党が形式的に反対して多数決で決まる。これが昭和三十年に成立して、昭和の政治を支配してきた「55年体制」です。

 ようするに上場企業の株主総会みたいなもので、与党が会社側とすれば野党は総会屋です。選挙民に当るのは職員や労働者ですが、何しろ出席しないで意思を通す大株主が「アメリカの支配層」ですから、総選挙にも大した意味はありません。
 この「55年体制」に対する国民の不信が顕われたのが投票率の低下傾向で、もはや国政選挙における最大政党は「棄権党」になりました。之こそ政治体制にとって最大の危機ですが、アメリカ頼みの自民党は成すすべがなくアメリカ自体にも対策案がないので、放置するより他はなく、それが自民党得票率の漸次的低下と日本社会党の崩壊として顕われてきます。社会党の崩壊理由は明白ですがここで述べる必要はないでしょう。
 とにかく、これを好機として連立政権を持ち掛けたのが公明党で、投票率の低下で価値を増した創価学会員の固定票を自民党に売りつける集団票売買を「選挙協力」と称して政権入りし、政権の一部を担う第二与党としての利権を享受してきたのは、「55年体制の更新版」です。

 右の政治構造に直接関わってきた与野党政治家の本質は敗戦利権によって生活を維持し蓄財してきた反日種族ですから、これから洗脳を解除ししても方向転換や再生はまず不可能でしょう。
 ようするに、すでに崩壊した自民・公明体制の崩落は目前に迫っていますが、アメリカ依存主義を捨てようとしない以上、このままでは為すすべがありません。
 ここで近隣諸国に眼を向けると、大韓民国の政体の分裂・倒壊が目前に在る事は誰の眼にも明らかです。理由は、保守革新の両派が党派を超えて繰り広げてきた韓国版『日本性悪説すり込み計画』がとうとう崩壊するからであります。
 韓国版「日本性悪説擦り込み計画」は、WWⅡの戦利品として大日本帝国の一部を切り取ったアメリカが造った傀儡国家の、「国生み神話」の根底をなす民族史観とするために、対日優越主義と日本性悪説に基づいて捏造したもので、在米国際共産党(トロツキスト)が企画して指導したものです。
 韓国特有の「日本性悪史観」はもとより妄想史観ですが、対発生したのが日本の「自虐史観」です。これは在米トロツキストによるWGIP(戦争加害意識すりこみ計画)をもとに戦後日本を指導してきた戦後文化人が創ったもので、やはり妄想史観ですが、これを戦後社会に浸透させた勢力の根本は、京都大学教授上田正昭ですが、これについては拙著で何度も述べたので割愛します。
 大韓民国の崩壊は必然ですが「夫れ殷鑑遠きに非ず」、日本も傍観しておれません。岸田首相と尹大統領が訪米してバイデン大統領とで三者会談をしたようですが、ここで何を決めようとも、すでに動き出した歴史の流れを規定するのは「社会的エントロピーの法則」です。
 近々発生が予想される韓国内乱は、これに対応する北鮮からの侵入も合わせて、在日米軍の動向次第で様々な態様が考えられますから、日本もこれを読みながら適切な対応をしなければなりません。
 適切な対応とは何か? 
 それを覚るには歴史を知るしかありません。社会はそれ自体が生命体で輪廻転生しますが、巨視的に観るとカルノー機関のようなもので、起承転結が相似象を繰り返しています。
 だから政治学の本質は歴史学なのですが、重要なのは「真の歴史」でなければならないことで、落合が真の歴史を探究する理由は其処にあります。

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