我が節約生活の始まり②:micromaniaに陥らないために

コンビニで買ったジムビームのミニボトル(200mL)が517円(税込)。大切に飲んでいると、4日持つことが分かりました。つまり、1日当たり130円。
酒屋さんの自動販売機で350mLのビール1缶240円を買うのと比較すると、明らかに大きな節約です。
私にとって、節約額も大事ですが、同じくらいアルコール量も大事です。

ビール350mL1缶の場合、350×5%=17.5mL
ジムビーム200mLを4日で飲む場合、200×40%÷4=20mL

明らかに、ジムビームの方がアルコール量が多いのです。
もともと抑うつ質の私は、1日に少量の酒精を摂らないと本当に苦しく、micromaniaに陥ってしまうのです。
世の人は、お酒を飲みすぎて、megalomaniaになりますが、私はその作用を利用して、micromaniaから脱するのです。
英語で書きましたが、分かりやすく言えば、megalomaniaは躁、micromaniaは鬱。
ちなみに、カフェイン(コーヒー)を摂取すると、私の場合、micromaniaの方向に向かいます。
躁も鬱も良くない状態です。両者の中庸が大事なのです。人間の能力は、中庸で最適化されるのです。

原始仏教のなかに、『弾琴の喩え』という例え話があります。

❝ある時、お釈迦様は、マガダ国の都である王舍城の霊鷲山で修行をされていました。多勢の修行者の中にソーナという一人の青年がいました。 真面目なソーナは、自ら厳しい修行を課していました。でも、なかなか悟りを得ることができません。悩み苦しんだ上に、佛道修行を捨てて世俗の生活に戻ろうと考えるようになりました。
 お釈迦様は、ソーナの心の迷いを知って、その心境を尋ねました。彼は、正直に思いを打ち明けました。
お釈迦様は、彼が琴の名手であったことを思い「ソーナよ、琴を弾く時はあまり弦を強く張ってしまうとよい音はでないであろう、また弦の張りが弱すぎてもよい音は出ないであろう、ソーナよ、佛道の修行も同じことだよ。 無理に修行を重ねても、心がたかぶって冷静で沈着な心をいただく事はできないだろう。弛み過ぎても怠け心が沸いてくるであろう。ソーナよ、あなたは琴の音を調える時のように、どちらにもかたよらない素直な修行の実践が大切だよ。」(中道の教え)と教えました。 ソーナは、この『弾琴の喩え』を胸に抱いて再び修行に励み、ついに悟りの境地に至ることができました。❝
 
私は、この『弾琴の喩え』が好きで、中道(中庸)を自分のモットーとしています。あたかも、ギターの弦をチューニングするように、自分の心を最適な周波数にチューニングするのです。

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