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秋の窯焚き覚え書き

3段目の還元焼成

結論から言うと今度の窯は初めてと言って良いくらい良く炊けけど還元焼成で焼いたつもりご1番上の4段目は酸化気味になってしまった原因は下の写真の火盾L字を中間サイズで同じ高さのを3つ並べてしまったこと。

L字の火盾

それによって火炎が中段に流れ込んで1番上段にまわらず酸化の雰囲気に。まあ100点の窯焚きはないけど。

上段の酸化具合

窯の容積が小さいので少しの傾きや火盾で火の通り道が全然違ってくるから難しいし、面白いちゃ面白い。今回特にすいすい温度が上がったのであっさり焼けてしまった感はある。温度に苦労した窯の方が思ってもいない焼きで出ててる陶器がある場合があるので、窯は難しい。
釉薬はやはり七官青磁釉がいい雰囲気でやけた。あの釉薬がこの窯と炊き方に合ってるので酸化でも還元でも青磁らしく焼けてくれる

七官青磁茶碗

あと友達に評判良かったのは縄文土器を本焼したやつ これはまた作ろう今回赤土で使ったけど白土でも作ろかな

焼締縄文杯

後は香炉がいい感じだった

足付き蓋付香炉

ただ目土を星形にして逆さ向けに焼いたけど口元が全部ひっついて取る時に欠けてしまってほぼ全部、漆で繕う事に!

金継ぎ中

あと排気の黒煙対策で煙突に空気を導入して二次燃焼させて煙を減少させるために外気通路をつくっだけどなかなか効果ありみたいもっと本格的にやってみよかな

排気の2次燃焼システム



次回はリニューアルしてる自作の窯で焚きたいけど、まあ来年かなぁ。やる事いっぱいあるからなあ。

窯焚きデータ
AM7:30スタートPM10:30火止め。
800℃還元入り 1280℃3時間キープ。
MAX1290℃
晴れ時々小雨、気温15℃〜25℃
七官青磁釉、高麗青磁釉、炭1キロ 灯油30リッター 

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