図書館本 21冊目 『古代メソアメリカ文明 マヤ・テオティワカン・アステカ』 青山 和夫・著
先日最終日を迎えた「特別展 古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」を振り返るのに、手元でパラパラしたくて借りてました。
(行ったのはゴールデンウィーク前、まだまだ日があると思っていたら行きそびれるところでした。)
行く前にこの本を読んだらいいものを、予習で読んでいたのは『地球の歩き方 ムー 異世界の歩き方』です。(以前図書館で借りましたが、読み切れないので買いました。というか、持っていたい。)
古代メキシコ展では「会場内作品 撮影OK」だったので、写真下手なわたしも色々撮りました。
しかし、撮影が下手ですね。光の加減とか、角度とか、距離とか、センスないですね…
(見出し画像からもわかります。何をどう撮りたいのか、ピントも構成もなんというか、他の写真も似たり寄ったり…)
スマホで動画撮影されてた方は「動画の撮影はご遠慮願います。削除して下さい。」と、係の方に注意されてました。
動画はNGなんですね。知りませんでした。
わたしには難度の高い動画撮影なんて、思いつきもしませんでしたが。
わたし自身も、展示ケースに近付き過ぎて「離れて下さい。」と注意されてました…
写真を撮るのにスマホに顔を近づけて、さらに展示ケースに接近し過ぎたようです。スマホがケースに当たったりしたら破損の恐れがありますものね。(展示物のね。)
目が悪いにしても、昔のカメラじゃないんだから、ファインダーのぞくわけでもないのに、スマホに顔を近づけるとは。さらに被写体に接近するって…
途中、展示物も多いし撮影が面倒くさくなって、集中して目に焼き付けるだけにしようかとも思ったんですが、ちょっとでも撮ってて良かったです。
あの館内の薄暗い照明、独特の雰囲気は、図録の写真では感じられません。(なんであれを撮らなかったんだろう、と後悔した展示物もあります。)
今回注目の「赤の女王」関連の展示室は、宣伝による期待もあって、入るのに少しドキドキしました。
予習した『地球の歩き方 ムー』には、マヤのパレンケ遺跡で発見された「パカル王」のヒスイのマスク写真が掲載されています。
赤の女王は、そのパカル王の妃である可能性が高いということで、わたしは特別展に出掛ける前に「あなたのお妃様(のマスクや装飾品)に会ってきますね~。」とか思ってました。
その「赤の女王」の展示室では、腕を伸ばして撮影されてる方に「ケースの上からの撮影はご遠慮下さい。」と、係の方が声かけをされてました。
展示物のケースが、全体を見下ろせるように低く設置されているので、手を伸ばしたりして上からも撮影したくなるところですね。
万一スマホやカメラを落したら、破損の恐れがあるからということでしょう。(展示物のね。)
動画撮影、ケースの上からの撮影は、悪気無くやりがちなことかと思われるので、そちらこちらに注意の案内があればいいですね。
係の方も、声をかけづらいかと。(ひょっとして、案内表示あったのかな?「ケースから離れて下さい」的な表示はあったと思います。近付き過ぎた私は完全NGです。)
以前、20年近く前に「インカ、マヤ、アステカ展」というのを見に
行ったことがあります。(調べると、2007年のこと)
その時注目の展示は「アンデスのミイラ」でした。うっすら覚えてます。
よく覚えているのが、マチュピチュのジオラマが展示されているところで、見学者の高齢男性が「おっとっと~」な感じで体勢を崩しながら、ジオラマの柵に倒れ込んで行くのを目撃したことです。
多分、柵を移動させちゃったぐらいで大きな損害は無かっただろうと思いますが、万が一、展示物を破壊してしまったらどうなるんでしょうね…
ジオラマならまだしも、いやいや…、恐ろしい…
気が引き締まる光景でした。
そしてその、昔の「インカ、マヤ、アステカ展 2007年」の展示物、他に何があったっけ~、と気になってネットで探してみたら、「あ、これあったねー!」と、思い出すのが「トラロク(雨の神)の壺」や「ミクトランテクトリ(死の神)の像」。
…そしてそこに、まさかの「鷲の戦士像」…
ぜんっぜん記憶に無かったんです。
今回の古代メキシコ展で展示されていて、写真もバシバシ撮りましたが、これが初対面だと思っていました。
でも、すでに会っていたんですね、この像に。
私とあなた、17年ぶりの再会を果たしてたんですね。
この青山和夫さんの本では、「鷲の戦士像」について ”テノチティトランの「鷲の家」から出土した高さ198cmのメソアメリカ最大の土偶” と記述があります(残念ながら写真なしです)。
本展の図録では 、”「鷲の家」の入り口には、2体の像が置かれていた…” と説明されており、展示の像については ”高さ170cm" と書かれています。
どうやら「鷲の戦士像」は2体あるようですが、多分、同一の像が日本に来ていたんでしょうね。170cmの方が。
「トラロクの壺」は、ひょうきんな顔と鮮やかな水色が記憶に残っていて、今回の展示でも「前に見たのと同じのかな?また会えた?」とか思ったくらいなんですが、「鷲の戦士像」は高さが170cmもあるのに、その迫力が1ミリも記憶に残っていなかったのです。
どうしたことでしょう…
見物客の一人だとでも思ってすれ違ってしまったんでしょうか…
そして、今回は図録を買ったのですが、事前にネットの特設サイトで、3種類の表紙カバーで販売されているのを知り、買うなら断然「死のディスク」のカバーだな、と思っていました。
けれど実際に会場のグッズ売場で見てみると、
「今回私はこの方に会いに来たんだ。」
と、「赤の女王」のカバーに引き寄せられそちらを購入。
残りの一つ「鷲の戦士像」カバーは、迷うこと無くまったくの選択外でした…
私は戦士に対してつくづく失礼ですね。
あとグッズ売場では、マグカップが気になりました。
何度もその前をチラ見やガン見しながら通り過ぎ、手に取っては眺め回し、結局カップ内側の鮮やかな黄色に魅せられて、「これでコーヒー飲みたいっ!」と、図録と併せて買っちゃいました。
本の感想というより、古代メキシコ展の感想になっちゃいましたね。
でも、この本はちょうど「マヤ・テオティワカン・アステカ」についてまとめてくれているので、後で読んでも古代メキシコ展にはピッタリです。
(『地球の歩き方 ムー』もカラー写真がいっぱいで楽しいです。)
図録も併せて、年表や地図で確認して整理できるので、一冊こういう本を持っておきたいです。新しめの調査・研究とかも知りたいですね。
(グッズ売場には書籍もいろいろあったなぁ…。その時は気にならなかったのになぁ…。いつもあとで思う、あれ、買っておけば良かったって…。あの、メキシコ土産っぽいグッズとかなぁ、今度メキシコで買おう…、それはないな。いや、決めつけはよそう。)
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