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【大の大人が本気で「story cubes」、100話作る。】 ♯1


こんにちは、アベ ヒサノジョウです。
皆さんはRory's Story Cubes (ローリーズストーリーキューブス)をご存知ですか?
こちらは子供用の知育玩具で9つのサイコロを振って、出た絵柄で物語を作るというゲームです。

サイコロは9つで1セットになっており、基本は〈ベーシック〉タイプですが、他にも〈アクション〉や、〈冒険編〉など、様々な種類があります。

物語を作る訓練として、たまに一人で遊んでみたりするのですが、
「これを100話やったら…めっちゃ文才が身につくのでは…?」
と、突拍子もないことを思い書くことにしました。

今年中に100話書き切りたいと思いますのでよろしくお願いします。


〈第一話〉(昔書いたものですが…)

村には恐ろしい鬼がいた。
その鬼は毎週、人間を食べにやってくるので皆が困っていた。
そこでは結託して、この村に来た旅人をだまして鬼に食わせていた。

その日、旅人がやってくると村人に南京錠を売って歩いた。
村人たちはその男が今日死ぬことを知っていた。

ある者は男が売る南京錠を買った。どうせ死ぬのだから、最後に買ってやろうと思ったのだ。
ある者は男が売る南京錠を買わなかった。どうせ死ぬのだから、後から奪えばいいと思ったのだ。
ある者は男に施しを与えた。どうせ死ぬのだから、今日ぐらい食べさせてやろうと思ったのだ。

その村にやってきた旅人は近くにテントを張ってその日キャンプをしていた。
夜中、トイレに行こうとテントを出ると、自身のテントに矢印が引いてあることに気がついた。
その矢印をよくみると、奥にもこちらを指す矢印がある。旅人はライトを持って、先に進むとどんどん矢印はへと続いている。森を抜け、を渡り花畑を抜けるとある一軒の家からそれが続いていることがわかった。
旅人はその家の前に立つと、その家のドアは大きく旅人ではドアノブにが届かないほどの大きさだ。

男は恐ろしくなってテントに戻るとすぐにテントを片付けた。そして、その矢印を村まで引っ張ることにした。

鬼はその矢印を頼りに村までやってきた。村にはついたものの、どの人間を食べてよいかわからない。
鬼は面倒臭くなり全員食べることにした。

鬼は順番に村人を襲っていった。
安心していた村人は鬼に気づかずに食べられていった。

ところが、ある家の住人は食べられなかった。
それは旅人から南京錠を買った村人だった。鬼はドアを開けることができなかったのだ。

鬼は一通り食べ終わると村から出ていった。
それを見届けて旅人はその村を後にした。


でした!いかがでしょうか。(太字がサイコロのキーワードです)
皆さんもよろしければ挑戦してみてください。

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