Pallavolo Serie A 23-24チーム統計

ついにレギュラーシーズンが終わってしまいました。データを振り返りましょう。1節あたり2試合見れれば多いほう、ということであんまり深いコメントはないんだけど。

順位

23-24 順位表

2試合くらいを残してトレントが1位。順位が決まってから終盤立て続けに2試合落としたのだけど、それを除けば負けたのは前半のモデナ戦だけ。しばしば故障でメンバーを入れ替えるペルージャとは対照的にほぼ「いつメン」で戦い切った。ただスベルトーリがケガしてしまったので、プレーオフはかなり厳しそうだ。いろいろ勝負弱いところを見せつつピアチェンツァは3位。モンツァは高橋藍で躍進、ヴェローナは終盤失速。ミラノはどうにか帳尻を合わせたか。監督更迭のモデナはプレーオフには踏みとどまった。最下位はカターニャで、2シーズン連続で昇格したチームがすぐ降格することになった。

ブレイク率

ブレイク統計; Acicastello はカターニャ(以下同じ)

全体のブレイク率は 25.2%。チームとしてもっともよかったのはペルージャで29%。27%台にトレントとピアチェンツァが並ぶ。最も悪かったのはカターニャではなくタラントで 21.4% だった。昨シーズンは 1位ペルージャが 31% と断トツだったのだけど、それよりは差が縮まった。

サーブ

サーブ統計

最高成績は再びペルージャ。次いでピアチェンツァ。ヴェローナとルベはエースもミスも少なめ。モデナ、サーブは良かったんだ。全体の Ace / Set は 1.41。ちなみに昨シーズンは1位ペルージャ 2.1、2位ピアチェンツァ 1.93、全体 1.47 だったので、サーブはややマイルドになったといえるだろう。

アタック

アタック統計

またペルージャじゃねーか。しかし失点に注目するとトレントの良さがわかる。特に被ブロックは唯一の6% 台となった。なんか意外。ペルージャは上位の中では失点が多い。モデナの被ブロックが目立つ。確かにブロックがポトンと落ちてるのをよく見た気がする。
昨シーズンとの比較で言うと、最高 54.5 %(ペルージャ)、最低 42.1 % (シエナ)だったから、上位と下位の差は縮まった。ちなみにトレントは昨シーズンもスパイク失点が少なめで、3位だった。

ブロック

ブロック統計

やっぱりペルージャが最強だったんだ!2位はトレント、3位ヴェローナ、4位ミラノ。モデナの弱さが目立つ。
推移としては昨年の平均が 2.05/set、今年が 2.04/set でほとんど変わらない。

レセプション

レセプション統計

え、トレントが1位ですか。Prfが多いしエラーも少ない。こんなキャラ変してたのか。リヒリツのおかげかな()。モンツァの Prf が少ないのは意外。特に悪かったのはチステルナ。
Prf 平均値の推移は 22.2 % から 24.9% になっている。昨シーズンの最高は 26.1% (ペルージャ) だったが、今季は5チームがそれを上回った。
基準が甘くなったのだろうか。いや実はこれは…

まとめ

シーズンの流れとしてはトレントが盤石の強さを見せていて、ペルージャはサイド陣のケガに苦しみながら、という印象だったのだけど、スタッツだけを見るとペルージャのほうが良かった。トレントはちゃんとレセプションしてミスらずにスパイクを決める手堅いチームになっていた。
昨年との比較で目立ったのは、エースが減り、レセプションの数値が向上したこと。各チームの戦術の重点がサーブからシフトしているのかもしれないが、やっぱりレオンとケイタの出場数が少なかっただけ、かな?

読んでくれてありがとう!