11/25〜11/27プレミアリーグ 第十三節プレビュー (MCI・LIV、TOT・AVL)

挨拶

 今回も読んでいただきありがとうございます。

 インターナショナルブレイクを終えて、リーグ戦に戻ってくる各クラブ。その中でも有利不利が生じる負傷者の有無が話題になるかと思えば、エヴァートンに起きた勝ち点剥奪や同一オーナー所有クラブ間での選手のレンタル移籍、その是非で認められた点など大きな変化がありました。
特に勝ち点剥奪は連鎖的に話が進んでおり、1件立証されたエヴァートンを例に115件疑惑があるマンCがどう結末を迎えるのか、またチェルシーの前オーナー時代の不正を自己申告した内容やトッテナムで15年前の移籍が問題視されている。これらの話が解決した時、順位表がどうなってるのか予測は不可能だと考えている。
 話が脱線したので戻すと前節の第十ニ節では、「改善ができなかったチーム」と「好調を維持するチーム」と「好ゲームを演じるニチーム」の三つのハイライトが大きかった。

 今回はニ試合ピックアップしようと思います。
それでは早速、移りましょう。

チーム状況確認 

 まずは上位グループ1位マンCから5位アストンヴィラと順位変動があった優勝レース。首位を長くキープしていたトッテナムは重要なピースの離脱による失速、次に首位へ立ったマンCはチェルシーに苦戦させられ伸び悩んだ。
 また中位グループ、6位マンUから13位クリスタルパレスでは2ゲーム勝ち続ければ並ぶ場所に各チームがいる。その中でもトップハーフには、序盤戦好調なチームに加えて復調し始めたチームが入り混じる混戦となり、優勝レースに参戦する準備をしている。
 最後に下位グループ、14位エヴァートンから20位バーンリーでは前季の昇格組と今季の昇格組が入っている事でリーグ全体のレベルが一段と高くなっている状況を示唆する。

 少しずつではあるものの、各グループが離れ始めて現在目を引いているのは間違いなく優勝レース。中位も1ゲーム勝つか負けるかで入れ替わる事で熾烈な競争が繰り広げられている。下位は下位で1ポイントですら欲しい状況に立たされ、死に物狂いで毎試合挑んでいる。

11/25
21:30 H MCI vs LIV A

予想スコア 2-1

 1位・九勝一分ニ敗であるマンCが2位・八勝三分一敗であるリヴァプールを、招き入れて自らの立ち位置を盤石にしようと試みる。

 マンCとしては、前節チェルシー戦で引き分けたことで後ろに続くチームを引き離せなかった。何よりリードを奪っても何度も振り出しに戻され、最後のリードを奪った後にディアスがPKを付与してしまったのは、余りにも安易なミスだった。今までは自身がボールを握り、相手が引いてカウンターを狙うという流れでの弱点があったが、今回は互いに殴り合った際に生じるトランディションでの不利な場面で踏ん張りが効かないところが改善点になるだろう。

 リヴァプールとしては、退場者で悩みながらも結果では勝利という経験から、勝負強さが前季よりも高まり、更に一新した中盤は輝いている。そんな中でアンカーは暗雲漂ったままだ。マクアリスターでは守備強度が、遠藤では攻撃補助と被カウンター時の対応速度が問題となり、正答を出せずにシーズンを過ごしている。他にもロバートソン不在時のツィミカスの仕上がりも一長一短でこのポジションをクロップ監督はどう対処するのか。

 試合展開は、マンCがボールを握ってリヴァプールがカウンターというわかりやすい構図を形成するだろう。
戦術上の欠点を抱えるホームチームと選手による弱点を抱えるアウェイチームがどう隠しながら、敵陣へ攻め入れるか注目したい。

11/26
23:00 H TOT vs AVL A

予想スコア 1-2

 4位・八勝ニ分ニ敗であるトッテナムが5位・八勝一分三敗であるアストンヴィラを、更に引き離すべく招き入れる。

 トッテナムとしては、1ヶ月近くマディソンの不在が勝敗に大きく影響することが前節ウルブスでわかった。ホアビュアが2アンカーの位置まで降りてきた際に生まれるスペースを各アタッカー陣がうまく利用していたが、結局は相手の戦術と判断のズレで生じた得点のみで終わっている。また守備でもハイラインと裏抜けケアが当然のタスクになるため、それを完遂出来る選手が他にいるのか疑問である。

 アストンヴィラとしては、ティーレマンスを前節フラムで起用。機能することを確信して今後の日程で戦力として見込まれるはずだ。各選手がその持ち場で躍動するこのチームだが、なんといってもワトキンスの存在は注目を集めるだろう。理不尽な火力を有するようになり、前季以上に対戦クラブから警戒される中、どう試合を運ぶのか。

 試合展開は、互いにボールを奪い合うと予想する。トッテナム側は強力なアタッカー陣へどうボールを渡すのか、アストンヴィラ側はビルドアップ時の中央経由をどう成立させるのか。互いに課題があり、解答を求められる試合になることは間違いない。

プレビュー総括

 他でもニューカッスル対チェルシー、ブレントフォード対アーセナルというカードがあり、こちらも順位に大きく影響する試合と考えている。
また、12月の日程がエグいことを考慮して週半ばに実施される試合は二回分記載するようにします。

 ここまで読んでいただきありがとうございます。
振り返りでお会いしましょう。

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