11/25〜11/27プレミアリーグ 第十三節振り返り (MCI・LIV、TOT・AVL)

全試合を通して

 プレビューから引き続き、開いていただきありがとうございます。今節では上位陣で変動があった。
 フラム対ウルブスが終わってませんが、「大方の予想通りの結末になった試合」が多い第十二節、その中でもピックアップした二試合から振り返っていきたいと思います。

11/25
21:30 H MCI vs LIV A

確定スコア 1-1

 試合展開は、長くボールを握り攻略を試みるマンCとカウンターを狙うリヴァプールの構図が形成される。そんな中で15分にリヴァプールが苦戦していたビルドアップをマティプが解決し最終的にウォーカーに止められ、ジョーンズからの縦パスで再度チャンスを得たヌニェスがフィットせずに回収した。お返しと言うばかりにチャンスを作るマンC。そんな中で26分、アリソンのミスフィードを回収したアケからハーランドが決め切り先制点を奪取。有利に立ったマンCが落ち着いた攻略に移行したが、リヴァプールは落ち着かせずにハイプレスとカウンターで点を狙う。互いに激しい攻防を繰り広げるも、前半タイムアップ。

 セカンドハーフになると、リヴァプールが多くマンCへ攻め込むも、マンCのカウンター一発で効率を見せつけれる。このタイミングでリヴァプールが選手交代を実行。あくまで戦術は変えずに挑んでいく。マンC側は早く仕掛けることはせず、時間を使い攻略して、リヴァプール側が攻撃回数を増やして、一発を狙う構図が継続。そんな中でマンCがCKからゴールを得るもファールで取り消し。その後は互いに時間経過していた中、仕掛けたディアスからサラーにそこからアーノルドが決め切り、試合を振り出しに戻す。これを契機にリヴァプールが最後の交代を敢行、疲労が見えていたマクアリスターから遠藤が投入。攻勢に出たマンCを捌き切ったリヴァプールが勝ち点1を分け合う形で決着。ただ最後数分でアリソンの負傷が今後どう響くか。

 問題点としてマンCは、やはり敵陣深くまで攻略した後に仕掛けられる強烈なカウンターに弱い。仕方ないとも言えるが、ワンチャンスを物にされ過ぎていると指摘したい。ドクはドリブルを仕掛けれるようにエリアを残す癖が改善点。

 リヴァプールは、ロングボールでのカウンターというシンボルでありつつも一辺倒の攻めで未だにマクアリスターが落ちてくるビルドアップが成立出来ていないのは痛い。

11/26
23:00 H TOT vs AVL A

確定スコア 1-2

 試合展開は、互いにビルドアップでの攻略を進めながら、ひっくり返ったら強烈なカウンターを狙うと言う似た形でぶつかり合う。そのまま殴り合っていた中で22分にロチェルソがCKで溢れて来たボールをゴールに沈めた。しかし、30分にベンタンクールが負傷交代する。その後は強固な守備とヴィカーリオがなんとか耐えていたものの、51分に距離があるFKからトーレスが合わせて決め切って振り出しに戻す。

 セカンドハーフになると、互いにチャンスが到来するもトッテナムはポストが、アストンヴィラはオフサイドがゴールを許さない。そんな中で60分に中央突破したアストンヴィラがワトキンスのゴールで突き放す。その後も互いに決定機が訪れるがその度にGKが躍動し、スコア動かずにタイムアップ。

 問題点としてトッテナムは、DFから繋げる際にやはり出口がない。強いて言うなら両SBが上手く絡めば解決になるが毎度出来ていないことや同じハイライン戦術に苦戦したことは否定できない。

 アストンヴィラは、押し込まれた際に防ぎ切れず、ハイラインで構えるが躱された時の危機感は拭えていない。

その他の試合

 上記以外の試合を振り返ります。

 ニューカッスル対チェルシーは、4-1で決着。ニューカッスルは綺麗な崩しで、チェルシーは理不尽な攻撃で互いに張り合いながらも後半で均衡が崩れた。前節からDFラインが歪な状態を改善出来ずに個々の守備力でなんとか解決してた感が否めない。加えてサンチェスの足は信用できず、ジェームズの勿体無い行動があったものの退場の要因になったことは、今後の対戦でも突かれる弱点だろう。

 ブレントフォード対アーセナルは、0-1のロースコアで終了。前半にあったラムズデールのイージーミスやトロサールの幻になったゴール。後半には崩さなかった541をゴール付近まで押し込み、途中投入されたハヴァーツが叩いて得点と色々あったが、筆者としてはブレントのブロック形成を賞賛したい。541という目一杯広がるウィングと間に落ちてくる2シャドーをどう抑えるのかという命題を素晴らしいスライドでカバーしていた。逆にアーセナルはロングシュートで4枚を前に釣り出し5枚とのスペースを作り出す攻略が70分近くまで行えなかったのは今回のコンセプトでありつつ、弱点になり得ると感じた。

 エヴァートン対マンUは、0-3で決着。開始早々2分にファーに流れたクロスをガルナチョがルーニーのようなバイシクルで決め切り、試合は入っていく。前半ではロングボールで攻め込むホームクラブに対して守備陣が耐え凌いだ。後半ではアウェイクラブが攻勢に出て、2点追加し勝利した。長くアタッカー陣に得点が無かった中で今節で積み上げれたのはいい傾向になる上、怪我人が多い中でバックス陣が呼応する場面もあり、チームとしてはいい結果だったと思う。

次回のプレビューについて

 次回は変則となり、十四節と十五節を合わせて記載します。
12/02 29:00 ニューカッスル対マンU
12/03 25:30 マンC対トッテナム

12/06 29:15 マンU対チェルシー
12/06 29:15 アストンヴィラ対マンC
 上記の四試合(各二試合ずつ)をピックアップ(増える可能性もあります)します。

 筆者が体調不良のため、どうしても見たい試合以外はハイライトでの記載となります。

 それでは次回お会いしましょう。

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