10/27〜10/29プレミアリーグ 第十節振り返り (CHE・BRE、MCU・MCI)

全試合を通して

 プレビューから引き続き、開いていただきありがとうございます。今節では中位陣と下位陣で大きな変動があった。
 大方の予想通りに進んで行った第十節、その中でもピックアップしたニ試合から振り返っていきたいと思います。

10/28
20:30 H CHE vs BRE A

確定スコア 0-2

 試合展開は、ボールを握ったチェルシーとカウンターを狙うブレントフォードの構図で時間が続く。その中でチェルシーが二回の決定機を演出、特にククレジャの飛び出しは決定的だった。外内どちらも出来る該当選手に展開が出来るパルマーが試合を色付けている。
基本的に優勢なのはチェルシーで、何とか凌いだのがブレントフォードという印象が強い。ただ全体を通して、ホームチームの仕掛ける場所が少しゴールから遠く感じた前半だった。

 セカンドハーフになると、引き続きの構図を展開。49分にブレントフォードが決定機を迎えるも、サンチェスの好セーブで難を逃れる。そのままチェルシーが押し込む展開の中、57分クイックスタートをしたブレントフォードが下がりすぎたチェルシーのDFに対して、入り込んだピノックがヘッドで点を奪い切る。その後もチェルシーが押し込むも点には繋がらず、89分にはチェルシーのCKからの決定機を躱したブレントフォードが立て続けに決定機を二回阻止する。最後のCKチャンスにGKサンチェスも出てくるが、フィジカルで敵陣まで持っていったブレントフォードが決定付ける2点目を決めて試合をクローズ。リーグ杯三回戦のブライトンから乗って来ていた波からホームで下ろされた形になった。

 問題点としてチェルシーは、マドゥエケがトライアングルを組むパルマー、ディサシと考えが一緒にならない。それでいてスターリングの守備放棄にパス精度がいまいちなのが得点が伸びない点に見える。またサンチェスが怪しいプレーを引き続き見せた。
全体的に見ていて、攻撃が停滞すると次の手段を作ろうとせずにその場に固まるもしくは癇癪を起こし、守備で4バックの内で左の二人が前に出て、右の二人が後ろというラインのチグハグさと気になる。

 ブレントフォードは、押し込まれるのは前提の布陣で構えつつ、強烈なカウンターを放つことを狙うも、敵に抑えられて逆にカウンターを受ける場面が多々あった。
そのくらい敵が乗っていたが、失点なく守り抜けたことはある種戦術の肯定になる。

10/29
24:30 H MCU vs MCI A

確定スコア 0-3

 試合展開は、互いに仕掛けたい中でうまく試合に入ったのはホームマンUだったものの、7分に決定機を迎えたのはマンCでそれを防いだのは批判の的になっていたオナナとマグワイア。その後もオナナがセーブするも、セットプレイ時のファールによってハーランドにPK付与から失点。その後も攻め込まれるが45分にマンUがカウンターからマクトミネイが決定機を迎えるも、エデルソンが防ぐと48分にマンCがクロスにハーランドが決定機を迎えるも、オナナが防ぐという守護神同士が輝く素晴らしい展開を見せる。

 セカンドハーフになると、開始早々からマンUが積極的に攻めるも、48分にカウンターから展開して最後はクロスにノーマークのハーランドが合わせてゲット。その後も58分にグリーリッシュによるクロスが決定的だった。互いにゴールまで攻める展開が続くと、69分にラッシュフォードが裏抜けで決定機、が

 問題点としてマンUは、結局繋がらずにホイルンドやエリアに放り投げての展開という強烈でありながらも読めやすい攻略のみになっている。またテンハグが問題をどう判断してるのかわからないが、マウントを投入したところで改善出来ないビルドアップをどうするか。合わせて個人的にオナナのパフォは上がりつつあるものの守備が怪我人で崩壊しているのを復帰でない形でどう立て直すのか。

 マンCは、純粋なるスピードで仕掛けるカウンターに対して万が一の状況で失点する恐れが残ったまま。また全選手のクオリティが高くカバーしてミスを無かったことにしているもののタイミングが重なれば、失点することに変わりはない。

その他の試合

 上記の試合の前にあった三試合から振り返ります。

 クリスタルパレス対トッテナムは、1-2で終えて首位をキープしたトッテナムはゴールまでの流れが美しく、素晴らしいと思う。ただ、その中でリシャルリソンが活きていないことは挙げれる。評価がどうしてもいい選手止まりになってしまう。例に挙げるなら一得点目のオウンゴールでウィンガーとしてラインへ走り込まずにエリアへ止まるのは他のアタッカー陣に差を付けられる要因だ。
 クリパレとしては、キックアンドラッシュは理解できるがその前提になる守備がボロボロすぎる。442で追い込むためのチェイスも陣形を前に出すことも後ろに下げることもしない。であれば、堅守前提のクラブが負ける今季の中では最悪の戦法だと感じた。

 アーセナル対シェフィールドは、エンケティアのボールコントロールや流れて来たボール、パスをもらったエリアで一人でゴールを決め切る決定力が返って来たことでハットトリック達成。その後もPK付与されヴィエイラが一得点、冨安がCKからこぼれ球を押し込み5-0で試合終了。左SB問題は冨安が回答を示したことでジンチェンコも対応し始めた。そうした中で新たな問題はハヴァーツの右IH、ウーデゴールのように関わらず停滞があった。アルテタの修正は、ホワイトを下げて冨安が入る。ここでの変化は、ライスの我儘を聞きながら前線に指示を出せること。
と長々と指摘したが、冨安のゴールが何よりも嬉しい。

 リヴァプール対ノッティンガムは、遠藤を出さない鉄板スタメンでリヴァプールが︎3-0と圧勝。得点に近い攻略をするノッティンガムに対して、上手くボールを奪取して素早いカウンターで強襲。これこそリヴァプールという勝ち方をしたように感じる。ただ遠藤のプレーがブンデスなら通用した方法が多く、試合に出れてないこともあり線引きが完全に定まってるようには見えなかった。

 順位としてみれば、上位五チームが固まりつつもトッテナムが突き放そうと仕掛ける。二位集団が絞られたことによって、中位以降は団子状態。
その中できついのは、好調だったニューカッスルとウェストハム、ブライトンが引き分け以下の成績で上位陣に追走出来ず、苦戦している印象。

次回のプレビューについて

 次回第十一節との間に、リーグ杯を挟みますが、軽く触れる程度にしか話しません(xでは話すかも)。
11/04 26:30ニューカッスル対アーセナル
11/06 29:00トッテナム対チェルシー
 上記の二試合をピックアップ(増える可能性もあります)します。

 筆者が体調不良のため、どうしても見たい試合以外はハイライトでの記載となります。

 それでは次回お会いしましょう。

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