09/16〜17プレミアリーグ 第五節 振り返り2/2(MUN・BHA、BOU・CHE、EVE・ARS)

 特段前置きなしで、始めます。
リヴァプール、マンチェスターシティ、トッテナムは1/2での記載になります。

09/16
23:00 H MUN vs BHA A
確定スコア 1-3

 11位・二勝二敗であるマンユーが6位・三勝一敗であるブライトンを撃ち落とそうと迎える。
今節二つ目の『BIGMATCH』となった試合では、殴り合いの様相から始まるも、ブライトンが持ち味を遺憾なく発揮して勝ち切った。
 スタメン発表では、マンユー側は11番ホイルンドと39番マクトミネイ、15番レギオンが選ばれた。やはりウィンガーの欠場が大きく響く中、8番ブルーノを右に流して、14番エリクセンをトップ下に配置。またバックスでも29番ワンビザカを出さずにレンタルのレギオンが出るのは意外だった。
対するブライトンは2番ランプティと8番ダフート、14番ララーナ、18番ウェルベック、24番アディングラを選出された。多くの復帰組と新戦力をぶつけることで上手く噛み合うのか気になった。

 試合展開は序盤から互いに試合の流れを掴もうと殴り合う中、有利になったのはマンユー。
互いに保持すれば悠々とビルドアップをし、それを潰せれば強烈なカウンターを発動していく。そんな中、20分台ビルドアップからの右サイド経由で18番ウェルベックが点を取り切った。その後は、互いに譲らず張り付いた試合を展開したまま終える。
 セカンドハーフでは8分に13番グロスがマンユーのバックスを躱して点を決めたことでリードを広げる。その後も流れを奪い合う中で、互いに交代をする。そうして26分にはランプティによる持ち運びから9番ペドロが点を決めてブライトンは3点へ。しかし28分とすぐさま46番メイブリによるロングシュートの得点を機に追いかけようとするマンユー。試合を締めようとするブライトンとひっくり返そうとするマンユーが互いに交代を敢行。しかし、試合はブライトンが狙った通りで、動かずに試合終了となった。

 問題点は、マンユーは掻き乱してくる相手のビルドアップに対してのマーク交換が上手くいかなかったことが全てだった。またスカッドで大きな損失がある中アタッカー陣の沈黙はやはり試合を動かそうとした際に難しい面がある。
 ブライトンは、前半で今回起用されたダフートが降りてしまい、ワンツーでの突破がなくなっている場面が多く、間一髪のビルドアップを潰されてピンチになる場面が多発した。また離れた位置でのロングシュートに対するプレスが効かず失点したのは、試合の流れを奪われかねない。

09/17
22:00 H BOU vs CHE A
確定スコア 0-0

 16位・二分二敗であるボーンマスが12位・一勝一分二敗であるチェルシーを狩場に引き入れ、勝ち点を狙った。またスタメン発表時に、カイセドが外れることになる。状況を考えるに南米勢のコンディションと怪我によって考慮した。どちらにせよ、カイセドはいない。合わせてククレジャにマドゥエケもベンチ外なのは気になるところ。
 試合展開は、互いにボールを奪い合う中で、18分に15番ジャクソンがポスト強打に33分で23番ギャラガーの至近距離弾を1番ネトに止められるというチャンスメイクは出来た。
ただ、それでも仕留めきれなかったのは事実だった。
 セカンドハーフでも互いに点は生まれず、50分にFKで7番スターリングがポスト直撃からライン上をボールが流れ、ゴール外に行ったものをギャラガーが詰めるもオフサイド判定で得点認められず。82分、途中交代した21番チルウェルのクラスをジャクソンが叩くも、またもネトに止められる。
終始、ボールを動かすチェルシーに守りを固めてカウンターを狙うボーンマス。互いにタイムアップという形で試合終了。
 問題点
 ボーンマスとしては、守り切れたと言えば賞賛されるだろうけど、逆に言えば守ることしかできなかったとも言えるこの試合。ホームでは勝つことは当たり前であり、ボトムハーフであろうがカウンター戦術で牙を剥き、点を取れなかったのは指摘せざるおえない。低調なチームに点を取らなければ、自らの浮上はあり得ないのに。
 チェルシーとしては、何よりもこれだけ贅沢な人員がいる中で点を一度も取れていないのは痛いだろう。ボーンマスとは打って変わって、失点しないのは当たり前。その上で何点も取りに行かなくてはならないものの守備が、キーパーがと相手を称賛したところでスコアレスドローを数年前はCL制覇したクラブを慰めてくれる変わり者などいない(皮肉を言う者なら多くいるだろうが)。

09/18
24:30 H EVE vs ARS A
確定スコア 0-1

 18位・一分三敗であるエヴァートンが5位・三勝一分であるアーセナルへと挑戦した。
スタメン発表ではブレントフォードからの加入した22番ラヤの初投入、筆者も含めて指摘されていたハヴァーツが21番ヴィエイラに変わった。そこを注目したい。

 試合展開は、やはりボールを持つアーセナルとカウンターを狙うエヴァートンの構図へ。筆者がこのブログを立ち上げる前から指摘していた41番ライスの悪癖が改善されて左右に振れるギリギリのアンカーポジションで、35番ジンチェンコと共に試合を作っていく。またラヤも後ろからの展開が可能なことを証明した。
また14番エンケティアと1番ピックフォードの接触で、ピックフォードの審判への異議で前では出ていたイエローがなくなっている。今季の審判団の基準がまたしても不透明なまま。
20分、ヴィエイラが展開したボールを11番マルティネッリがゴールを揺らすもエンケティアのボールが入った時点でオフサイドに。が問題なのはエヴァートン側がセルフジャッジで足を止めたこと。
またマルティネッリの負傷で19番トロサールが投入するもズルズルと終了。
 セカンドハーフに入って早々、チャンスクリエイトするもピックフォードに止められるも、そのままアーセナル有利な展開は継続する。しかし、近づけてるようで点は入らない展開から9番ジェズスを投入。68分にセットプレーでサカからトロサールへ出して点を取り切った。そのまま流れは変わらずに、アーセナルは交代使用。ジンチェンコのサイドで攻められる恐れをを18番冨安で芽を潰しに行く。
このまま試合をクローズ、長く苦手意識が続いたアーセナルはアウェイを取り切った
 問題点はエヴァートンとしては、前半ではセルフジャッジで足を止めたことだろう。またカウンターを売りにしているがサイドに逃げた後に戻してしまい、非効率なビルドアップをするのも問題だと感じた。
 アーセナルとしては、前半で決定機を一つ作れたが、その後68分まで焦ったい展開があったものの用意したセットプレーで待望の一点を獲得できた。
また相手の守備を褒めつつもヴィエイラは点を取りたい場面が二回ほどある中で途中交代した。

総括と今後の方針について

 引き続き、読んでいただきありがとうございます。
取り上げ切れなかった試合展開やあと一試合残ってる中、順位と次回取り上げる試合を話されたらと思います。
 上位陣の中で、マンシティと衝突したウェストハムが一度離脱、またこの集団に付随する形でアストンヴィラが残り六ポイントのところまで浮上。これに対比して、勝てなかったマンユーとチェルシーはボトムハーフ下位といつ順位を入れ替わってもおかしくない勝ち点で沈んでしまった。そして、そんな上位下位の混乱を中位に位置するクリスタルパレス、フラン、ブレントフォード、ニューカッスルはサプライズをする準備がある。
 気を抜いたり、対戦するカード次第では一気に下位へと落とされるプレミアリーグが早くも帰ってきた。
合わせて、問題の欧州コンペディションが始まる。ここに来て「明確な解決策が全く見えてこないし、外部から見ても提供できないマンユー」と「初参戦のためどう立ち回るのか不明瞭なニューカッスル」は難しい展開が待ってると予測する。ましてや前者は水曜日の初戦からバイエルンということもありこのまま沈み込んでしまう可能性すらある。

 また、今回初めてのことや、筆者の体調が崩壊したことでリアルタイムに追えたリヴァプールとブライトン、チェルシー、アーセナル以外の試合が薄くなってしまったため、全体的に記述量を抑えています。
これを踏まえて『同時刻キックオフの場合は詳細を書けないこと、体調により1日1試合が限度』であることがわかりました。
 よって今後の方針として、当面は注目カードとその時間帯ではないカードの二試合をピックアップします。
一つは09/23 28:00バーンリー対マンユーの試合を選択します。同日で開催される試合で1番波乱が起きそうな内容があると判断した。あとは個人的に、このクラブとしての難局に対しての答えをどう出すのか。それが勝利なのか解任なのかは予測できないものの気になるので追います。
次は09/24 22:00『ノースロンドンダービー』はアーセナルがホームに呼び込む形であるが、同じ形に生まれ変わったトッテナムが撃ち落とそうと乗り込む。合わせて、アーセナルの方がCLもあるため戦力をどう分散し、どう展望を描くのか気になる(同時刻で日本人所属チームが三ゲーム開催されるため、ハイライト重視の薄いものになってしまったら申し訳ない)。

 それではここで締めさせてもらいます。
CLでの試合も見つつも投稿までは行かないのでおそらくXで言いたい放題の投稿のみになると思います。また上記の二試合含む複数試合のプレビューを再度金曜に投稿できたらと思いますので、読んでいただければありがたいです。

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