診断士2次試験の解法を公開します!

今回は、2次試験の問題をどうやって解いていたか、実際の問題用紙を使いつつ公開します。

※先に言っておきますが、とても字が汚いです。80分に間に合わせるため、自分が読めれば良いスタンスとなっていることを理解して見てください。


1次試験と同じ紙なんですが、想定より蛍光ペンが染みたので
何箇所か試し書きしています。
「な」は「直したいところ」です。事例3でよく使います。
一番下のメモが、あるべき姿(後述)のメモです。
設問(左)と下書き(右)
基本汚いです。
SWOT(上半分)と時系列のまとめ(下半分)



以下、解説です。
基本は「事例問題攻略マスター」と一緒です。

⓪表紙の紙を切り離す→余白をメモ用紙に
①設問を先に読み、印をつける
②与件文の最終段落を読む
③与件文を最初から読む
(ここまでで10〜15分)
④SWOT分析(ガッツリ)と時系列(サッと)をまとめる
⑤この企業のあるべき姿をまとめる
(ここまでで20〜25分)
⑥設問の中で解きやすそうなものから順に下書きしていく
(ここまでで大体40分)
⑦下書きを元に解答作成

①設問を先に読み、印をつける

あてもなく読んでしまって時間が足りなくなったので、ルーティン化しました。

赤 → 問題で求められること
青 → 制約条件

このとき、青を目立つように書きます。
制約条件が抜けて点数が伸びないことが練習の中盤で多々起こったので、特に気をつけています。

②与件文の最終段落を読む

最終段落に経営者の思いが書いてあることが多いので先にチェックします。ピンクのマーカーが「経営理念」や「思い」に該当するものです。

③与件文を最初から読む

読みながらマーカー、ペンで書きこんでいきます。

ピンクに加えて
 → 解答に使いそうなところ
 → 主力の色
    SWOTのメモ、登場人物を囲う、重要な単語を目立たせるなど
 → 補助の色、赤ばっかりで見落とさないように適度に使う

人によっては10色使う人もいるみたいですが、ペンを持ちかえるのがロスになること、緊張した状態でルールを忘れてテンパる可能性があることを考え、極力ルールを固めず、色も少なくしました。赤、青は同一のペンです。

④SWOT分析(ガッツリ)と時系列(サッと)をまとめる

「事例攻略マスター」のようなまとめ方を目指しましたが、どうやっても時間が足りないので簡略化しています。

時系列については、設問によって聞かれている時間軸が違いますし、要素がぐちゃぐちゃに配置されているので必要だと思っています。
自分で理解できる程度のまとめ方で良いと思いますが、個性が出そうな部分です。

⑤この企業のあるべき姿をまとめる

これも最初はやっていませんでしたが、解答の一貫性を保つために始めました。2、3分程度かかりますが、するしないで解答の精度がハッキリ変わります。
解答に困ったらここに戻れば良いので、後々楽にもなります。

⑥設問の中で解きやすそうなものから順に下書きしていく

下書きは与件文をみて、字数を数えつつやっていきます。
文章をきっちり書いて編集するとカッコ良かったんですが、4事例分やれるか、体力に自信を持てませんでした。
そこで、使いたいキーワードを箇条書き風に抽出して、要素の数(100字なら2〜4個)に応じて編集を行う方法に辿り着きました。
細かい字数は解答用紙で書きながら調整します。

⑦下書きを元に解答を埋める

残り40分で埋めます。問題によっては下書きを延長していましたが、残り35分になったら下書きが未完成でも書くようにしていました。

下書きで書くことが決まっていれば調整だけで済むので、1問5分程度で書けます。絞り込めていないものも、考えながら書いて10分程度で完成していました。毎回2問ぐらいは書きながら考えています。


(まとめ)

他人の解法を見るのは良いことだと思っています。実際私もたくさん調べました。
ただ、全部実行することはできないので、調べた中から「自分に合ったやり方」を見つけるのが最善です。

試してみる。自分なりにアレンジする。最適なルーティンをつくる。
これに尽きると思います。
自分に合った解法をみつけるためにどんどん過去問にチャレンジしてください!


長文におつきあいいただきありがとうございました。
Twitter→@shikaku_kei 
(サーチバンされているようなので、検索しても出てこないかもしれません)




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