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YouTube視聴者維持率10%!?冒頭での離脱の原因は?

インプレッションクリック率が高い動画であっても視聴者維持率が低ければユーザーに評価されていないコンテンツとなるため改善が必要です。
今回は、YouTube視聴者維持率10%!?冒頭での離脱の原因は?について目安となる数値に触れながら紹介していきます。



視聴者維持率とは?

視聴者維持率とは、視聴者が動画を再生し続けた時間です。グラフの見方はYouTubeヘルプに解説が載っていますが、折れ線グラフが下降したり、積み上げ面グラフが谷になっている箇所が視聴者の興味を失っている部分となります。
視聴者維持率が高ければ、ユーザーにとって価値あるコンテンツということになりますが、維持率が低ければ視聴者が興味を示さない動画となり、再生数の伸び悩みにつながるのです。

視聴者維持率のチェックは必須!

YouTube側は多くのユーザーにYouTubeという媒体を長く利用してもらうことを望んでいるため、視聴者維持率の高い動画はYouTubeアルゴリズムの評価も高くなり、ホーム画面や検索上位への表示が優遇されます。露出する頻度が高まれば、ユーザーの目に留まる機会が増え再生数アップにつながるのです。
視聴者維持率の全体的な平均は動画ジャンルや内容によって異なりますが、一般的には40%と言われています。10分の尺の動画であれば4分視聴されるということになります。
YouTube側のアルゴリズムに認識してもらう目安としては、最低でも40%が突破すべきポイントと言われていますが、チャンネル成長を望むのであれば50%以上を目標としていくのがオススメです。
視聴者から興味関心を抱いている動画だということをアピールするためには、様々な戦略を取り入れていくことが大切となり、インプレッションクリック率と同様に視聴者維持率のチェックも絶対に確認すべき動画の指標になります。

最も離脱が目立つのは動画序盤?

動画を少し見て興味なければ違う動画を見るという行動は「何か面白いのやっていないかな?」とテレビのチャンネルを回すようなもので、視聴者は冒頭の何分かで動画を見るか否か判断する傾向にあります。
また、近年SNSではTikTok、インスタグラムのショートムービー、YouTubeショートなど空いた時間に手軽に見ることのできるショート動画が人気を集めトレンドでもあります。数秒ほどで興味なしと判断して動画をスキップしていく短い動画に慣れている若者は、YouTubeの長時間動画においても離脱の判断が早くなってきています。
このような経緯から最も離脱率が高くなるのが動画冒頭になりますので、視聴者維持率アップを狙うには、いかに動画の頭でユーザーを惹きつけることができるかが鍵になるのです。

視聴者維持率アップのための動画改善

動画序盤でのユーザーの離脱を防ぐためには、いくつかのポイントがあります。
対策しなければ再生数にもつながらないため、冒頭での離脱が目立つ動画をチェックし原因を探り改善していきましょう。

動画の内容とズレのあるタイトルやサムネイル

視聴者はタイトルとサムネイルから動画の内容をおおむね想像することになります。
クリック率を優先して動画の内容と大幅に異なるサムネイルやタイトルであった場合、視聴者は冒頭で「ただの釣り動画」「自分の欲しい情報が得られない」と判断するため離れていきます。
YouTubeから高い評価を得るためにはクリック率も大切ですが、視聴者維持率も評価対象であるため視聴者に長く見てもらうことを意識したサムネイルとタイトルを考えていましょう。

オチの分かるタイトルとサムネイル

タイトルとサムネイルは視聴者に興味関心を抱かせるために注視すべき要素ですが、オチを前面に出してしまうと、前半はスキップされ見どころだけ確認されてしまい視聴者維持率が低下する可能性があります。
視聴者維持率を意識するのであれば、一連の流れこみでオチまで楽しめるような動画の制作はもちろんですが「何が起こったの?」と内容を知りたくなるタイトル付けとサムネイル作成がポイントになります。

冒頭30秒が退屈

先述した通り、動画冒頭は非常に重要です。視聴者のニーズに応えられる動画であることをアピールしたりと、心揺さぶらなくてはなりません。
ですが、前置きとして動画内容と関係ない話をしたり、自己紹介が以上に長ければ飽きてしまいますし、話すテンポが悪ければ視聴者は魅力を感じずに動画を閉じてしまいます。
そのため「あー」「えーっと」といった無意味に間延びするつなぎ言葉となるフィラーはカットしたり、チャンネルを象徴する短いオープニングでワクワク感をだすのもありです。また、ゲーム実況などのシリーズものであればダイジェスト見せることで、動画への期待感が高まり続きを見たいという気持ちにさせることもできます。
冒頭は視聴者を動画に惹き込めるか勝負となる重要な時間になります。冒頭で無駄がないか、視聴者が食いつきそうかなど、ユーザー目線に立ちながら原因を突き止めましょう。

まとめ

視聴者維持率をアップさせるためには序盤、中盤、終盤と各々課題はあるかもしれませんが、冒頭は特にユーザーが離脱しやすい箇所です。そのため、改善すれば視聴者維持率の向上も見えやすくなります。
視聴者維持率はアナリティクスで簡単に確認できますので、最低でも40%以上、高みを目指すなら50%を目標に頑張りましょう。

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