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ハウスメーカーが語らない床の話

どーもこんにちは!

家づくりを考えたときに、多くの人はやっぱり間取りやキッチンなどの機能を考えると思います。

そして近年では住宅性能と題して、耐震や断熱についての話が増えてきた感じがします。

そんな中、毎日触れているのにあまり重要視されないのが床材です。

重要視されない理由としては、ハウスメーカーがあまり床材の話をしないからというのは大きな要因じゃないかなー。
なんて思います。

実際生活してれば、床に関するストレスって結構あります。
床が変わることで生活環境も違ってくるのですが、意外と見落としがちです。

住宅メーカーの床材はほとんどの場合、塩ビ製のものを使っています。
理由はコストが安い。

家の中でかなり大きな面積をとるのが床材なので、ここを削るとコストを抑えやすくなります。

なので多くのハウスメーカーでは塩ビの床を使っています。
そして、みんな同じように使っている為、差別化出来ないので話をしない。
これが実情です。
営業マンとしては販売に有利になる情報を優先して話しますからね。

では、床材ってどんなものがあるの?
ってことなんですが。

実は水回りとかを除けば、大きく見たら3種類くらいしかありません。

①塩ビ製の床
②板を貼り合わせた床
③無垢材の床

それぞれの特徴は

①塩ビ製の床

•メリット
コストが安い
バリエーションが豊富

•デメリット
冷たい
ペタペタする
メンテナンスが必要

一足飛んで。

③無垢材の床
•メリット
冬暖かい
年中サラサラ
メンテナンスが楽

•デメリット
高い
バリエーションが少ない

そして、最後に。

②板を貼り合わせた床

•メリット
見た目は無垢材のような木の感じ
高くない

•デメリット
冷たい
ペタペタする

凄い大雑把ですが、こんな感じでしょうか。

床の性能で言ったら断トツで無垢材がいいです。
具体的なことは長くなるので、またお話ししようと思いますが、一言で言うなら「高いだけはあるな」という感じです。

塩ビの床はさすがに多くのハウスメーカーが使うだけあって、豊富なバリエーションもあって使いやすいですが、性能は高くないです。良くも悪くも「一般的な床」という感じです。
これについても別の機会にお話ししたいのですが、塩ビの床の為にコストがかかるということも実はあります。

貼り合わせの床は塩ビと無垢材の中間という感じです。価格も性能も。
今は塩ビ製の床のクオリティも高く、普通に木目のものがあることを考えると、貼り合わせの床はあえて選ぶ必要はないかな。という感じです。
使うとしたら気に入ったメーカーの床の標準がそうだった場合くらいですかね。

となると。
塩ビの床か、無垢材の床か。

という感じになると思うんですが。

標準が無垢材ではないハウスメーカーで無垢材の床に替えてもらうというのは、コストも高いのでオススメ出来ません。

もし、気になるなら、自然素材を売りにしてる工務店またはハウスメーカーを覗いてみるといいと思います。
そういうメーカーは日頃から無垢材を使っている為、コストを抑えて施工出来るはずなので。

多くのハウスメーカーがあまり語らない「床材」の話。
気にしてみると、家づくりがまた広がると思います。

ではまた。

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