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[#6 Ma.K. グローサーフント制作記] コードレターを手描きして全体を仕上げる

ハセガワ 1/20 グローサーフントの塗装編 後編です。
前回までで本体が粗方塗れたので その続きからやって行こうと思います。


マーキング類を手描きします

認識帯を入れてみよう

本体に色が入ったところで次は認識帯を塗りたいと思います。
やっぱり ファイアボールSGを作るならグールスケルトンに塗りたいし、プラウラーならクリムゾンステインにしたいし、シュトラール軍の機体を作るなら認識帯を入れたくなるのが人情ってもんです (好きな時代が丸わかりですね)。

使う色はバーチャロンカラーのビビットオレンジ。
シュトラール軍の認識帯に合うと思って準備しておいた色です。

黄色は普通に塗ると 隠蔽力が低くて発色するまで結構苦労するのですが、自分的にこのやり方で安定 という塗り方がありますのでやってみます。
まずは目的の場所にピンクサフを塗っておいて、その上に黄色を重ねてあげると…。

この通り、難なく発色します。
注意点としては下地のピンクに影響されて黄色がやや赤 (≒オレンジ)に寄ってしまうので そこだけ気を付けてもらえると良いかと思います。今回はオレンジっぽい色にしたいので これでOKです。


しかし ここでちょっと問題が。
オレンジの認識帯を塗った影響で本体の黄色味が吸われて 全体が一気に緑色に見え始めてきました。本体もかなり黄色にしたつもりでいましたが もっとやって良かったみたい。様子見しつつこの先の作業も進めて 気になるようなら 随時塗り足して行こうと思います。

コードレターも手描きします

さて お次はデカールを貼って全体のカラーバランスを見たいところですが どうもキットに入っているものだと色味が合わなそう。となれば折角の機会ですので コードレターも手描きしてみる事にします。

一応PC上で簡単なコラ画像を作って マーキングの位置と色味を確認しておきます。付属のデカールを参考に良さそうな数字をクッキングシートに写し取ったら→裏面に鉛筆を塗って パーツに転写。
あとはひたすら頑張って描きます。

はみ出した所は 本体色でリカバーしながら 納得行くまで形を整えて行きます。結果 前垂れの大きい文字の方が圧倒的に描きやすくて、肩の小さい文字の方が面積が小さい分逆に 形取りに苦労しました。


無事にコードレターを入れ終ったあとで 何の気なしに昔のモデグラを読み返していると 横山先生が『手描きで文字を描く時は 塗料が乾く前にデザインナイフの刃で削るとシャープにできるよ』という事をおっしゃっている記事を見つけたので 次の機会にでもやってみようと思います。
(多分忘れちゃいそうなので自分の忘備録も兼ねてここに書いておきます)

完成までもう少し 仕上げの工作もぬかりなく

塗装中に破損してしまった部分も直しておきます

気を付けて作業してはいたのですが、塗装の厚みで 背中のパンツァーシュレックの取り付け軸がねじ切れてしまったので 補修しておきます。

元々 強度的に不安な部分でもあったので 左右に2㎜のシンチュウ線を貫通させて、接続部は口径の合うプラパイプで覆う形にしました。

図らずも 左右が連動して動くようになったので ディスプレイする時の位置決めも楽になりました。多分実物があったらこういう動き方をすると思うし 結果オーライでした。

本体にケーブルを接続

腕から生えているケーブルは胴体内側の穴に差し込む方式になっているのですが 実はこれが地味に難しくて…。正直 これまでの仮組みで1回も成功したことがなかったので 見て見ぬふりをしていたのですが、ふと思いついてケーブルにベビーパウダーをはたいて入れてみたらすんなりいきました。

ネタ元を明かすと Youtubeの車のレストア動画で ウェザーストリップを入れる時に粉をはたいているのを見て これは!と思い やってみたら上手くいったという次第です。

塗装後に要接着のパーツを付けてゆきます

塗装もひと段落したので 透明パーツなど塗装後の接着が必要なパーツを付けてゆきます。

パーツの接着には 透明パーツが白化する心配もないと噂のハイグレード模型用セメダインを使ってみましたが いいですねこれ。硬化前なら水で拭き取れるし塗膜を溶かす心配もないので塗装済のパーツにも安心して使えます。

昔カーモデルを作っていた時にこれがあったらなぁ

カメラアイなどの透明パーツは接着した後に 上からクリアブラックを塗って軽くスモークがかった感じにしてみました。

実際に日差しの強いところで運用するならカメラ保護のためにこんな感じもありかなと。

そんなこんなで一通りの作業が終わりましたので 次回完成です!


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