長谷川幹

大学院を出て研究者を目指しながら結婚、ひとり娘を子育て。東京を脱出して家族三人で移住し…

長谷川幹

大学院を出て研究者を目指しながら結婚、ひとり娘を子育て。東京を脱出して家族三人で移住して山暮らしを始めました。途中、ドイツ・ミュンヘンでの海外生活を経験。教育の問題、習いごとの問題など、その時々に経験してきたことを綴りたいと思います。毎週金曜日の更新が目標です!

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  • ひとり娘の育て方〜バレリーナから東大〜

    ひとり娘が生まれてから、引っ込み思案でこわがりだった娘が、家族での外国生活、バレエとの出会いを通じて自立心や自己肯定感を高めていった過程を書いていきたいと思います。少子化の現在、ひとりっ子をどう育てたらよいか、子どもの夢をどう応援したらよいか悩んでいる方の参考になればと思います。毎週金曜日更新。

最近の記事

③眠れない子のために

 低体重児で生まれた娘でしたが、何でも食べてくれる子でしたので、ありがたいことに食事にまつわる悩みはありませんでした。生まれた直後は、やせっぽっちでせっかく用意したベビー服も半袖がちょうど長袖のように着せられるほどで、退院のときにベビーシートに寝かせられないくらいの小ささでした。それで、母乳の飲みも悪く、いつもがっかりしていました。初心者の母親は、母乳を与えるまえに赤ちゃんの体重を測り、母乳を飲ませたあとまた体重を測って、その差を赤ちゃんの飲んだ母乳の量として記録することを教

    • ②ベビー服から決まっている

       「次の検診までに、赤ちゃんの性別をあらかじめ知りたいか、ご主人と話し合って決めてきてください。」  ある日の検診で、超音波検査のあと医師が言いました。現在は赤ちゃんの3D画像も見られる時代になりましたが、私が娘を妊娠していた頃にはまだ不鮮明な画像の時代でした。よくテレビのドラマで妊婦が大声をあげ必死の形相でいきんだあと、元気な産声とともに産婆さんが「立派な男の子ですよ」とか「かわいい女の子ですよ」とか言いながら母になったばかりの人の枕元に、丸々した赤ちゃんを連れてくる、そ

      • ひとり娘の育て方〜バレリーナから東大〜①

        はじめに 以前勤務していた女子高の校長室で、校長先生と向かい合ってお話していたときのことです。その日は、もうすぐ退職するという時期で、その学校の生徒達の様子や今後の学校のあり方などについて、感じたことをとりとめもなくお話していました。突然、校長先生が私に向かっておっしゃったのです。  「先生、今度、先生の教育方針について、本校の保護者の前でおはなしいただけませんか。」  私は校長先生が、「教師としての教育方針」について話してほしいとおっしゃっていると思い、一瞬不思議に思い

      ③眠れない子のために

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