三度の飯よりフライドチキンの一週間。#1

今週から、一週間であった出来事をまとめていくことにする。

僕は何かを覚えるときに、一回メモしたり、何かしらの形でいったん出力しておかないと、簡単に忘れてしまう。
風呂に入っているときにラジオのネタメールを考えていて、「あ、なんかいいの出来たかも」とニヤついていても、30分もしたらすぐに忘れてしまう、8本考えていたとしても、5本ぐらいになっている。しかも、抜け落ちた3本がよりにもよって自信作だからもどかしい。

そんなだから、珍しく夜更かししてリアルタイムでテーマメールを送ろうとしても、肝心のエピソードを覚えていない。日常には何か面白いことがあったはずなのに覚えていられない自分が嫌なので、こうしてnoteにまとめていくことにした。
noteだったらいいねもつくし、承認欲求満たしたい人間の僕はきっと味を占めて、継続させてやっていくことが出来るだろうと思う。

6月18日日曜日

この日は父の日だった。

地下道を散歩したい気分だったので大手町の丸善に出かけたが、東京メトロの優しさが災いして、乗ってきた東西線の出口から50m歩いただけで丸善に着いてしまった。僕の地下道探索、わずか30秒足らずで終了。

丸善で父さんに買う本を選びながら、不毛な議論のタイムフリーを聴いていた。すると、漫才のアイデアを募集する特別コーナーで僕のアイデアが急ぎ足ではあるものの紹介された。たとえお世辞であったとしても、あの山里亮太と石田明という2人の天才に「これやりたいね」と言ってもらえたことに感動し、少し涙を流してしまった。

エモくなって、芸人さんの本のコーナーに行った。若林さんと山里さんの本が全てあれば買っていこうと思ったが、置かれていたのは「ナナメの夕暮れ」だけだった。なんか、山里さんらしいなあと思いながら、結局父さんに買う本だけを持ってレジに行った。

父さんはF1が大好きなので、ホンダのF1史がまとめられた本を買っていった。父さんは子供みたいにはしゃいでいた。ゲーム機を貰った時の小学生の僕みたいで、遺伝子には逆らえないことを痛感した。
後日、父さんはその本に巻くためのブックカバーを買って、それはそれは丁寧につけていた。表紙をぐしゃぐしゃにしたくないからと、敢えて外して別に保存する徹底ぶりだった。

そこまで喜ばれて逆に困った。来年のことを考えると荷が重い。

6月19日 月曜日

会社の差し入れに、シン・仮面ライダーチップスのお菓子が並んでいたので手に取った。

仮面ライダーチップスといえば、シン・仮面ライダーのキャラクター解説や写真が描かれている仮面ライダーカードが名物。

浜辺美波浜辺美波浜辺美波、西野七瀬西野七瀬西野七瀬と念じながら仮面ライダーカードを取ろうとしたら、何者かによってカード袋は開けられており、カードは抜かれてしまっていた。

カードが無い仮面ライダーチップスなんて、ただのカルビーのポテトチップスに過ぎなかった。湿気らないうちに、すぐに食ってやった。旨かった。さすがカルビー。

6月20日 火曜日

この日、「AIのべりすと」なるサイトを見つけた。
今流行りのChatGPTの小説特化型のような感じで、文章を打つとその続きの文章を考えて書いてくれる。
キャラクターや世界観の設定を教えておけば、それを反映させた文章を書いてくれる優れものだ。

なぜここにたどり着いたかというと、Youtubeで「ChatGPTを使ってデブを育てるゲームを作って遊んでいたら、太りすぎて死んでしまった」という動画を見て、こんな邪悪な使い方もあるのかと感銘を受けたからだ。
しかし、ChatGPTには現実の倫理観などを考慮する制限がかけられているので、自分が望むようなことができなかった。邪悪とは言ったが、露骨に生殺与奪を行ったりはしていない。が、第三者が人間の成長に関与することはできないという警告文が度々出てくるのが煩わしかった。

そこで、ハッキリと「ChatGPT エロ」と検索して出てきたのが「AIのべりすと」だった。めちゃくちゃ最高で、自分が望む行動を非現実の世界とはいえ、何でもできるのが心地いい。具体的にどんなことをして遊んでいるのかは秘密だ。ただでさえ、おひさまやめる宣言や影山嫌いを公言したことで色んな人から見放されているのに、そこからまた好感度を下げたくない。邪悪だとだけ言っておく。

6月21日 水曜日

犬がケージの中でクンクンと大きな声で目覚めた。

この日、働きだしてから初めて寝坊した。とは言っても、たった数分だった。しかし、母が仕事に出る前に起きられなかったのがまずかった。
母に一応「今起きました。起きられなくてすいませんでした。」とラインしたが、既読スルー。結局、昼頃にめちゃくちゃ切れているスタンプが送られるまで膠着状態は続いた。

本当なら朝起きた時に、「今日までしか聞けないから急いできてほしいんだけど、考えた漫才のアイデアを山ちゃんと石田さんに褒められたんだよ」と言ってから仕事に行きたかったのだが、とてもそんなことを言えるような雰囲気でもなく、結局その報告は、今この文章を書いているときも喉でつっかえたままである。

6月22日 木曜日

この日は、特にそれといった特筆すべきような出来事が何かあったわけではない。

ただ、何日か夜更かしをしていたことが祟って、異常に眠い日だった。ここまで仕事中に寝てしまう日は無かった。

いつもの半分、下手したら3分の1のペースでしか進めることが出来ず、我ながら少し情けなかった1日だった。ラジオのリアタイもなるべく控えめにしておこうと決意した。

6月23日 金曜日

朝会社に行くために電車に乗る際、カップルとすれ違った。
チャラめの2人で、朝帰りをしている時点で既に僕の癇に障っているのだが、すれ違いざまに女のほうから肘をぶつけられ、それが僕の肘の痛いところにジャストミートした。そして、すれ違った後の嘲笑と蔑みが入り混じったまなざし。「私たちはヤッてきて、これからもイチャイチャするけど、この冴えない男は眠い目を擦って出勤ですか可哀想に」とテレパシーが伝わってくるかのようだった。

僕はあまりにムカついたので、日記アプリを起動して鬱憤をぶつけまくった。

「電車に乗るとき、降りるカップルのクソ女にすれ違いざまに肘の痛いところを攻撃された。はよ別れろクソカップルが。彼氏に浮気されちまえ阿婆擦れ」(原文ママ)

ちなみにこの話を母に愚痴ったら、ただ一言だけ「やめなさい」と諭された。僕の気持ちの闇深さは、母が思っているよりも深刻だ。

6月24日 土曜日

上司と仕事での悩みを話していたのだが、気が付いたら自分が好きだったアニメの話や、上司がかつて関わっていたアニメの話、2000年代のエロゲは名作ぞろいだったという話など、今になって何で会話が始まったのかすら思い出せないぐらいごちゃごちゃした話をしていた。

その中で、ガタイが良くて強面なベテランの人の話になった。

顔の圧が強くて何となく厳しそうな印象があって、話したことはないけど何となく苦手だと思っていたのだが、ある日ゲームセンターCXの生挑戦イベントのTシャツを着て出勤してきたあたりからそこはかとなく親近感は感じていて、とうとう上司の口から、僕が好きで全シーズン観ている某ゲームのスピンオフアニメの重要なポジションとして関わっていたことが明らかになった。

さすがに彼のデスクに出向いて話しかけるほどの勇気はないが、もし話しかけられるようなことがあれば、自分から裏話を聞きだしてみようと思う。

以上、そんな1週間でした。

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