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電気代と環境対策!スマートハウスは未来の標準仕様です

電気の課題とスマートハウスのメリット
 私たちの暮らしに欠かせない電気ですが、日本はエネルギー自給率が低く、海外からの輸入に頼っています。また、地球温暖化の影響を受けるため、カーボンニュートラル(温室効果ガスの排出と吸収のバランスをゼロにすること)を目指す必要があります。さらに、電力需要が高まる夏や冬のピーク時には、電力供給が不安定になることもあります。
 これらの課題を解決するためには、再生可能エネルギーの確保、クリーンなエネルギー利用、電力需要の抑制が必要です。そのための最適な対策は、スマートハウスです。
 スマートハウスとは、太陽光発電や蓄電池、電気自動車や家電などをAIで制御し、エネルギー消費量を最適化する住宅のことです。スマートハウスは、環境問題や電力需要を抑えるだけでなく、住む人々にも様々な恩恵をもたらします。

政府の取り組みと市場連動価格
 政府は、2050年までにカーボンニュートラルを実現すると宣言し、14分野の産業に高い目標を設定しました。住宅産業では、VPP(仮想発電所)社会の構築やHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)の活用が推進されています。

VPPとは、企業や個人が所有する発電設備や蓄電設備、需要設備をIoTでつなぎ、一つの大きな発電所のように機能させることです。VPPは、電力需要と供給のバランスを調整する役割を果たします。電力需要が高いときは、空調や照明を省エネにして電力を控えることを下げDR(デマンドリスポンス)といい、電力需要が低いときは、給湯器や電気自動車を使って電力を消費することを上げDRといいます。今後このDRに応じて、一定の補助金(プレミアム)をFIP制度が採択された後に受けることができます。


VPPのイメージ 引用:経済産業省
DRのイメージ 引用:経済産業省


FIP制度のイメージ 引用:経済産業省



 電気の価格は、今後規制料金が廃止され、市場連動価格という仕組みで決まります。市場連動価格とは、日本で唯一電気の売買ができるJEPX(日本卸電力取引所)での価格に基づくものです。JEPXでは、24時間を30分毎に区切って48コマに分割し、1コマ毎に売買を行っています。自然エネルギーの発電量や電気の需要と供給に応じて、電気料金の価格に違いがあります。例えば、晴天で太陽光発電が十分確保できるときは、電気の価格はとても安くなりますが、帰宅後の夕方は、電気の価格はとても高くなります。

スマートハウスのメリットと対応策
 現在、多くの住宅は規制料金という制度で電気料金が決まっています。規制料金とは、消費者保護のために法的に定められた料金で、値上げをする場合は国の許可が必要なものです。今後は規制料金が撤廃され、市場連動価格が基本となる予定です。その場合、電気料金は大きく変動することになります。

 スマートハウスにすると、規制料金に変わる市場連動価格に対応できます。スマートハウスでは、安い時間に電気を買って蓄電し、高い時間に蓄電した電気を使ったりすることができます。これを自動で制御するのがAIクラウドHEMSです。
 AIクラウドHEMSは、発電量や消費量、電気料金などの情報を収集し、最適なエネルギー管理を行います。スマートハウスにすると、電気料金を節約できるだけでなく、今後はFIP制度で補助金を受けることもできます。

 スマートハウスにするには、新築時に太陽光発電や蓄電池、電気自動車やAIクラウドHEMSなどの設備を導入する必要があります。新築時にスマートハウスの知識がなければ、後から対応することは困難です。スマートハウスは、今後の時代に合った住宅のあるべき姿です。スマートハウスで未来の暮らしを実現しましょう。

 最後に、私たちの提案するスマートハウスは必ずこの先住宅のスタンダードになります。なぜなら、私たちは関係省庁の資料を閲覧し、その道の専門家にヒアリングを行っているので、100%の自信をもってスマートハウスをお勧めしているのです。

※次回の記事では、スマートハウスにした場合、どれくらいのメリットがあるのかについて詳しくお伝えします。スマートハウスにすると、生涯で何千万円もの差が出ることが分かります。お楽しみに。


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