コミュニケーションはズレるのが当たり前(その2)
昨日から上記のタイトルについてお話しをしています。
昨日は、何故、コミュニケーションはズレるのか、その理由について説明をしました。
簡単にまとめると、、、
人は、それぞれ独自のフィルターを持っていて、そのフィルターを通して世の中を見ています。
だから同じ時間、同じ場所にいたとしても、それぞれが異る世界を見ている
という事をお伝えしました。
その1はこちらから👇
https://note.com/clever_hyssop614/n/n09beaec8cbd8?sub_rt=share_pw
本日は昨日の続きです。
もう一つ大きなフィルターがあります。
それは言葉のフィルターです。
例えば、"犬"という単語について説明します。
研修中のワークで時々やります。
犬の絵を書いてくださいと。
すると実にいろいろな絵が描かれます。
顔だけの犬、全身が横から見た犬、右向き、左向き、芝犬のような犬もいれば、ダックスフントのような犬、トイプードルのような犬、犬種も様々です。
要は、犬という単語のイメージは皆、異瑠夏という事です。
では、犬とは?を問うと、どういう回答になるでしょう?
可愛い、癒される、白い、、、、
小さな頃から犬を飼っていて、犬が家族の一員のように育った人は犬に対して、"親しみ"や"愛着"を感じるのではないでしょうか。
一方、小さな頃、犬に吠えられ、追いかけられ、噛まれた体験を持つ人はどうでしょう。
その人はきっと犬に対して、"怖い""危険""迂闊に近づいてはいけない"そんな感情や考えを持っているのではないでしょうか?
同じ言葉を使っていても、人それぞれその言葉の裏側にあるイメージや意味付けは皆な異るわけです。
言葉はとても便利なツールですが、同時に厄介なツールである事をご理解いただけたでしょうか?
コンサルタントの熊平美香氏は著書『リフレクション』の中で、"言葉"の裏側には"感情"があり、"経験・体験"があり"価値観、信念"があると言っています。
何かの経験があって、その時に何らかの感情を感じ、人生の中でそれらが積み重なって一つの考え、信念を持つようになる。
だから、表面的な言葉だけを捉えるのではなく、その言葉の裏側にある"感情"、"経験"、"考え"まで掘り下げないと、その人の言っている事は理解できないのだと。
本日は言葉というフィルターについて説明しました。
明日は『コミュニケーションの仕組み』の観点から『何故、コミュニケーションは基本ズレるのが当たり前なのか』について、説明を記したいと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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