猫の人たちのこと

いろんな理由があって
猫3匹と暮らしている。

…というと、みんなに
「とっても猫好きなんですね！」
と言われるんだけれど
いや別に、行き掛かり上、
3匹の飼い主になっただけで、
まぁ普通に猫が嫌いではないだけである。

だいたいこの家に引っ越してから
いろんな理由で
この人たち（私は猫のことも人という）
が一年に1匹ずつやってきたから
3匹ともに影響し合いじゃれ合い
どこもかしこも引っ掻き傷、研ぎ傷が
どうやっても防げない。
いろんなところに吐いたり粗相したり
掃除した端から毛だらけになるし
確かにかわいいんだけれど
ほんとの猫好き、動物好きと違うので
やれやれ、とため息しながらなお付き合い。

しかし。

さぁ、家事でもするか、っていうタイミングで
のそのそ膝の上にのってきて
にゃーん💓
とか言われると
「あのさぁ、
もう少し早く来れなかったのかね」
と毎回思いつつ、でもやっぱり
この人たちはこの人たちで
がんばってるしね、って思う。

ブスいし、態度でかいけど
かわいい…

そして、他の部屋もあるのに
なぜいつも3匹とも
あたしの部屋にいるのか…

たまには一人にさせてくれないか…

でもね、でも。
この頃は、
この人たちがいなくなったらどうしようって毎日じわじわと不安で。
というのも、最高齢が14歳、一番若くて12歳
もう、そろそろじゃないのか
という気持ちがよぎるから。
一匹ずついなくなっていったら、
それはそれで寂しすぎるじゃないか。

昨日もよる、
膝の上に来た猫の人をなでなでしながら
「いなくならないでね、いなくならないでね」
って言いながら
気づいたら泣いてしまった。

まだ3匹とも元気だけど
でも、いつかその日は来るはずだから。

まぁ、少しでも長く。
3匹とも元気な毎日を
もう少し楽しませてね…

いたずらは、もう少し少なめがいいけども。

にゃーん！