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母親の血が流れているから

全くもって認めたくないけれど、認めざるを得ないことがある。
自分の性格で、直したいのに直せない部分は、母親譲りだということ。

わたしは、一度、不信感や違和感を感じた人や場所に対して、一度、感じた不信感や違和感をくつがえすことができない。したいのにできない。した方が楽になれる、近道を通れるとわかっているのにできない。損をしても、不利になっても、苦労をすることになるとわかっていても、したくない。

これね、病気だよ。。。

なぜ、わたしは直せないのかと、美容院までの道のりをテクテク歩きながら考えた。『母親譲りで、そういう血が流れているから』に行きつく。

母は、祖父が亡くなってから、自分の生活が成り立たなくなっているのに、祖母を頼ろうとはしなかった。「もっと、上手いことやればいいのに」と、そんな表現を知らなかった子ども時代から、母に対して抱いていた。
(祖母を頼るのではなく働けばよかったのに、はこの際目をつぶる)

もっと、祖母に甘えて、機嫌もとって、長男のお嫁さんとも上手いことやって、味方につければ良かったのに、と思っていた。

でも、今なら分かる。きっと、それが出来たらどんなに楽になれるだろうと、何度も何度も毎日毎日、考えていたに違いない。

でもね、できなかったんだよね。。。

だから、しょうもない父といるしかなかったし、頼れる人も父しかいないと思っていたのだと思う。(わたしだったら、それは絶対ありえないけれど)

もうね、こうなったら、そういう血が流れちゃっているんだから直したくても直せないことにして、このまま生きていこうかなって、開き直り始めている。

母だって、なんとか生き抜いてこれているんだから、直さなくても、きっと大丈夫そう…だと思う、笑。



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