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言論の弾圧が陰謀論を生む

陰謀論がはびこる根底に、SNSでの自由な(無責任な)発言があるという論調が出てきました。

とんでもない「言いがかり」です。
とうとうブログまで「言論統制(言論狩り)」するつもりでしょうか。

人は「情報の不足」「想像」で埋めようとします。因果関係に「欠落」が生じると、たまらなく不安になるからです。
目の前には川が流れていて、向こうの岸に渡りたいのに、どこにも橋がない。仕方がないから、そこら辺に落ちている木や石を拾い集めて、自分で橋をこしらえるしかない、という状態です。

そこに「誤った空想」=「陰謀論」が生まれてきます。

では、「情報の不足」はなぜ起こるのか。
簡単です。公的機関が正しい情報を公開しないからです。

欲しい情報が手に入らなかったり、明らかにつじつまの合わない「虚偽データ」ばかり示されれば、人は「想像」でそこを埋めるしかなくなります。
誰もが勝手に「想像」を巡らせれば、正しいものも誤ったものも生まれるでしょう。

陰謀論が誕生する理由は、決して「自由な発言」ではありません。
「情報の秘匿」にこそあるのです。

きちんと設計図と建築資材を与えられれば、頑丈な橋を造って川を渡ることができますが、何もなければ、粗末で危険な橋を造らざるを得ません。

つまり、陰謀論を封じ込めようと「言論狩り」を行えば、さらなる陰謀論(危ない橋)が次々と生まれくる結果となるわけです。


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