見出し画像

マスクは百害あって一利なし

今回の「パンデミックごっこ」で浮き彫りになったのは、現代科学が抱える最大の問題「知の細分化」です。
「感染症専門医」「公衆衛生専門家」「微生物学者」・・・ありとあらゆる「専門家」が入れ代わり立ち代わり登場してきますが、それぞれが「完全に独立」していて、異分野の知識を備えていません。オーバーラップしていないのです。そのため、結論がバラバラになり、社会の混乱に拍車をかけています。
なので、「受け手」である我々自身が情報をつなぎ合わせ、筋道の通った解釈をしなければなりません。


マスクの効能について、よく言われるのが、

「マスクは本来、飛沫に含まれているかもしれないウィルスが他者にかかるのを防ぐもの」

一見もっともらしい説明ですが、果たしてそれを検証したデータはあるのでしょうか。

飛沫感染を証明するには
●飛沫に含まれるウィルス量
●感染に必要な(活性のある)ウィルス量
この2つの定量的データが必要不可欠です。なのに、世界中のどこにもそのデータがありません。
また、仮に飛沫からの感染があるとしても、「(ミクロレベルでスカスカの)マスクで飛沫の飛散を防げるのか」という別の問題があります。

不織布マスクの穴の大きさがウィルスの50倍以上あるのは、もはや常識ですね。だから「ウィルス通り放題では?」と指摘すると、必ず返ってくる反論が「ウィルスは飛沫にくるまれている。飛沫はマスクの穴より大きいのでキャッチできる」というものです。
仮にマスクが飛沫を止めたとして、では、マスクに付いたついたウィルスは、いったいどこへ行ってしまうのでしょう? 飛沫の水分とともに蒸発してしまうとでもいうのでしょうか。

私の知る限り、マスクに残ったウィルスの行方をきちんと説明した「マスク推奨専門家」は一人もいません(あえてその点には触れないようにしているみたい)。
どうも「感染症専門医」や「公衆衛生専門家」の方々は、ウィルスという「物体」の「物理的側面」には、まるで考えが及ばないようです。

1粒の飛沫に100個のウィルスが入っていたとします。マスクがそれをキャッチすると、水分はすぐにマスクの繊維に吸収され、ウィルス100個の塊がマスクに残ります。
マスクを着け続けていると、多くの飛沫が付着するので、いずれ内側は「ウィルスの塊だらけ」になるはずです(たわわに実ったブドウの房をイメージしてください)。10粒の飛沫を阻止すれば1000個、100粒の飛沫を阻止すれば1万個の「ウィルス塊」ができるわけです。
朝から晩までマスクを着け続けていたら、いったい何十億、何百億個の「ウィルス塊」が作られるでしょう。
ずれたマスクを引っ張って直す指先には、その「ウィルス塊」がべったり付きますし、ゴムを弾いた衝撃で、乾燥した大量のウィルス塊(飛沫の水分に閉じ込められていない)が空気中に勢いよく放たれます。
もちろん、むき出しになったウィルスは、いくら静電気で固まっていても、ちょっと強く息を吐けば、自分より50倍も大きい「マスクの穴を通り放題」です。

つまりマスクとは、ウィルスを集める「濃縮装置」であり、少し間を置いて、飛沫をエアロゾルへと変える「変換器」なのです。
だから、「感染者ほどマスクをしないほうがよい」のです。ウィルスが濃縮されたエアロゾルを周囲にまき散らすからです。
デルタ株(飛沫感染型)からオミクロン株(空気感染型)に変異させた「淘汰圧」の一つが「マスク」であった可能性が大いにあります。

ウィルス感染では、ウィルスの「曝露量」が問題になります。微量なら吸い込んでも自然免疫が処理してくれるため、感染は起こりません。でも、大量になると、自然免疫の対処が追いつかず、細胞侵入→ウィルス増殖(発症)となります。

マスク着用が厳しいところほど重症者が多いというデータがあります。病院や施設などでの「院内感染」です。
入院患者や施設入所者は、もともと体力が低下しているので重症化しやすいのですが、それに加えて、マスクのせいで濃縮された「ウィルス塊」が空気中を飛び交っていることも原因ではないかと考えます。
院内感染を防ぐには、マスク着用をやめて換気を行うことが極めて重要です(どこかの施設が思いきってこの方策を採れば、はっきり結果が出るはず)。

というわけで、「マスクが飛沫の飛散を防ぐ」というのは、通販で売っているダイエットサプリ同様、「何となくそんな気がする」という個人の感想にすぎません。

たとえ1000人、1万人の「専門家」が何を言おうが、

マスクはいかなる条件下であろうと、(ウィルス感染症に対して)百害あって一利なし

(ウィルスの物理的側面も加味した)科学的知見に基づく結論には、微塵のブレもありません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?