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憐れみと蔑みのバラード

四六時中しっかりマスクを着けていた。
感染対策の徹底している店しか行かなかった。
出入りの際はアルコール消毒を欠かさなかった。
ワクチンも3回(あるいは4回)打った。
なのに新型コロナに感染し、高熱で1週間苦しんだ。
今も体調がすぐれない。
でも、ワクチンのおかげで、この程度で助かった。
ワクチンも打たず、マスクもしない「コロナ茶番派」のやつらは、自分が感染したときにきっと後悔する。俺以上に苦しい思いをするはずだから。
ざまあみろ。自己責任なんだから、絶対に病院になんか行くんじゃねえぞ!

といった趣旨の「怨嗟の声」をツイッター界隈で目にします。
ちょっと前は、ワク推進派の医療関係者の中にも、似たような投稿をしている人間がいました。

さて、ここで現実世界をゆっくり見回してみましょう。
コロナ騒動が始まってから3年以上、ワクチン接種が始まってからもすでに2年経ちますが、投稿主が切望するように「未接種・ノーマスクで感染し後悔する人」が、果たしてどのくらいいるでしょうか。

残念ながら、私の身の回りには、私も含め「未接種を悔やむ人」はただの一人もいません。というより、誰もコロナにかかっていない(笑)。
皆さん、「打たなくてよかった~」と胸を撫で下ろしています。

「きっと後悔する(だろう)」という言い方から見ると、投稿主の周囲にも、いまだ「後悔する人」はいらっしゃらない様子。
接種開始から2年も経つのに、です。
期待に反して、今後何年経とうと、そんな人間は間違いなく現れないでしょう。

以上の条件を総合的に勘案すれば、論理的な正解は一つしかありません。

なまじ「感染対策」なるものを行わないほうが、逆に新型コロナにかかりにくい。

いや、私も含め、日本人の99%は、ほぼ確実に、3年の間に一度は新型コロナウィルスを吸い込んでいます。ただ、No感染対策、Noワクチンのおかげで、「鼻風邪っぽい」程度で終わったということです。
そのときにできた「自然感染によるマルチ抗体」が働いて、次々と生まれる変異株にもきちんと対応できているのです。

冒頭のようなツイートを見るたび、憐憫と侮蔑の入り混じった感情が込み上げくる、今日このごろのこながさんでした。




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