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マスクは、ただの「御守り」

コロナウィルスとインフルエンザウィルスは、大きさがほぼ等しく、スパイクを持つ形状もそっくりです。違いはRNAの塩基配列。
各国政府のデータを信用するなら、新型コロナの流行と同時に、インフルエンザウィルスがほぼ地上から姿を消しました。

ほんの1年前、世界的カルト集団「コロナ真理教マスク派」の信者の多くが、「(霊験あらたかな)不織布マスクのおかげでインフルエンザは防げたが、ずっと強力なコロナには敵わなかった」と主張していました。自分たちで「マスクでコロナは防げない」と認めていたのです。
ところが、さらに感染力を増したデルタ株、オミクロン株が登場し、「PCR検査陽性者(感染者に非ず)」が急増してもなお、あらゆる場所で偏執的なまでに「マスク着用」を強制し続けました。

「マスクでコロナは防げないが、感染予防にマスクを着けろ」

明らかに矛盾・論理破綻しているのですが、彼らは何の疑問を持たなかったようです。それこそ、マスクが「感染対策」ではなく、非科学的な「御守り(迷信)」あるいは「社会的免罪符」にすぎないことのあかしです。

世界中で屋外・屋内を問わず「脱マスク」が加速しています。ようやく我が国・日本もそちらに舵を切り始めましたが、いまだに「専門家」を自称する輩や都道府県知事たちが激しい抵抗を示しています。「マスクを外せば感染が急拡大する」と言い張っているのです。
今現在、ほぼ100%の人がマスクを着けているにもかかわらず、毎日の「新規陽性者数」は増減の波を繰り返しています。これは明らかに「マスクと感染拡大・収束に相関関係はない」ことを示唆していますが、彼らの曇った目には映らないようです。

そもそも「インフルエンザは防ぐがコロナは防げない」マスクとは、どんなものでしょう。
冒頭述べたように、両方のウィルスは「外見上」は区別がつきません。「インフルエンザは止めてもコロナは止められない」などということはあり得ません。
それとも、30枚入り498円程度の不織布マスクには、瞬時にウィルスのRNAを解析する驚きの「超ハイテク機能」が備わっているとでもいうのでしょうか。
コロナウィルスが通過するならインフルエンザウィルスも通過するはずですし、インフルエンザウィルスを止められるならコロナウィルスも同様に止められなければ、おかしな話です。


私は、「インフルエンザ消滅」の理由は2つあると考えています。

①「ウィルス干渉」が起こった
「同一宿主の細胞内で複数のウィルスは共存できない」という現象があります(まったく別種のウィルスなら共存可能)。椅子取りゲームのようなもので、先にコロナウィルスが陣取ってしまうと、後から来たインフルエンザウィルスは居場所を失うのです。すごすご退散するしかありません。
この「ウィルス干渉」が、インフルエンザの流行を阻止した要因でしょう。

②コロナもインフルエンザにカウントされた
PCR検査の最大の弊害です。PCRは、ターゲット(コロナ)の遺伝子を発見する手法なので、100個のうち99個がインフルエンザウィルスであっても、1個のコロナウィルスが見つかれば「陽性」と判定します。そして、「陽性」結果が出れば、いやおうなく「コロナ感染者」にカウントされてしまいます。つまり、「コロナ感染者の中に相当数のインフルエンザ感染者が混ざっている」ということです。
医師も認めるように、インフルエンザとコロナの症状はそっくりで区別が難しい。仮に体内にコロナウィルスの遺伝子が存在していたとしても、病気の実際の原因はインフルエンザウィルスだった可能性があるのです。

善意の医師の中には、インフルエンザを疑い、念のため両方の検査をした人もいるでしょう。それでも、PCR検査で「陽性」になった場合、「コロナ感染者」として届け出る義務があるため、保健所や自治体の集計上は、やはり「コロナ感染者」扱いとなります。

これが「インフルエンザ消滅」のからくりです。

もとい。
「マスクは感染予防になる」と主張する人は、まず、ほんの1年前には「マスクでコロナは防げない」と言っていたことを釈明する必要があります。
そして、私が繰り返し述べているように、マスクの効果を(単なる個人の感想ではなく)「物理的」に説明しなければなりません。
加えて、マスクを着用することで生じる数々のデメリット(リスク)を上回るメリット(ベネフィット)も証明する義務があるのです。


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