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現実のデータが「ワクチン効果なし」を見事に証明している
まず、「100人のグループ」を想像してください。まだ「感染」も「ワクチン」もない、まっさらのグループです。
<第1波>
そこに「Xウィルス」の「第1波」が訪れます。
このウィルスを「感染率10%」と仮定すると。「100人のグループ」なので、10%の10人が「感染」します。
第1波における「総感染者数」は10人となります。
ここで、さっそうと「ワクチン」が登場します。
「ワクチン」の接種率を80%とすると、100人中80人が「接種者」、20人が「非接種者」となります(ここまでは大丈夫ですね?)。
<第2波>
この「100人のグループ」を「変異株」による「第2波」が襲います。「変異株」では感染率が10%→15%に上がったものとします
今度は100人中15人が「感染」しますが、内訳はこうなります。
非接種者20人×感染率15%=3人
接種者 80人× 15%=12人
ただし、ワクチンの効果により、「接種者」の「感染」が3分の2は抑えられるとします(3分の1はブレークスルー感染)。
12人の3分の1なので、ワクチンを接種した「感染者」は4人(8人は感染予防成功!)。
非接種者3人+接種者4人=総感染者数7人。
ワクチンのおかげで、第1波の10人から3人減りました。
ここで免疫を強化するための「ブースター接種」が行われます。
ただし、一度目の副作用がひどかったせいで拒否が相次ぎ、80人の「接種者」のうち、半数の40人しか行われませんでした(再接種率50%)。
<第3波>
さらに変異した「第3波」が訪れます。感染率が15%→20%に上がっています
今度は100人中20人が「感染」するわけですが、その内訳はこうなります。
非接種者 20人×感染率20%=4人
1回接種者40人× 20%=8人
2回接種者40人× 20%=8人
ここでもワクチンの効果により、「接種者」の「感染」が抑えられるものとします。
「第2波」で「ブレークスルー感染率」を3分の1と仮定したので、
1回接種者40人× 20%=8人 ×1/3=約2.7人
追加接種の「ブースター効果」で、再感染率がさらに3分の1に抑えられるとすると
2回接種者40人× 20%=8人 ×1/3×1/3=約0.9人
1回接種者2.7+2回接種者0.9人を足して3.6人となりますが、少数点以下を切り捨てして3人としましょう(ワク推奨派に有利な設定)。
非接種者4人+接種者(1・2回含む)3人=7人
「第3波」における「総感染者」は7人で、「第2波」と変わりません。
違うのは、「総感染者」に占める「非接種者」の割合です。
「第2波」では3/7でしたが、「第3波」では4/7に上がります。
ご理解いただけましたか?
この「思考実験」からわかることは、
ワクチンに感染予防効果があるとしたら、感染率が10→15→20%と上がろうとも、
①波が何度押し寄せても「総感染者数」は減少か横ばいになる。新たな波ごとに感染者が爆発的に急増することはない。
②波が繰り返されるごとに、「総感染者」に占める「非接種者」の割合が上がっていく。
では、「観測される現実」はどうでしょうか?
①波が訪れるたびに感染者数が増加している。
②「総感染者数」に占める「非接種者」の割合が逆に下がっている(4分の1~5分の1)。
「思考実験」で得られる結果と現実が乖離しています。となれば、理の当然で、「ワクチンに予防効果があるとしたら」という前提を強く疑わざるを得なくなります。
上記の「第3波」の例では、ワクチンにまったく予防効果がない(ブレークスルー感染を防げない)とき、「感染」する「接種者数16人」は「非接種者4人」の4倍となります(くしくも、現実のデータと合致します)。
もちろん、「感染率」も「ワクチンの予防効果」も、この「思考実験」のために恣意的に設定した数値ですので、実態をそっくり反映するものではありませんが、大事なのは細かい数字ではなく、
ワクチンに予防効果があるなら、こういう傾向が見られる
という部分です。なのに、「観測される現実」は、それとは正反対の傾向を示しているのです。
ちなみに、「ワクチンの予防効果は3分の2より高い」という意見は、かえって墓穴を掘ることになるのでご注意を!
「予防効果が高い」と「ブレークスルー感染者」の数が下がるため、当然波ごとの「総感染者数」も減り、ますます現実のデータと乖離してしまいます。
「連日、非接種者の4~5倍の既接種者が感染している」という事実を説明するには、最低でも「ワクチンには予防効果がいっさいない」と考えるしかありません。
これが、いっさいの感情を排した「思考実験」の結論です。
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