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GPSモジュールNEO-6Mの使い方

 鋭意開発中のドッグトラッカー”犬走”。
 現在想定しているトラッカーはGPSモジュールで座標取得→Loraモジュールで送受信という仕様であるからして、GPSモジュールのテストは必須の工程。
 というわけでこの記事ではGPSライブラリの解説と、arduinoと接続して実際に座標を取得する方法でも書いていく。

1.モジュールの選定

 GPSモジュールは怪レい電子部品の宝庫、アリエクから入手した。600円くらいだったかな。
 NEO-6Mという、ドローンなんかの座標取得でもド定番のモジュール。
 ド定番ゆえにリファレンスも豊富で、こんな記事を読まなくても日本語の解説はいくらでもあると思います。
 一応今後予定してる記事の予備情報として記しておくので、プロジェクト”犬走”に興味のある人はお付き合いオナシャス。

2.ライブラリインクルード

 NEO-6Mほどの定番モジュールにもなると使いやすいライブラリがあるもので、今回はMikal Hart氏の”tiny GPS++”をそのまま突っ込んでおきます。
 インクルードしたらスケッチ例に”Full Example”なるスケッチが入ってると思うので、後はそいつをほぼそのままコンパイルするだけ。

3.スケッチ例のカスタム

 まず要注意なのがボーレートで、今後他のモジュールと同接する都合上、9600に統一しておくのが吉。もちろんシリアルモニタのボーレート変更も忘れずに。文字化けします。
 static const int GPSBaud = 4800; → static const int GPSBaud = 9600;
 Serial.begin(115200); → Serial.begin(9600);
 次に状況に応じてシリアル通信用のピンを指定。モジュールを単独で使うなら、別にここはデフォルトでもいい。
 SoftwareSerial ss(RXPin, TXPin); //必要に応じて任意のピンを指定。このスケッチの場合、static変数でstatic const int RXPin~などと記述してあるので、そこら辺をいじる。 
 static const int RXPin=4; → 0,1を除く任意のピンに。
 static const int TXPin=3; → 0,1を除く任意のピンに。
 UART通信では基本中の基本だけど、RXpinで指定したピンとモジュールのTXを接続すること。TXpinはその逆にモジュールのRXと接続する。
 arduino<-> NEO-6M
 RX<->TX
 TX<->RX
 5V<->VCC
 GND<->GND
 配線完了したらあとはarduinoに書き込むだけ。
 開けたところに30分ほど放置しておくとシリアルモニタに座標を表示してくれるはず。衛星を捕捉するとモジュールのLEDが光るので分かりやすいと思う。

 無事に日本国の緯度を取得したので、これにてGPSのテストは終了。
 次回は日本語の情報もあまり無いE220に関して記しておこうと思う。

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