ファイ

私が1番好きな生物を語りたい
それはオウムガイである。

好きな理由は大きく分けて3つある。
順から紹介する。

1.体の構造が簡易的な潜水艦である。
殻の内側、隔壁に液体を貯めることができ、その量によって浮力を調整する事ができる。
いわばバラストタンクを体に自然に備えている。

2.好きな作品、「海底2万マイル」に出てくる潜水艦「ノーチラス号」の「ノーチラス」はオウムガイの学名。

3.計画された偶発性理論
オウムガイはアンモナイトの祖先であり生きた化石と呼ばれている。では何故子孫であるアンモナイトが絶滅し、オウムガイが生き残ったのか。

アンモナイトは爆発的に繁殖し、海はアンモナイトだらけになった。その結果、浅くて温かい海はアンモナイトに占拠された。オウムガイはアンモナイトに迫害され暗く寒い海底に追いやられた。

ある時、隕石が地球に衝突しその衝撃で砂が巻き上がり、太陽が隠れてしまった。
その結果、海水の温度が下がり、アンモナイトは生息できなくなって絶滅した。

一方、オウムガイは深海に生息していたため、温度の変化が少なく、あまりダメージを受ける事がなかった。その結果、現在までオウムガイが生き残っている。

この話を聞いて私は「自分とっては好ましくない環境が実は自分にとって有利に働いている可能性がある。諦めなければ思いもよらない良い事が起こるかもしれない。」と学んだ。

最後に好きな言葉を
「人生はクローズアップで見れば悲劇、ロングショットで見れば喜劇」

私は人生に期待はしないが、希望を持って生きていきたいです。


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