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#3【幼稚園】【保育所】【子ども園】2学期のスタート!楽しい保育は必ずできます!そのために大切なこと【2つ目】

 🦗リーンリーン♪リーンリーン♪
   リーンリーン♪
   コロコロコロコロ🎶
   コロコロコロコロ🎶

 昼間の園庭はまだジリジリと暑いのですが、水分補給に保育室に戻ってきた時に、秋の虫の音が聞こえていたら、素敵ですよね、ホッとしますね。

 秋の季節のうたとして、秋の虫達のうたをクラスでも歌うと思います。
同時に、本物の秋の虫の声も、子ども達に聞かせてあげたいですよね!
子ども達と秋の虫達との合唱遊び、オーケストラ遊びなど、楽しそうですね!

 お住まいの自治体で、様々な子ども向けのイベントが工夫されていると思いますが、児童館や昆虫館、図書館などで、秋の虫にまつわるイベントが各種、催されていると思います。保育の中で、それらを参考にしたり取り入れたりできると、ずっと保育が楽しくなると思います!

 自治体の子ども向けのイベントや催し物を、日頃の保育と組み合わせていこうと思うと、保育の年間の見通し・計画が必要になってくるのです。「(9月の)今日の保育の気付きを、来年の(9月の)保育に活かす」というマインドで常にいると、見通しを持った保育をする事ができるようになります!


 少し自身を失っていても、保育が楽しくなる!コツ、【大切な3つ】のこと。↓↓

⑴正直でいること。誠実であること。(前回の記事でお話ししております)
⑵保育計画は、「長期」「中期」「短期」を持っておく。(準備は早め早めに)
⑶とにかく話す。(子ども達と、周りの先生方と、保護者の方々と)

 今回説明いたしますのは↓↓

⑵保育計画は、「長期」「中期」「短期」を持っておく。(準備は早め早めに)
具体的にどういうこと?


▶︎「長期」の保育計画のカレンダー①②③を常に目につくところに。(机周りなど仕事スペースが理想です。メモを書き込む時は個人情報を守ること)※②③が一緒でも大丈夫🙆


 ①入園から卒園までのカリキュラムカレンダー(各園で作成されているもの)
 ②学年の1年間(4月〜3月まで)の遊び・行事の計画表
 ③クラスの1年間(4月〜3月まで)の遊びの計画表

 これだけで、毎日の保育を見通しを持って進める事ができる、心の余裕が出てきます。

「次にこうしたいと思っているから、今この遊びをしよう」
「この遊びが子ども達の中で盛り上がっているから、来月に計画している次の活動に繋げるにはこんな環境を準備しよう」など、主体的に子ども達の興味や育ちに即した保育を考えていけるようになります。

(例えば、3学期に生活発表会があれば、それに向けての遊びは1学期から少しづつ始めます。そうすることで、子ども達は自然に無理なく力が育ち、自信をもって発表会を経験できます。)

 忙しい保育活動の中で、「その場その場の子ども達への対処で終わってしまう」「先輩の先生に言われたからやる」ことばかりでは、せっかく一生懸命頑張っているのに、充実感を味わうことが難しいですよね。

 このような話を皆さんにしている筆者自身はどうだったかと言えば、現役時代は「見通しを持つのが苦手」でした。園のカリキュラム、遊びの年間計画という長いスパンのカレンダーは、大事にファイルにしまい込んでいました。職員会議の時に、慌てて探し出す!というドタバタな状態だったのです。


 私の勤めていた市内の幼稚園では、保育に関する研究会・研修会が盛んに行われていました。園内だけでも、それぞれのクラスの子ども達の育ちや、遊びの環境づくりを先生達で見合ったり、保育カリキュラムの見直しなども継続して行われていました。


 そうなると、しんどいけれど、年間計画や中期計画も研究資料に組み入れて保育案を考えて実践する日々ですので、見通しを持ちながらの保育になり、保育が楽しいのです!


 その時の喜びや反省から、今現役で頑張っておられる先生方には、その大切さをお伝えしたいのです。長期スパンで保育を考える習慣をつけると、ぐんと保育が楽しくなります!


▶︎「中期」の保育カレンダーは、常に持ち歩くノートやファイルなどの、開けばいつでも目につくところに。

※形式は自由ですが、見開き1ペ-ジにおさまる(開いて開いての折りたたみ式でも。パソコンでも。)のが見やすくて理想的です。

→私が提案する、「中期」は、「学期ごと」です。園によって、カリキュラムの組み方が様々だと思いますので、ここは、先生方のやり易い区分で試してみてください。今の2学期ですと、「9月・10月・11月・12月・冬休み(1月)」くらいを目安にカレンダーを作ってみてください!

 ・手書きが得意な方、パソコンが得意な方それぞれに、楽しく作成してください。形式も、自分が分かればいいので、自分なりにカスタマイズしていってください。

 ・事前に書き込む項目として、「行事」も大切なのですが、中期スパンの「遊びのねらい」も大まかに決めておくと、遊びや活動が楽しくつながりやすいです。

「行事」は遊びの一つとして捉えて、「遊び」が「行事の練習」「行事の準備」だけになってしまわないように気をつける事ができます。


▶︎「短期」の保育案は、1〜2週間の計画表です。

→毎週作り直す、手直しをするのが理想です。子ども達一人ひとりの遊びの様子から、次の遊びの援助や環境構成を考えていくものだからです。

 各クラスの担任の先生方が、この短期案をもとに、学年ミーティングなどで子ども達の様子や課題、遊びの流れ、環境、配慮の必要な保護者への対応などを共通理解していきます。※これがめちゃくちゃ大切です!!

→何となく分かっている遊びの流れや環境、子ども達への援助支援を、より具体的に意識する。

 自分の中だけでわかるのではなく、チーム保育として周りの先生方にクラスの様子や悩みを分かってもらう、アドバイスをもらう、気付けていなかった子ども達の姿を教えてもらう。その話し合いのベースにもなる、大切な資料です。

・形式は自由です!作ることは、それが目的ではなく、手段です。形式を話し合うのも勉強になりますし、自分なりに工夫しながら変えていきながらでいいと思います。

※子ども達や保護者の方々の情報は大切に取り扱いましょう※


 そして、今日の保育を振り返りながら明日の保育を考えます。(日案です。形式自由)

 TODOリストにならないように注意です。子ども達の姿を予想してください。具体的な言葉がけや援助支援を考えます。

 突発的なことが起こっても、想定内として落ち着いて対処できます。

 自然と臨機応変さが身につくのです。目の前の子どもだけでなく、少しづづ視野が広がりますよ!大丈夫です!

しかし!
※書類作成に追われることは、筆者の本望ではありません。※

 ただでさえ忙しい先生方です。ご自分なりの方法で短期、週の見通しを持たれて保育を進めていかれていると思います。

 何から手をつけていいかわからない場合は、信頼できる先輩先生に相談してみましょう!持ち帰りの仕事として捉えられる場合もあるので、なかなかそれも無理なら、

100均で売られているスケジュール帳を1冊用意して
家に眠っているノートを再利用して

 自由に書いてみてください。10月にはどんな遊びを広げていきたいか。

今困っていることは何か。

保育をしていて嬉しかったこと、楽しかったこと、感動したことを書いてください。

 そして、明日の保育を、明日の子ども達の姿を思い浮かべてみてください。

 頭の中を整理して、心を整えて、楽しく保育ができるようになるはずです。


 次回は大切なことの3つ目。【とにかく話す】について
お話ししたいと思っております。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
新学期スタートの疲れが出ませんように、この週末、リフレッシュしてください!
健康第一で、無理なくお過ごしくださいね。

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